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2025.05.20

「読むだけ」じゃダメだった?最強の勉強法「アクティブリコール」って何?

こんにちは。今回は、『お子様の成績アップに直結する「最強の学習法」』をご紹介します。

 その名も ── アクティブリコール(Active Recall)

お子様が「ちゃんと勉強してるのに結果が出ない」と感じていたら、もしかすると「覚え方」に改善の余地があるかもしれません。

 

「アクティブリコール」とは…

2024年冬に放送されたTBS系ドラマ『御上先生』でも話題になった、いま注目の勉強法――それが「アクティブリコール(Active Recall)」です。

ドラマの中では、松坂桃李さん演じる教師・御上孝が、授業の終わりに突然板書をすべて消し、生徒たちに白紙のプリントを配ります。

そしてこう言うのです。「今習ったことを、教科書もノートも見ずに、再現してみてください。」

つまり、“自分の頭の中から、能動的に思い出す”トレーニング。これが、アクティブ(Active)にリコール(Recall)する=アクティブリコールです。

作中では、次のような実験的なシーンも紹介されていました。

 

(a):1回問題を解いた生徒

(b):2回問題を解いた生徒

(c):10回問題を解いた生徒

 

その成績を比較すると、(a)より(b)は明らかに成績が向上していましたが、(b)と(c)の間には、意外にも大きな差はなかったのです。

これはつまり、「どれだけ長く勉強したか」や「何回解いたか」よりも、“どういう方法で脳に働きかけたか”が、学習効果を左右するということを示しています。

脳は、「何度も読み直した情報」よりも、「一度忘れかけたものをがんばって思い出した情報」をより強く、長く記憶するようにできているのです。

 

家庭でできる!今日から始めるアクティブリコール4のステップ!

やり方を4ステップでわかりやすくご紹介します。
保護者の方もお子様と一緒に実践してみてください!

 

ステップ①:まずは内容をサッと読もう!

教科書や参考書を、まず1回ざっと読みます。

このときは「覚えよう」と力まなくても大丈夫!全体の流れやポイントをつかむのが目的です。

コツは、太字・見出し・図表に注目しながら「ふ〜ん、こういう話か」くらいの感覚で読むことです。

 

ステップ②:教科書を閉じて、自分で思い出す!

ここがアクティブリコールの“本番”です。読んだ内容を、教科書を見ずに思い出してみましょう。

ノートに書いたり、声に出して説明するのも効果的です。最初はうまく思い出せなくても大丈夫。それが“普通”です!

【やり方の例】

・「何を読んだっけ?」「キーワードは?」と自問してみる

・家族や友達に説明してみる(先生になった気分で!)

 

ステップ③:答え合わせ&抜けていた部分を確認!

思い出した内容と、教科書の内容を見比べて答え合わせをします。

「思い出せなかったところ」や「勘違いしていたところ」こそ、大事なポイント!重点的に確認すれば、記憶がグッと定着します。

【ポイント】

・思い出せなかった箇所にはマーカーを引く

・ノートに「次回チェック!」とメモしておくと便利

 

ステップ④:少し時間をおいて、もう一度チャレンジ!

10分〜1時間ほど時間をあけてから、再度思い出す練習をしてみましょう。この「間隔をあけた復習」によって、記憶がさらに強化されます。

おすすめの復習タイミングは「翌日」「3日後」「1週間後」。このサイクルを繰り返すだけで、テスト直前の焦りがぐんと減ります!

試験前には、知識を“レンジでチン”するだけの状態を目指しましょう!

 

「メモリーツリー」による「アクティブリコール」術!

「メモリーツリー」とは、知識を“木の枝”のように広げて整理する学習法です。

木の幹にあたる【大テーマ】から、枝葉のように【関連知識】を展開していくことで、情報が自然と頭に残りやすくなります。

アクティブリコールと非常に相性の良い、思い出し中心の勉強法です。

1番上の画像は、歴史の「江戸時代」をテーマにしたメモリーツリーです。

「どの知識が、どこに、どうつながるか」を視覚化することで、点だった知識が線になり、やがて「知識の木」に育っていくのです。以下の3ステップで、誰でも簡単に作成できます。

 

ステップ①:大きなテーマ(幹)を決めよう

まずは、学習の中心となるテーマを1つ選びます。例:「植物の分類」「比例と反比例」「英文法:時制」など。

 

ステップ②:テーマに関係するキーワードを広げる(枝・葉)

テーマに関係するキーワードや具体例を、思いついた順にどんどん書き出していきましょう。このときは順番にこだわらず、自由に枝を伸ばしてOK!

 

ステップ③:自分の言葉でつなげてみる

単語をただ並べるだけではなく、「なぜ?」「どう違う?」と自分に問いかけながら、関連性を自分の言葉でつなげていくのがポイント

この作業こそが、アクティブリコールの実践につながるのです!

 

「質問カード」でその日の授業をアクティブにリコール!

5-Daysでは、授業の始まりと終わりに「質問カード」を記入する時間を設けています。開始時には学校の授業に対する質問、終了時には塾の授業内容に対する質問を書いてもらいます。

質問を書くにはまず、「今日の授業はどんな内容だったか?」を思い出す必要があります。この振り返りの過程こそが、自然とアクティブリコールにつながっているのです。

もちろん、質問が思い浮かばない生徒さんもいます。

その場合は、質問欄を使って「覚えた公式」や「覚えた英単語」などを箇条書きでまとめてもらっています。

 

――ただ、それだけです。

 

この「思い出す」行動を日々繰り返すことで、記憶は確実に強化されていきます。授業を受けたり、ノートを取ったりするだけが勉強ではありません。

自分の頭で考えて振り返ることこそ、本当の学習時間だと私たちは考えています。

 

少しでもご興味をお持ちの方は、ぜひお近くの「毎日個別塾5-Days」までお問い合わせください!

この記事を書いた人

波多江泰宏

こんにちは!5-Days 野芥教室の教室長、波多江です。このページをご覧いただき、ありがとうございます! これまで多くの生徒さんと関わる中で感じているのは、「勉強がちょっと苦手かも…」という子ほど、ふとした瞬間にぐんと伸びる力を持っているということです。だからこそ、まずは「できた!」という小さな成功体験を積み重ねること、そしてそれを毎日しっかり承認することがとても大切だと考えています。当教室では、ただ知識を教えるだけでなく、「自分で勉強する力」を育てることを大切にしています。学校のテスト対策はもちろん、将来にもつながる“本物の学力”を、私たちと一緒に身につけていきましょう!皆さんにとって安心して通える教室、そして前向きな気持ちになれる場所を目指して、スタッフ一同、日々取り組んでいます。 まずは体験授業や教室見学だけでも大歓迎です!お会いできるのを楽しみにしています!

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