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「勉強と食事って関係あるの?」
「おやつは勉強の妨げになるのでは?」
実はその逆で、食習慣は集中力・記憶力・思考力に密接に関わっていることが、近年の研究で分かってきています。
特に「15時のおやつタイム」は、血糖値や脳の働きの観点からも、学習効率を高めるベストタイミングとも言えるのです。
今回は、学力をサポートする食習慣のポイントや、家庭でできる簡単な工夫をご紹介します。
脳は、体重のわずか2%ほどしかありませんが、1日に使うエネルギーの20%以上を消費します。
その主なエネルギー源が「ブドウ糖」。
勉強に集中するには、脳に安定したブドウ糖を供給し続けることが大切です。
しかし、昼食から夕食までの間にブドウ糖が不足すると、集中が続かない、思考が鈍る、イライラするといった“午後のだるさ”につながってしまいます。
ここで登場するのが「15時のおやつ」。
軽い補食によって血糖値を安定させ、脳のエネルギー不足を防ぐことで、夕方の学習の質がぐんと上がるのです。
もちろん、おやつなら何でもOK!というわけではありません。
「集中力を高める」「血糖値の急上昇を避ける」など、いくつかのポイントを押さえると、学習の効果を高める“賢いおやつ”になります。
● オススメ①:果物・ドライフルーツ
自然な糖分とビタミンが含まれ、脳に必要なエネルギーをやさしく補給。
特にバナナやリンゴ、プルーンなどが◎。
● オススメ②:ナッツ類
クルミ・アーモンド・カシューナッツなどは、脳の働きを助けるオメガ3脂肪酸やビタミンEが豊富。
噛む刺激も集中力アップに効果的です。
● オススメ③:ビターチョコレート
カカオ成分には、記憶力や注意力を高める成分が含まれています。
食べすぎには注意しつつ、ひとかけらを“集中のスイッチ”に。
● オススメ④:焼き芋・蒸し芋
腹持ちもよく、血糖値の上昇も穏やか。
自然な甘みで満足感も高く、子どもにも人気のおやつです。
逆に、以下のようなおやつは血糖値を急上昇させて、その後に急降下するため、
一時的に元気が出ても、すぐに集中力が切れる原因になります。
● 甘すぎる菓子パンやケーキ
急激な血糖値上昇→急激な下降の「ジェットコースター血糖」に。
眠気・だるさ・集中力の低下につながります。
● ジュース・清涼飲料水
液体の糖分は吸収が早く、満腹感も得にくいため、食べすぎや集中力の低下に直結します。
● ポテトチップス・スナック菓子
脂質と塩分が多く、食べた後にのどが渇いたり胃がもたれたりしやすいため、学習の妨げに。
第4章:家庭でできる「食習慣×学習習慣」の連携術
● 「15時=補食タイム」を習慣化する
あらかじめ「おやつは15時」と決めておくことで、間食のだらだら食べを防ぎ、生活リズムを整えることができます。
● 勉強の前後に取り入れる
「集中タイムの前にエネルギー補給」または「がんばったごほうびおやつ」として活用することで、
学習とおやつをセットにしやすくなります。
● 親子で選ぶ・準備する
週末に一緒におやつを選んだり、手作りしたりすることで、食べることへの意識や楽しみが増し、学習へのモチベーションもUP。
「勉強には集中力が大切」
その集中力を支えるのが、実は「食べること」なのです。
“15時のおやつ”は、ただの楽しみではなく、学力を支える戦略のひとつ。
家庭でちょっと意識を変えるだけで、子どもの学習効率ややる気が変わってきます。
さあ、今日からは「何を食べるか」も、学びの習慣に加えてみませんか?
5-days横川教室の教室長。歴史の授業に自信があり、楽しくてわかりやすい解説が好評です。「生徒が誰かに勉強を教えられるほど得意になってほしい」を信念に、日々指導に熱を注いでいます。現在ダイエットにも挑戦中で、目標はあと5kg減!勉強も健康も、日々コツコツ積み重ねを大切にしています。
体験終了後、面談をさせて頂き、お子様に合わせた今後の学習プランをご提案させていただきます。
定期試験対策・受験対策にも使えます!毎日の学習習慣の定着化、苦手克服などにぜひご活用ください。