学校や塾で指導をしていると、
「宿題を忘れました」
という言葉を聞くことがあります。
もちろん、
誰にでもうっかり忘れてしまうことはあります。
体調不良の日もあるでしょう。
急な予定が入ることもあるでしょう。
一度や二度の忘れ物で全てを判断することはできません。
しかし、宿題忘れが頻繁に続く場合、問題は宿題そのものではありません。
その背景には、学習習慣や自己管理の課題が隠れていることがあります。
今回は、なぜ宿題忘れを軽く考えてはいけないのかについてお話しします。
宿題には意味があります。
学校や塾で学んだ内容を、自分で復習するためです。
授業を聞いただけでは、知識はなかなか定着しません。
実際に問題を解き、
考え、
間違え、
解き直すことで理解が深まります。
宿題をしないということは、復習の機会を失うことでもあります。
例えば数学なら授業で理解したつもりでも、自分で解くと意外とできないことがあります。
英語でも、授業中は分かっていたのに後で見ると忘れていることがあります。
宿題は、そうした弱点を発見するための大切な時間なのです。
宿題には提出日があります。
つまり、
決められた期限までにやる約束です。
社会に出ると、
締切や約束は非常に重要になります。
仕事の提出期限。
待ち合わせ時間。
報告や連絡。
どれも約束です。
宿題も本質的には同じです。
「決められたことを決められた日までに行う」
という練習なのです。
宿題を忘れることが習慣になると、
「まあいいか」
という考え方が身についてしまいます。
すると、勉強以外の場面でも、
約束を守る意識が弱くなる可能性があります。
中学生になると、
提出物は成績評価にも関わります。
ワーク。
レポート。
ノート。
プリント。
こうした提出物を期限までに出すことが求められます。
提出物管理は、
急にできるようになるものではありません。
日頃から、
●何をやるべきか
●いつまでにやるか
●どこまで終わったか
を確認する習慣が必要です。
実際、受験学年になってから、
提出物管理で苦労する生徒は少なくありません。
勉強以前に、課題を把握できていない。
締切を忘れる。
ワークが終わらない。
こうした状態になると、
本来の受験勉強に集中できなくなります。
宿題をやらないと、
その日は楽になります。
自由な時間も増えます。
しかし、
その楽さが危険です。
勉強習慣は、
毎日の積み重ねで作られます。
例えば、
毎日30分勉強する生徒と、
気分で勉強する生徒。
長い目で見ると、
大きな差になります。
宿題は、
最も取り組みやすい勉強です。
何をやるか決まっています。
量も決まっています。
つまり、
勉強習慣を作る入口として非常に優れています。
その宿題をやらなくなると、
勉強そのものから遠ざかりやすくなります。
中には、
宿題を忘れてもテストで点数を取れる生徒がいます。
すると、
「点数が良いから問題ない」
と思われることがあります。
しかし、
勉強ができることと、
継続して努力できることは別です。
能力だけで乗り切れる期間には限界があります。
高校でも、
大学でも、
社会に出てからも、
継続する力が求められます。
その土台になるのが日々の習慣です。
5-Daysでは、
宿題を単なる課題として考えていません。
宿題を通じて、
●約束を守る力
●提出物管理の力
●学習習慣
を育てることも重要だと考えています。
もちろん、
分からない問題があることは問題ではありません。
しかし、
やらないままにすることは成長の機会を失うことになります。
だからこそ、
宿題に取り組む姿勢を大切にしています。
「宿題を忘れる」は、
単なる小さなミスではありません。
その背景には、
●約束を守る力
●提出物管理の力
●学習習慣
という重要な要素が関わっています。
もちろん、
一度忘れただけで問題になるわけではありません。
しかし、
繰り返し忘れる状態が続くなら、
そこには改善すべき課題があります。
成績を上げるためにも、
将来のためにも、
まずは目の前の宿題を期限までに終わらせること。
その小さな積み重ねが、
大きな成長につながっていくのです。
5-Days横川教室の教室長。歴史の授業に自信があり、楽しくてわかりやすい解説が好評です。「生徒が誰かに勉強を教えられるほど得意になってほしい」を信念に、日々指導に熱を注いでいます。現在ダイエットにも挑戦中で、目標はあと5kg減!勉強も健康も、日々コツコツ積み重ねを大切にしています。