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2026年7月28日、市立福山高校が第108回全国高校野球選手権広島大会の決勝で広島商業高校に4対3で勝利し、初優勝を果たしました。
市立福山高校にとって、春夏を通じて初めての甲子園出場です。福山市内の高校が全国の舞台に立つことになり、地域でも大きな注目を集めています。
甲子園出場のニュースをきっかけに、次のような疑問を持った中学生や保護者の方も多いのではないでしょうか。
市立福山高校は、野球部だけでなく、大学進学に向けた学習指導、地域と連携した探究活動、国際交流などにも力を入れている公立の中高一貫校です。
この記事では、市立福山高校の偏差値、入試倍率、進学実績、学校の特色、入試の仕組みについて詳しく紹介します。
※本記事で紹介する「市立福山高校」は、福山市赤坂町にある「福山市立福山高等学校」です。「広島大学附属福山高等学校」とは別の学校です。
市立福山高校は、2026年7月28日にマツダスタジアムで行われた夏の高校野球広島大会決勝で、広島商業高校と対戦しました。
接戦となった決勝を4対3で制し、広島大会初優勝。春の選抜大会を含めても、学校として初めての甲子園出場を決めました。
広島商業高校は甲子園での優勝経験もある伝統校です。その相手に競り勝ってつかんだ初出場ということもあり、市立福山高校野球部への注目はこれまで以上に高まっています。
ただ、市立福山高校の特徴は野球部の活躍だけではありません。
もともと大学進学を目指す生徒が多く、学校生活の中では学習、部活動、探究活動、国際交流などに幅広く取り組める環境が整えられています。
今回の甲子園出場をきっかけに学校を知った方にも、ぜひ注目してほしい高校です。
市立福山高校の正式名称は「福山市立福山高等学校」です。
福山市赤坂町にあり、JR福山駅から山陽本線で約5分の備後赤坂駅から、徒歩約10分の場所にあります。福山市中心部からも比較的通いやすい立地です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 福山市立福山高等学校 |
| 所在地 | 広島県福山市赤坂町 |
| 設置者 | 福山市 |
| 課程 | 全日制 |
| 学科 | 普通科 |
| 男女 | 共学 |
| 最寄り駅 | JR山陽本線 備後赤坂駅 |
| 学校の形態 | 併設型公立中高一貫校 |
| 高校の入学定員 | 200人 |
市立福山高校の歴史は古く、1899年に創立された私立女学校を前身としています。1969年に福山市へ移管され、現在の「福山市立福山高等学校」となりました。
2004年には福山市立福山中学校が開校し、広島県東部で初めての併設型公立中高一貫校として、新たな教育を始めています。
市立福山高校の大きな特徴の一つが、福山市立福山中学校を併設する公立中高一貫校であることです。
福山市立福山中学校の生徒は、原則として市立福山高校への進学を前提に学習を進めます。一方、高校から入学する生徒の募集も行われています。
高校全体の入学定員は200人ですが、高校入試で募集される人数は、併設中学校から進学する生徒の人数によって変わります。
2026年度入試では、併設中学校からの進学予定者を除いた高校入試の定員が88人でした。つまり、入学定員200人全員を高校入試で募集するわけではありません。
市立福山高校の倍率を見るときは、学校全体の定員ではなく、その年度の高校入試で実際に募集される人数を確認する必要があります。
市立福山高校では、大学受験に向けた教科学習だけでなく、社会に出た後にも必要となる考える力や行動する力の育成を重視しています。
市立福山中・高等学校では、次の3つの言葉を校訓に掲げています。
学校のキャッチフレーズは「i-dream」です。
「夢をみつけ、夢をはぐくみ、夢をかなえる」という考えのもと、生徒が自分の進路や将来について考えながら学べる教育を行っています。
学校が掲げる生徒像には、地域や社会に働きかける姿勢、多様な考えを認めて協力する姿勢、困難にも粘り強く挑戦する姿勢などが示されています。
今回の市立福山高校野球部の甲子園出場も、最後まであきらめず挑戦する学校の姿勢を表す出来事の一つといえるでしょう。
市立福山高校では、学年ごとに段階を踏んで探究学習を進めます。
