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2025.03.8

【おすすめ図書】第5回:かがみの孤城

閉じ込められた少女たちが紡ぐ、心の物語

「かがみの孤城」は、辻村深月によって書かれた小説です。この作品は、学校で居場所をなくした中学生たちが、鏡の中の城で不思議な体験をする物語です。ファンタジー、ミステリー、そして青春小説の要素が融合した、読者の心を揺さぶる感動的な作品です。

主人公のこころは、学校でいじめに遭い、家に引きこもっていました。そんなある日、部屋にあった鏡が光り輝き、その中に入り込むと、おとぎ話に出てくるようなお城にたどり着きます。そこには、こころを含めた7人の中学生が集められていました。

狼の仮面をかぶった「オオカミさま」と呼ばれる少女が現れ、城に隠された「願いが叶う鍵」を探すように告げます。鍵を見つけた者は、どんな願いでも叶えられるというのです。

謎解きと心の成長

少女たちは、鍵を探しながら、城で共同生活を送ります。最初は互いに警戒し合っていた少女たちも、次第に心を開き、それぞれの過去や悩みを語り始めます。

城には、様々な謎が隠されています。なぜ少女たちは集められたのか、オオカミさまの正体は、鍵の秘密とは。少女たちは、謎を解き明かすために協力し合い、友情を深めていきます。

物語は、ミステリー要素とファンタジー要素が巧みに組み合わされており、読者は、少女たちと一緒に謎解きをしていくような感覚を味わえます。そして、謎が解き明かされていくにつれて、少女たちの心の成長も描かれていきます。

いじめ、不登校、そして心の傷

「かがみの孤城」が多くの読者の心を捉えたのは、現代社会が抱える問題に真摯に向き合っているからです。物語の中で、少女たちは、いじめ、不登校、家庭の問題など、それぞれが心の傷を抱えています。

辻村深月は、少女たちの心の葛藤を丁寧に描き出し、読者に共感と感動を与えます。物語を通して、読者は、自分自身の心の傷と向き合い、癒やしていくことができるかもしれません。

読書感想文を書くときのヒント

「かがみの孤城」は、様々なテーマを含んだ作品であり、読書感想文を書くのは難しいかもしれません。読書感想文を書く際には、以下のポイントに注目すると良いでしょう。

  • 自分が最も共感した登場人物とその理由を述べる
  • 物語の中で最も印象に残った場面とその理由を述べる
  • 物語を通して、自分自身の心の傷や成長について考える

また、この物語は、アニメ映画化もされています。映画と原作小説を比較しながら感想を書くのも良いでしょう。

心の孤城から抜け出すために

「かがみの孤城」は、心の傷を抱えた少女たちが、城での共同生活を通して、互いに支え合い、成長していく物語です。この物語は、読者に対して、心の孤城から抜け出し、自分らしく生きることの大切さを教えてくれます。

ぜひ一度、「かがみの孤城」の世界に触れてみてください。

この記事を書いた人

小池 聡

毎日個別塾5-Days東原校教室長。毎年安古市高校をはじめ県内の高校別の対策カリキュラムを作成。 高校には行かず、大検取得後独学で大学へ入学しました。 この経験からひとりで勉強する喜び、辛さ、何より成果を出すためには小さなことを積み重ねる必要があると学びました。 今はそれを教室で生徒に学んでもらっています。 自らが立てた目標に対して貪欲になれるような指導をしています。

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