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2025.06.10

【中学生向け】漢字検定と入試のつながり:将来につながる“言葉の力”を育てよう

 

「漢字検定」ってどんな検定?

「漢字検定(日本漢字能力検定)」は、漢字の「読み・書き」だけでなく、「意味の理解」や「語彙の使い方」まで問う、実用的な検定試験です。学年別の範囲に合わせて級が設定されていて、10級から1級までの12段階があります。級が小さいほど難しく、例えば10級は小学1年生の漢字、1級は大人でも手ごわい新聞の語彙レベルになります。

 

中学生に人気のある級は、5級(小学校卒業程度)から準2級(高校在学程度)あたり。3級(中学卒業程度)は特に目標とされやすく、多くの生徒が挑戦しています。試験では、「読み」「書き」に加えて、「部首」「同音異義語」「対義語・類義語」「熟語の構成」など、さまざまな角度から漢字の力が問われます。

 

中学生が漢検に取り組むメリット

漢検に取り組むことで得られるのは、「ただ漢字を覚える力」だけではありません。中学生にとっては、学習全般を支える「言語の基礎力」が育つのが一番のメリットです。

 

たとえば、社会や理科では「条約」「酸化」「生態系」といった専門語を正しく書く必要がありますし、国語では「この言葉の意味は何か」「文の中で正しく使えるか」が問われる場面が多くなります。漢検の勉強は、それらの言葉の使い方に自然と慣れる良い訓練になります。

また、合格という具体的な成果が目に見えることで、子どもたちに自信が生まれます。「次はもっと上の級を目指してみよう」と前向きな気持ちになり、継続的な学習習慣が身につきやすくなるのも大きな魅力です。

 

〇漢検の級について

どの級を目指せばよい?中学生の目標とする級

中学生が目指すべき級は、学年と現在の実力に応じて異なります。無理のないステップアップが大切です。

 

中学1年生:5級や4級
 中学に入ったばかりの1年生は、まず小学校の復習として5級から始めるのがおすすめ。すでに学んだ漢字をしっかり定着させることで、他教科の理解にもつながります。4級まで取れれば、かなりの語彙力がある証拠になります。

 

中学2年生:3級
 中2は、いよいよ中学全体の学習が本格化してくる時期。3級(中学卒業程度)の取得は、高校受験を意識した準備としてとても効果的です。熟語や文脈理解の問題も増え、応用的な国語力が養われます。

中学3年生:準2級や2級
 受験学年である中3では、準2級(高校在学程度)や2級(高校卒業程度)を目指す生徒も増えてきます。これらの級は、内申書や推薦書に書ける実績になることもあり、入試でのアピールにも役立ちます。特に2級が取得できると、国語力の高さが際立ちます。

 

各級の出題内容と難易度の違い

級ごとに出題される内容がどのように変化するのかをまとめてみました。勉強を始める際の参考にしてください。

 

5級(小学校6年修了程度)
 対象漢字:約1,000字。読み・書きのほか、部首、送りがな、対義語・類義語なども出題されます。初めての漢検にぴったりのレベルです。

 

4級(中学在学程度)
 対象漢字:約1,300字。熟語の構成、文章中での使い方、音訓の区別など、中学範囲の応用的な知識が求められます。

 

3級(中学卒業程度)
 対象漢字:約1,600字。読解や表現の問題もあり、語彙力に加えて読解力・論理力が必要です。入試を意識した学習にも効果的です。

 

準2級(高校在学程度)
 対象漢字:約1,950字。故事成語、慣用句、難読語、書き抜き問題などが加わり、高校生向けの実戦力が求められます。

 

2級(高校卒業・一般程度)
 対象漢字:約2,130字。新聞やニュースで使われる難語、専門用語も含まれ、国語力の証明として価値の高い級です。

 

〇漢検のほかのメリットとは?

高校・大学入試での活用事例

「漢字検定が入試に役立つ」と言っても、どのように評価されるのでしょうか?以下のような具体的な活用例があります。

 

高校入試(特に推薦や私立)
 福岡県内の私立高校では、入試での「加点制度」が設けられている場合があります。準2級で+5点、3級で+3点といった具合です。公立高校でも、推薦入試の書類(調査書)に「資格取得欄」があり、実績としてアピールできます。

 

大学入試(総合型・推薦型選抜)
 大学では、総合型選抜や学校推薦型選抜で資格や検定の取得歴が評価されることがあります。たとえば、九州産業大学などでは、エントリーシートに検定記録を書く欄があり、2級以上で高評価を得られます。

 

また、漢検の勉強で得た語彙力や表現力は、小論文や面接対策にも役立ちます。大学入試においても、「読み・書き・話す」の総合力を支える存在となるのです。

 