高校1年生では「地元探究」に取り組み、福山市内の企業や団体が抱えている課題について考えます。調べて終わるのではなく、関係者と協力しながら企画を立て、解決策の提案や実行まで行うのが特徴です。
高校2年生では「夢プロ」に取り組みます。自分の興味や将来の夢と、地域や社会の課題を結び付け、一人または少人数で活動します。
高校3年生になると、進路希望や興味のある学問分野に合わせた「課題探究」を行います。資料を調査し、論文にまとめるところまで取り組むため、大学進学後の学びにもつながります。
教科書の内容を覚えるだけでなく、自分で疑問を見つけ、考え、相手に伝える経験ができる学校です。
市立福山高校では、オーストラリア、韓国、アメリカ、フィリピン、台湾、ベトナムなど、さまざまな国や地域との国際交流を行っています。
英語を試験のためだけに学ぶのではなく、実際に異なる文化や価値観に触れられる機会が用意されています。
海外研修や国際交流に興味がある生徒にとっても、選択肢の多い学校といえます。
高校1年生では幅広い科目を学び、高校2年生から文系・理系に分かれて進路に合わせた学習を進めます。
少人数学級や面談を通じた進路支援も行われており、生徒一人ひとりの目標に応じた指導を重視しています。
高校入学後に大学進学を考えている生徒は、早い段階から将来の学部や職業について考えることになります。
市立福山高校の偏差値は、民間の高校情報サイトでは55前後が一つの目安として掲載されています。
ただし、偏差値は市立福山高校や福山市教育委員会が公式に発表している数字ではありません。
受験する模試、受験者の集団、判定基準によって数字は変わります。そのため、「偏差値55なら必ず合格できる」「偏差値が届いていないから受験できない」と単純に判断することはできません。
市立福山高校の合格可能性を考えるときは、偏差値だけでなく、次の内容を一緒に確認することが大切です。
特に市立福山高校では、自校で作成した国語・数学・英語の入試問題を使用しています。
一般的な模試の偏差値だけでなく、実際の市立福山高校の入試問題を解き、どの程度得点できるかを確かめることが欠かせません。
2026年度の市立福山高校普通科の最終志願倍率は、1.27倍でした。
| 高校入試の定員 | 最終志願者数 | 最終志願倍率 |
|---|---|---|
| 88人 | 112人 | 1.27倍 |
2026年度は、88人の募集に対して112人が志願しました。
福山市内の公立高校では、福山誠之館高校の1.34倍に次いで高い倍率となっており、市立福山高校が地域の中学生から高い関心を集めていることが分かります。
さらに、初の甲子園出場を決めたことで、今後は市立福山高校や野球部に興味を持つ中学生が増える可能性もあります。
ただし、高校入試の募集人数や倍率は毎年変わります。特に市立福山高校は、併設中学校から高校へ進学する生徒数によって、高校からの募集人数が変動します。
受験年度の募集定員や最新倍率は、福山市教育委員会や市立福山高校の公式サイトで必ず確認しましょう。
「市立福山高校に合格するには、内申点がどのくらい必要ですか?」
高校受験を考えている方からよく出る質問ですが、市立福山高校は合格に必要な内申点や合格最低点を公表していません。
そのため、「内申点が何点あれば合格できる」と断定することはできません。
一方で、2026年度入試では、合否判定に使用する得点の比重が公表されています。
| 選抜資料 | 比重 |
|---|---|
| 学力検査 | 60% |
| 調査書 | 20% |
| 自己表現 | 20% |
| 学校独自検査 | なし |
学力検査、調査書、自己表現の比重は「6対2対2」です。
学力検査の割合が最も高いため、国語・数学・英語の得点力が合否に大きく影響します。ただし、調査書と自己表現を合わせると全体の40%になるため、入試当日の学力だけで決まるわけではありません。
調査書では、国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、技術・家庭、外国語の9教科が対象です。
入試の学力検査が国語・数学・英語の3教科だからといって、社会、理科、実技教科を後回しにするのはおすすめできません。
定期テストだけでなく、提出物、授業への取り組み、小テストなども含め、日頃から学校の成績を積み上げる必要があります。
市立福山高校の入試では、自己表現が全体の20%を占めます。
