大阪府の公立高校入試では、学力検査に加えて「英語外部検定（英検など）」の取得状況に応じて、学力検査の得点を優遇する制度があります。

実は、ライバルとは入試当日よりも前に差が生まれていることもあるかも！？

この記事では、大阪府公立高校入試を目指す生徒・保護者の皆様に向けて、英語外部検定制度の概要や対策方法などを分かりやすくまとめました。ぜひ最後までご覧ください。

 

1. 大阪府公立高校入試での「英語外部検定」

大阪府公立高校入試では、英語外部検定のスコア等に応じた最低保証する点数と当日受験した英語の学力検査の点数を比較し、高い方の点数を英語の学力検査の点数とする入試制度があります。

 

▼英語外部検定のスコア等と最低保障する点数

TOEFL iBT	IELTS	実用英語技能検定 (英検®)	組み替え率	最低保障する点数
				特別選抜等(45点満点)	一般選抜(90点満点)
60点　～　120点	6.0　～　9.0	準１級・１級	100%	45	90
50点　～　59点	5.5	（対応なし）	90%	41	81
40点　～　49点	5	2級	80%	36	72

 

※上記の活用は「基礎的問題（A）」「標準的問題（B）」「発展的問題（C）」のすべての検査問題が対象となります。

※出願時には、スコア等を証明する証明書の写しを志願先高等学校へ提出する必要があります。

例えば、実用英語技能検定の2級を持っている生徒は、一般選抜での学力検査では65点でしたが、この制度を用いると最低保障の点数が適用され、学力検査の点数は72点となります！

なんと、実用英語技能検定の準1級や1級を持っていると、英語の学力検査は満点に！！！

英語外部検定を持っておくと、もし本番緊張してしまい、全く解けなかったとしても、スコアに応じて最低保障の点数となり、非常に有利になります。

 

2. 実用英語技能検定（英検）の対策

この有利になる入試制度を活用するために、早めの段階から検定対策を始めましょう！

今回は対象となる外部検定のうち、「実用英語技能検定（英検）」の対策ポイント5つを紹介します！

ポイント①：過去問を活用しよう

過去問は英検公式サイトや問題集で手に入ります。出題傾向を知ることが合格の第一歩です。はじめは時間を気にせず、どこでつまずくかをチェックしてみましょう。

 

ポイント②：単語力を鍛える

語彙問題は配点が高く、かつ比較的対策しやすいパートです。英検に特化した単語帳（例：「英検準2級 でる順パス単」など）を毎日少しずつ進めるのがおすすめです。

 

ポイント③：英作文（Writing）は「型」を覚える

英検の英作文はある程度「テンプレート」で対応可能です。
例）「I agree/disagree with the idea that ～」で始める。
お子様に「構成の型」と「よく使う表現」を覚えさせると、ぐっと楽になります。

 

ポイント④：リスニングは毎日10分でもOK

毎日少しでも英語を聞く習慣が大切です。CDやアプリ、YouTubeなどを活用して、耳を英語に慣らしましょう。シャドーイング（聞きながら真似して話す）も効果的です。

 

ポイント⑤：二次試験対策も忘れずに

3級・準2級・2級などではスピーキング試験があります。模擬面接の動画を見て練習したり、学校や塾で模擬面接を受けるのもおすすめです。「声に出して練習する」ことが最大のポイントです。

 

※英検の制度や試験形式は変更されることがあります。必ず最新情報を英検公式サイト等でご確認ください。

 

3. 保護者ができるサポートとは？

英語が得意でなくても、保護者の方ができることはたくさんあります！

●　スケジュール管理：試験日・申込締切・勉強計画を一緒に立ててあげましょう！

●　励ましの言葉や声かけ：「がんばってるね」「あと少しだよ！」などお子様が前向きになるような声かけをしましょう！

●　模擬面接の相手役：読むだけでもOK！

●　過去問を一緒にチェック：答え合わせだけでもOK！

お子様にとって、「ちゃんと見守ってくれている」と感じられることが、何よりの支えになります。

 

4. まとめ

大阪府公立高校入試を受験するお子様には、英検などの「英語外部検定」の取得がおすすめです！

✅ 大阪府公立高校入試では「英語外部検定」の取得＝大きなアドバンテージに！

✅ 英検対策は「早めの準備」と「継続的な学習」がカギ

✅ 保護者のサポートが、お子様のモチベーションアップに直結

 

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