各教科とのつながりと復習のコツ

漢字の力は国語だけでなく、すべての教科の土台になります。教科ごとにどんなメリットがあるのかを整理してみましょう。

国語
 → 読解問題で語彙の意味をつかめる/記述問題で適切な語彙表現が使える/古典の言葉に強くなる

 

数学
 → 問題文の理解が速くなる/記述式の証明や説明問題で正確に表現できる

 

社会
 → 歴史や地理の用語(例:幕藩体制、植民地、流域)が正確に書ける/時代のイメージが語彙から想起できる

 

理科
 → 「蒸発」「溶解」「振動」など、現象を正確に表現できる/結果を記述する際に言葉の選び方が正確になる

 

英語
 → 和訳・英作文で適切な日本語力が必要/英語と日本語の文構造の違いを理解する助けになる

 

効果的な学習法とは?日々の積み重ねがカギ

漢検の勉強は、ただ「書いて覚える」だけではなかなか身につきません。以下のような工夫を取り入れて、意味や使い方を意識した勉強を心がけましょう。


 ✅書くだけでなく、声に出して読むことで記憶が定着しやすくなる

 ✅間違えた問題を集めて「ミスノート」を作ると、復習が効率的 

 ✅例文の中での使い方を覚えると、実際の読解力にもつながる 

 ✅学校や塾の友達と「意味クイズ」などをして遊び感覚で学ぶのも効果的

 ✅過去問や模擬問題をタイマーで計って解くことで、本番の時間感覚が養われる

 

公式問題集の活用アドバイス

漢検を受検するなら、日本漢字能力検定協会の公式問題集を使うのがもっとも効率的です。過去に出題された問題をもとに構成されており、出題傾向にピッタリ合っています。


✅レベル感をつかむ:最初に一通り解いてみて、「どこが苦手か」「何がわかっていないか」をチェックしましょう。

繰り返し解く:同じ問題を3回以上解くことで、知識が「定着」します。1回目は確認、2回目で反復、3回目で定着です。

時間をはかって演習:模試形式で時間を決めて解くことで、本番のペース配分も身につきます。

答え合わせは丁寧に:間違えた問題は、解説を読みながら「なぜそうなるのか」をしっかり理解しましょう。

書き取り欄をコピーして使う:1冊の問題集を何度も解くには、ページをコピーして使うのがおすすめです。

 

問題集は“買って終わり”になりがちですが、「どう使い込むか」が合格へのカギ。自分に合ったやり方を見つけて、継続的に取り組みましょう。

 

中学3年間の受検スケジュール例

漢検は年3回(6月・10月・2月)に実施されており、学年ごとの目標を立てやすい検定です。以下は、効果的な受検スケジュールの一例です。

 

中1:5級(6月)→ 4級(10月)

中2:3級(6月または10月)

中3:準2級(6月)→ 2級(10月)

 

中3での2級取得は、大学入試や推薦の書類作成時期(10〜11月)に合わせておくのがベスト。早めにスケジュールを立て、学校行事や塾の勉強と両立できるようにしておくと安心です。

 

まとめ:言葉を育て、未来につなぐ資格

漢検は、ただの漢字テストではなく、「言葉を通して未来につながる力を育てる検定」です。入試のためだけでなく、読解力、表現力、そして考える力そのものが鍛えられます。

 

中学生のうちに3級・準2級・2級と段階的に挑戦しておけば、高校入試だけでなく大学入試や将来の就職にもつながる価値ある資格になります。漢字を知ることは、世界の見え方を変える第一歩です。ぜひ、学年ごとの目標を立て、日々の勉強の中に“漢検習慣”を取り入れてみてください。

 


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この記事を書いた人

波多江泰宏

こんにちは!5-Days 野芥教室の教室長、波多江です。このページをご覧いただき、ありがとうございます! これまで多くの生徒さんと関わる中で感じているのは、「勉強がちょっと苦手かも…」という子ほど、ふとした瞬間にぐんと伸びる力を持っているということです。だからこそ、まずは「できた!」という小さな成功体験を積み重ねること、そしてそれを毎日しっかり承認することがとても大切だと考えています。当教室では、ただ知識を教えるだけでなく、「自分で勉強する力」を育てることを大切にしています。学校のテスト対策はもちろん、将来にもつながる“本物の学力”を、私たちと一緒に身につけていきましょう!皆さんにとって安心して通える教室、そして前向きな気持ちになれる場所を目指して、スタッフ一同、日々取り組んでいます。 まずは体験授業や教室見学だけでも大歓迎です!お会いできるのを楽しみにしています!

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