自己表現では、特別な実績がなければ評価されないわけではありません。
中学校生活で力を入れたこと、そこから学んだこと、高校で挑戦したいことなどを、自分の経験と結び付けて説明できるようにしておくことが大切です。
部活動、生徒会、学校行事、学習、習い事、家庭で続けてきたことなど、自分なりに取り組んだ経験を振り返っておきましょう。
市立福山高校の学力検査は、国語・数学・英語の3教科です。
2026年度入試では、各教科100点、試験時間はそれぞれ50分でした。3教科合計300点を、合否判定では600点に換算しています。
市立福山高校の公式サイトでは、実際に出題された問題だけでなく、解答用紙、採点基準、英語の放送原稿も公開されています。
受験勉強では、一般的な問題集だけでなく、公式サイトの過去問を必ず活用しましょう。
文章を読んで何となく答えるのではなく、答えの根拠となる部分を本文から探す練習が必要です。
記述問題では、本文の言葉を使いながら、質問に合う形でまとめる力が求められます。
普段から、
といった学習を続けましょう。
計算問題で確実に点を取りながら、関数、図形、確率、資料の活用などの問題にも対応できるようにします。
難しい問題ばかりを解くよりも、まずは教科書や学校ワークの基本問題を、自力で正解できる状態にすることが先です。
途中式や考え方を残す習慣もつけておきましょう。
英語は、単語や文法だけでなく、長文を時間内に読み取る力が必要です。
教科書本文の音読、基本文の英作文、長文問題の時間を計った演習を組み合わせると、少しずつ読む速度が上がります。
リスニング対策も、入試直前だけでなく早めに始めておきましょう。
市立福山高校は、地元の大学だけでなく、全国の国公立大学や私立大学への進学を目指せる高校です。
学校が公表した令和7年度大学入試の合格状況では、卒業生194人に対し、延べ合格数は次のようになっています。
| 区分 | 延べ合格数 |
|---|---|
| 国立大学 | 56人 |
| 公立大学 | 38人 |
| 国公立大学合計 | 94人 |
| 私立大学 | 423人 |
国公立大学では、大阪大学、神戸大学、九州大学、広島大学、岡山大学、愛媛大学、福山市立大学などへの合格者が出ています。
私立大学では、慶應義塾大学、上智大学、明治大学、立教大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、関西大学、近畿大学、広島修道大学、福山大学など、幅広い大学の合格実績があります。
なお、公表されている数字は「延べ合格数」です。
一人の生徒が複数の大学や学部に合格した場合、それぞれが合格者数に含まれます。実際にその大学へ進学した人数とは異なるため、数字を見る際には注意しましょう。
市立福山高校では、国公立大学から地元私立大学まで、生徒の希望に合わせた幅広い進路選択が行われています。
市立福山高校には、今回初の甲子園出場を決めた野球部をはじめ、多くの運動部と文化部があります。
中学校と高校が一緒に活動する文化部もあり、中高一貫校ならではの交流があります。
学校行事には、文化祭にあたる「一樹祭」、体育祭、文化週間、芸術鑑賞、遠足などがあります。
大学進学を目指しながら部活動にも取り組みたい生徒にとって、学校生活を充実させやすい環境です。
学校の教育内容や入試の仕組みを踏まえると、市立福山高校は次のような生徒に向いていると考えられます。
市立福山高校には大学進学を目指す生徒が多い一方、野球部をはじめ部活動にも力を入れています。
どちらか一方だけではなく、勉強にも部活動にも本気で取り組みたい生徒に合う学校です。
地元探究、夢プロ、課題探究では、自分たちでテーマを考え、周囲と協力しながら活動を進めます。
先生から答えを教えてもらうだけではなく、自分で調べたり、人に話を聞いたり、考えを発表したりすることが好きな生徒には、学びがいのある環境です。
市立福山高校では、海外の学校や生徒との交流が行われています。
将来海外で学びたい生徒や、異なる文化に触れて視野を広げたい生徒にも向いています。
高校1年生から探究活動に取り組み、高校2年生では文系・理系に分かれます。
大学や職業について早めに考え、自分の目標に向けて準備を進めたい生徒に適した学校です。
市立福山高校の入試では、国語・数学・英語の学力検査だけでなく、調査書と自己表現も評価されます。
