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2025.05.9

「うちの子、いつもケアレスミスばかり…」と言う前に知っておきたいこと

■ はじめに

「ちゃんとわかっているのに、またケアレスミス…」「何度も同じところで間違える!」
そんな風に、お子さんのテストや宿題を見てガッカリしたことはありませんか?

 

でも、少し立ち止まって考えてみましょう。
本当にそれは“ケアレス(不注意)”なのでしょうか?
子どものミスを「うっかり」で片付けてしまうと、大事な原因を見逃してしまうかもしれません。

 

ケアレスミス=「ただの不注意」ではない

「ケアレスミス」とは、本来は「注意を払えば防げたミス」とされます。
ですが、実際の子どものミスには、不注意以外の要因がたくさん潜んでいます。

例えば、以下のようなケースがよく見られます

 

✅式の立て方があいまいで、途中で混乱 

✅数字や記号の書き間違い(6と9を間違える、符号の抜け) 

✅問題を読み飛ばしてしまう(「全部答えなさい」を見落とす) 

✅急いでやって、見直しする時間がない

 

こういったミスは「注意力がないから」ではなく、知識の整理不足時間配分の問題勉強の姿勢・習慣の課題が背景にあることが多いのです。

 

「なんでこんなミスするの?」はNGワード

お子さんがミスをしたとき、つい口にしてしまいがちな言葉があります。

 

「なんでこんなミスをするの?」
「また同じところ間違えてるじゃない!」
「ちゃんと見直したの!?」

 

これらは、大人からすると“もっと注意して”という励ましのつもりかもしれませんが、子どもにとっては「責められている」「怒られている」と感じてしまいます。すると、反発したり、萎縮したりして、逆にミスが増える原因にも。

大切なのは、「どこで・なぜミスしたのか」を一緒に整理することです。

たとえば

 

✅「この問題、途中までは合ってるね。どこで間違えたと思う?」

✅「これ、引き算になってるけど、どうしてそうしたのかな?」

 

といったふうに、原因を一緒に“発見”する会話に変えると、子どもも前向きに取り組めるようになります。

 

「見直しの仕方」を教えていますか?

よく「見直しをしなさい」と言いますが、実は多くの子どもは見直しの具体的なやり方を知らないままです。

ただ答えを見ているだけでは、ミスに気づけません。

 

✅計算は、逆算や別の方法で解き直す

✅問題文を音読して確認する

✅自分の答えと問題文が合っているか照らし合わせる

 

こういった「ミスを見つける技術」を教えることで、初めて「見直し」が実際に役立つようになります。

 

保護者ができる3つのサポート

最後に、お子さんのミスを減らすためにできる、保護者のサポート方法を3つ紹介します。

 

ミスのパターンを一緒に探す
「同じようなミス、前もしてたね」と気づいたら、ノートやテストを見返して「ミスのクセ」を確認。書き方?読み落とし?時間不足?をチェック。

 

解き直しを“怒り”ではなく“気づき”の時間に
「間違いを見つけてすごい!」という前向きな声かけを。ミスは「成長のチャンス」だと伝えることで、子どもの気持ちも変わってきます。

 

「どうすれば間違えにくくなる?」を一緒に考える
「線を引く」「ゆっくり読む」「筆算をしっかり書く」など、次に活かすための工夫を、子ども自身に考えさせるのがポイントです。

 

まとめ

計算ミス・ケアレスミスは、単なる「注意不足」ではなく、学習姿勢や習慣の中に原因があることが多いです。
親が「怒る」より「観察して支える」ことで、子どもは自然と自分のミスに気づき、改善できるようになります。

 

「なんでまたミスするの?」ではなく、
「どうすれば、次はできるかな?」という声かけが、子どもの力を引き出す第一歩です。

この記事を書いた人

三浦祐太朗

毎日個別塾5-Days皆実町教室教室長。皆さんが望んだ将来に向けて歩めるように、日々その手助けをさせていただいております。学校の復習から受験に向けた対策、将来の相談など小さなことから大きなことまで、何でも共有出来るような教室を目指しています。この場でも皆さまの手助けになれるよう、様々な情報を発信できればと思います。

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