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「まだ本気を出していないだけ。」
「やればできる。」
勉強の話をしていると、このような言葉を耳にすることがあります。
実際、その言葉通りの生徒もいます。
普段はあまり勉強していなくても、テスト前になると集中して勉強し、良い結果を出す生徒もいます。
しかし、その言葉を何度も繰り返しているうちに、少し気を付けたいことがあります。
「本気を出せばできる」という可能性に安心してしまうことです。
本当に大切なのは、「本気を出せる能力」ではありません。
今日、実際にどんな行動をしたか。
そこに目を向けることが、成績アップへの第一歩になります。
まず最初にお伝えしたいのは、
「やればできる」
という考え方自体が悪いわけではありません。
自分の可能性を信じることは、とても大切です。
「どうせ無理。」
と思ってしまえば、挑戦する気持ちもなくなってしまいます。
ですから、
「自分にはまだ伸びる力がある。」
と思うことは決して悪いことではありません。
問題になるのは、
その可能性だけを信じて、行動しなくなることです。
「今回はまだ本気じゃなかった。」
「次のテストは頑張る。」
「受験になったら本気を出す。」
こうした言葉を繰り返していると、
本気を出す日はどんどん先送りになっていきます。
そして気が付けば、
定期テストが終わり、夏休みが終わり、受験直前になっていた。
そんなことも珍しくありません。
時間は待ってくれません。
「いつか本気を出す。」ではなく、
「今日、何をするか。」
その積み重ねが未来を作ります。
勉強は、「やる気」だけでは成績は上がりません。
どれだけ、「今日は頑張ろう。」と思っていても、
実際に机に向かわなければ学力は伸びません。
逆に、最初はあまりやる気がなくても、
机に向かい、問題を解き始めると集中できることもあります。
つまり、
結果を変えるのは、気持ちよりも行動なのです。
例えば、
テストで40点だったとします。
そのとき、
「本気なら80点取れた。」
と言うことはできます。
しかし、それを証明することはできません。
逆に、
80点を取った生徒は、
「80点取れるだけ勉強した。」
という事実があります。
評価されるのは、
「できたかもしれない。」という可能性ではありません。
実際に積み重ねた努力と結果です。
受験でも、高校でも、社会に出てからも、
見られるのは「行動」です。
人は言葉では何とでも言えます。
「今日は勉強する。」
「今週から頑張る。」
「明日から本気を出す。」
しかし、
勉強時間。
解いた問題数。
覚えた英単語。
終わったワーク。
これらは嘘をつきません。
だからこそ、
自分自身を見るときも、
「やる気があるか。」ではなく、「今日は何をしたか。」
を見る習慣をつけてみましょう。
「本気」と聞くと、
何時間も勉強する姿を想像する人もいるかもしれません。
しかし、本当の本気とは、
毎日続けることではないでしょうか。
毎日30分英単語を覚える。
授業の復習をその日のうちにする。
間違えた問題を解き直す。
こうした地道な積み重ねの方が、一夜漬けよりも大きな成果につながります。
本気は、
一日だけ頑張ることではありません。
毎日少しずつ積み重ねることです。
「本気を出していないだけ。」という言葉の裏には、
「今の結果が本当の自分ではない。」という気持ちが隠れていることがあります。
確かにそう思いたくなる気持ちは分かります。
しかし、今の点数も、今の学力も、今まで積み重ねてきた結果です。
まずはその現実を受け止めることが大切です。
現実を受け止めることは、
自分を否定することではありません。
ここから変わるためのスタートラインに立つことです。
「今日から毎日10時間勉強する。」
そんな目標は長続きしません。
それよりも、
毎日30分。
英単語を20個。
数学を5問。
授業の復習を15分。
こうした小さな目標を続ける方が、
結果的に大きな力になります。
本気とは、
大きな決意ではありません。
毎日行動することです。
「やればできる。」
その言葉を、本当に証明できる人になりましょう。
そのためには、
未来の自分に期待するだけでは足りません。
今日の自分が動くことが必要です。
今日勉強した30分は、未来の自分を助けてくれます。
今日解いた問題は、次のテストで力になります。
今日覚えた単語は、受験本番で役に立つかもしれません。
未来は、
「本気を出したら変わる。」のではありません。
今日を頑張ったものにのみやって来るものです。
誰にでも可能性はあります。
しかし、可能性だけでは点数は上がりません。
行動して初めて、可能性は実力になります。
「まだ本気を出していない。」
そう思うなら、今日から5分でも机に向かってみてください。
英単語を覚える。
数学を1ページ進める。
授業を復習する。
その小さな一歩が、
「本気を出せばできる。」
という言葉を、
「本気で続けたからできるようになった。」
という自信に変えてくれるはずです。
可能性を信じることは大切です。
しかし、もっと大切なのは、
その可能性を今日の行動で証明していくことなのです。
5-Days横川教室の教室長。歴史の授業に自信があり、楽しくてわかりやすい解説が好評です。「生徒が誰かに勉強を教えられるほど得意になってほしい」を信念に、日々指導に熱を注いでいます。現在ダイエットにも挑戦中で、目標はあと5kg減!勉強も健康も、日々コツコツ積み重ねを大切にしています。