中学3年生になってから急いで準備するのではなく、中学1・2年生のうちから少しずつ積み上げておきましょう。
中学1年生は、定期テスト前だけ勉強するのではなく、毎週決まった時間に学習する習慣をつけることが大切です。
英語と数学は、前の単元が分からないままだと、その後の内容にも影響します。
学校ワークを一度提出して終わりにせず、間違えた問題を解き直す習慣をつけましょう。
実技教科を含む9教科が調査書の対象になるため、提出期限や授業中の取り組みも軽視できません。
中学2年生では、英語と数学の内容が難しくなり、得意な生徒と苦手な生徒の差が広がりやすくなります。
連立方程式、一次関数、図形、英文法、長文読解など、苦手な単元を残さないようにしましょう。
また、自己表現に備えるためにも、部活動や学校行事で自分なりの目標を持って取り組むことが大切です。
大きな賞を取る必要はありません。「何を考えて、どのように行動したか」を自分の言葉で説明できる経験を増やしておきましょう。
中学3年生の夏までには、中学1・2年生の国語・数学・英語を復習します。
秋からは、市立福山高校の過去問を使い、問題の形式や時間配分を確認しましょう。
過去問を解いた後は、点数だけを見るのではなく、
に分けて復習すると、改善点が見つかりやすくなります。
自己表現についても、原稿を丸暗記するのではなく、質問が変わっても自分の言葉で答えられるように練習しておきましょう。
市立福山高校では、例年8月ごろに中学3年生を対象とした高校オープンスクールが開催されています。
学校説明のほか、部活動体験なども行われます。2026年度は8月21日に実施される予定です。
学校案内やホームページだけでは、実際の校内の雰囲気や生徒の様子までは分かりません。
市立福山高校を志望校として考えている方は、できるだけオープンスクールや学校説明会に参加しましょう。
年度によって日程や申込方法が変わるため、市立福山高校の公式サイトを早めに確認することをおすすめします。
市立福山高校の入試では、国語・数学・英語の学力検査が合否判定の60%を占めます。
一方で、学校の成績や自己表現も評価されるため、入試問題だけを解いていればよいわけではありません。
毎日個別塾5-Daysでは、一人ひとりの現在の成績や苦手分野を確認し、市立福山高校合格に向けた学習計画を立てます。
定期テスト対策、内申点対策、苦手単元の復習、過去問演習、自己表現の準備まで、時期に合わせて進めることが可能です。
「市立福山高校を目指したいけれど、今の成績で間に合うか不安」
「何から受験勉強を始めればよいか分からない」
「部活動と勉強を両立したい」
という中学生は、一人で悩まずご相談ください。
現在の学力と目標との差を確認し、今から取り組むべき内容を一緒に整理します。
市立福山高校は、2026年夏に広島大会で初優勝し、春夏を通じて初めての甲子園出場を決めました。
野球部の活躍に注目が集まっていますが、市立福山高校は、大学進学、探究学習、国際交流、部活動などに幅広く取り組める公立中高一貫校です。
民間サイトによる偏差値の目安は55前後、2026年度高校入試の最終倍率は1.27倍でした。
入試では、国語・数学・英語の学力検査が60%、調査書が20%、自己表現が20%の比重で評価されます。
市立福山高校を目指す場合は、入試直前の過去問演習だけでなく、日頃の定期テスト、提出物、苦手単元の復習、自己表現につながる経験を積み重ねておくことが大切です。
甲子園初出場によって、これから市立福山高校に関心を持つ中学生が増えることも予想されます。
志望校として考えている方は、倍率が発表されてから慌てるのではなく、早い時期から国語・数学・英語の基礎固めと内申点対策を始めておきましょう。
広島県福山市内の5教室と岡山県倉敷市内の2教室を統括、福山春日校教室長。 生まれは広島県福山市でその後は福岡や福井と、「福」がつく地域の学習塾で勤務したのち、福山の教育を盛り上げるため戻ってきました。 個別指導塾での指導歴は長く、生徒の目標に合わせた指導方針作成や進路相談、少しでも勉強が「楽しい」「分かる!」「おもしろい!」と感じてもらえるような学習指導・相談を心がけております。 数学や理科などの理系科目の指導も得意です! また、「通ってみたい!」「気になる!」と思ってもらえるような、5-Days全教室のWeb広告や広報物の作成なども担当しています。