こんにちは！「夏休み頑張らないと思ったけどあんまり頑張れなかった…」という受験生！
夏の反省を活かし、冬の成果に結びつけるには、秋の行動がカギ！
秋で成績を上げるためのポイントを「心理面」「環境面」「実践面」の３つに分けてお伝えしていきたいと思います。

【1】心理面

秋は気温や湿度がちょうどよく、体力が消耗しにくい。夏のように「暑くてだるい」、冬のように「寒くて動きたくない」ということが少ないです。

じつは、気温や湿度は、学習の集中力・記憶力・作業効率に大きく影響するんです！

人間の脳が最もよく働く気温は20〜23℃前後とされていて、これより暑すぎる・寒すぎると、集中力・判断力・記憶力が低下します。

気温に対する影響は次のようになります。

18℃以下：手足が冷え、作業スピードが低下。思考力も落ちやすい。

20〜23℃：ベスト！集中・思考・記憶すべてに好条件。

25℃以上：眠気・だるさ・集中力の低下が起こりやすい。

また、最適な湿度は40〜60%と言われていて

湿度が高すぎると、蒸し暑さ・不快感・眠気が出やすく、逆に湿度が低すぎると、喉が乾燥しやすく、風邪や集中力低下の原因になります。

このような理由で、秋は気候的にも集中しやすく、心理的にも毎日のルーティンに勉強を組み込みやすくなります。

【2】環境面

心理面でお伝えしましたように秋は気候的に学習しやすいため環境面の観点からも適していると言えます。

しかしながら、それだけでは逆転することはできません。

集中できる空間づくりをすることが大切です！！

面談等で「スマホやゲームばかりしていて勉強をしていない」ということをよくお聞きします。

スマホやゲームをすることが自体は問題ありません。

しかし、スマホやゲームから得られる情報が多く得られます。それ故にせっかく学習したことを忘れてしまうことに繋がってしまいます。

「脳は不必要な情報を忘れるようにできている」ということが脳科学的に言われています。

脳にとって、「すべての情報を覚えておくこと」はできず、必要な情報と不必要な情報を取捨選択することで、必要なときに重要な情報をすぐ取り出せるようになっているため、スマホをいじる際にYotubeやSNSのように自分の興味のある情報が多くあるものを視聴しすぎると、せっかく学習したものを忘れてしまうことに繋がってきます。

そのため、抜き程度に視聴するは良いのですが視聴しすぎ内容に注意が必要です。

学習する際はスマホは別の場所に置くなどの工夫が必要になります。

また、「音楽を聴きながら勉強すると効率が上がるか下がるか？」と質問を受けることがありますが、これは場合により、歌詞付きの音楽は基本的にはNGだと言われています。

歌詞があることで無意識に言葉を処理しようとするため、読解や英語学習、記憶の作業と干渉し、学習効率が下がってしまうと言われています。

暗記・読解・英語・数学思考をする際は避けた方が良いかもしれませんね。

この秋から学習できる環境を整えて学力アップさせましょう！！

  まずはご相談ください！  

【3】実践面

ここからはどのように実践していくか３つに分けてお伝えしていきたいと思います。

① 目標を明確にする

定期テストや模試で何の科目を、どのくらい上げたいかを具体的に設定しましょう。

②模試・テストを分析し、弱点克服に集中

定期テストや模試で苦手分野の洗い出しをしてみましょう。

テキスト等を頭から復習するのは効率が良いとは言えません。

まずは苦手単元をしっかりと分析してみましょう！

また、点数だけでなく、「なぜ間違えたか」「どこで時間が足りなかったか」も分析してみましょう。国語や数学は特に時間が足りなくなりがちです。がむしゃらに問題を解くのではなく、どこで時間が足りなかったなど分析すると効率よく学習を進めることができます。

③アウトプット中心に切り替える

多くのお子様にみられるのが「インプット」を中心とした学習です。確かにインプットは大切なことですが、本番ではインプットしたことをいかに「アウトプット」できるかが求められますので、ただ覚えるだけではなく問題演習やテスト形式のアウトプットを増やしたり、学習した単元を説明するような練習をするようにしてアウトプットにも力を入れるようにしていきましょう！

【4】まとめ

今回は秋から逆転させるためのポイントを「心理面」「環境面」「実践面」の３つに分けてお伝えしていきました。

しかしながら、まだ気持ちが高まっていないというお子様や家庭で勉強をすることを促しても勉強をする様子がないお子様もいらっしゃると思います。

一度教室にお越しいただき一緒に原因を探していきましょう！