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福山市で高校受験を考える際、多くのご家庭が一度は悩むのが、「公立高校と私立高校のどちらを選ぶべきか」という問題です。
「第一志望は公立高校で、私立高校は滑り止めとして受験するもの」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、福山市内の高校を見てみると、公立高校にも私立高校にも、それぞれ異なる教育方針や学習環境があります。大学進学に向けた指導、部活動、学校行事、通学方法などを比較すると、生徒によっては私立高校を第一志望にした方が、自分に合った高校生活を送れることもあります。
大切なのは、「公立か私立か」という区分だけで判断することではありません。
自分が高校で何を学び、どのような3年間を過ごし、その先にどのような進路を目指したいのかを考えることが重要です。
今回は、公立高校として福山誠之館高校、福山葦陽高校、福山明王台高校、私立高校として近畿大学附属広島高校福山校、盈進高校、銀河学院高校を取り上げます。
福山市内の6校を具体例として、公立高校と私立高校の違いや、志望校を選ぶ際のポイントを解説します。
公立高校と私立高校の違いとして、最初に思い浮かぶのは学費ではないでしょうか。
一般的には、県立などの公立高校と比べ、私立高校は授業料や施設設備費などの負担が大きくなる傾向があります。
ただし、現在は国の高等学校等就学支援金や、広島県独自の授業料等軽減制度などがあります。世帯の状況や学校によって実際の負担額は変わるため、「私立高校は学費が高いから難しい」と最初から選択肢から外すのではなく、学校説明会や募集要項で具体的な金額を確認することが大切です。
学費以外にも、公立高校と私立高校には違いがあります。
公立高校は、普通科を中心として幅広い進路に対応する学校が多く、地域に根差した学校生活を送りやすいことが特徴です。
一方、私立高校は、学校独自の建学の精神や教育方針を持ち、大学進学、資格取得、スポーツなど、目標に応じたコースや指導体制を設けていることがあります。
ただし、「公立高校は自由」「私立高校は厳しい」と一括りにすることはできません。
校則や課題の量、補習、部活動の活動状況、進路指導の方法は、同じ公立高校同士、私立高校同士でも異なります。
ここからは、福山市内の高校を例に、それぞれの特徴を見ていきましょう。
福山誠之館高校は、福山市を代表する県立高校の一つです。
学校では、基礎・基本を大切にしながら、生徒一人ひとりの進路希望の実現を目指した教育課程を組んでいます。国公立大学をはじめとする大学進学を目指す生徒も多く、日々の授業や家庭学習に対して高い意識が求められる環境といえるでしょう。
周囲にも大学進学を目指して努力する生徒が多いため、お互いに刺激を受けながら学習を進めやすい点も特徴です。
一方で、授業を受けるだけで自然に学力が伸びるわけではありません。授業の予習・復習を行い、分からない部分を自分から解決していく姿勢が必要になります。
また、勉強だけでなく、部活動や学校行事に取り組む生徒も多くいます。限られた時間の中で、学習とその他の活動を両立する力も求められます。
福山誠之館高校は、大学進学に向けて高い目標を持っている生徒や、周囲と切磋琢磨しながら成長したい生徒に向いている学校と考えられます。
福山葦陽高校は、福山市内にある県立の普通科高校です。
学校は、地域から愛され、自らを鍛え、社会に貢献できる人材の育成を掲げています。大学や専門学校への進学など、生徒それぞれの希望に応じた進路実現を目指せる学校です。
高校生活では、大学進学に向けた学習だけでなく、部活動や学校行事などにも取り組むことができます。
そのため、勉強だけに集中するのではなく、友人との学校生活、行事、部活動なども含めて、高校3年間を充実させたい生徒にとって選択肢の一つになります。
もちろん、希望する進路を実現するには、学校の授業だけに頼らず、日々の復習や定期テスト対策を積み重ねることが欠かせません。
高校入学後に学習習慣を崩してしまうと、進路を具体的に考え始めたときに、選択肢が狭くなることがあります。
福山葦陽高校を検討する際は、学校生活の雰囲気だけでなく、自分が希望する進路に向けてどのような学習を続ける必要があるのかも考えておきましょう。
福山明王台高校は、学習、部活動、学校行事など、さまざまな活動を通して生徒を育てる県立高校です。
学校では、国公立大学をはじめとする生徒の希望進路を実現するための教育課程を編成するとともに、部活動や放課後の活動にも力を入れています。
大学進学を視野に入れながら、部活動や学校行事にも積極的に参加したい生徒にとって、検討しやすい学校の一つです。
高校生活で多くの活動に取り組めることは大きな魅力ですが、その分、時間の使い方が重要になります。
部活動で帰宅時間が遅くなったとしても、授業の復習や課題を継続しなければなりません。「時間がある日にまとめて勉強する」のではなく、短い時間でも毎日机に向かう習慣が必要です。
福山明王台高校は、勉強と部活動を両立したい生徒や、学校生活を通して主体性を伸ばしたい生徒に向いていると考えられます。
近畿大学附属広島高校福山校は、福山市佐波町にある私立高校です。
高校から入学する生徒には、大学進学を目指す特別進学コースや、競技力と学力の向上を図りながら大学進学を目指す体育進学コースがあります。
特別進学コースでは、近畿大学をはじめとする私立大学や国公立大学への現役合格を目標とし、特別講習や個別指導などを通して学力向上を支援しています。
高校1年生では、5教科の基礎学力と学習習慣を身につけることを重視しており、高校3年間を段階的に捉えた進路指導が特徴です。
体育進学コースでは、対象となる部活動に取り組みながら大学進学を目指します。スポーツに本格的に取り組みたい生徒にとっては、自分の競技と学習を両立させやすい環境といえるでしょう。
また、近畿大学の附属校であることも大きな特徴です。ただし、附属校に入学すれば自動的に希望する大学や学部へ進学できるという意味ではありません。校内で必要な成績や条件を確認し、高校入学後も継続して努力することが必要です。
大学進学に向けた手厚い指導を受けたい生徒や、目標に合ったコースを選びたい生徒に向いている学校です。
盈進高校は、1904年に創立された福山市千田町の私立高校です。
進路指導では、「進路」を単に進学先や就職先として捉えるのではなく、「生き方」として考えることを大切にしています。
担任や学年の教員だけでなく、クラブ顧問、キャリア支援部、卒業生などが連携して、生徒の進路選択を支援している点が特徴です。
また、盈進高校は、教科学習に加えて、人権、平和、地域貢献、国際理解などにつながる教育活動にも取り組んでいます。
大学進学に必要な学力を身につけることはもちろん、「高校でどのような経験をしたいのか」「将来どのように社会と関わりたいのか」を考えたい生徒にとって、特色のある学習環境といえます。
部活動の種類も多く、運動部・文化部の双方で活動が行われています。
そのため、勉強、部活動、学校内外での活動を通して、自分の興味や価値観を広げたい生徒に向いているでしょう。
学校の教育方針に特色があるからこそ、受験を決める前には、パンフレットを読むだけでなく、オープンスクールなどで実際の雰囲気を確認することが大切です。
銀河学院高校は、福山市大門町にある私立高校です。
高校の3年コースでは、進学を目指して学力を高めたい生徒、部活動や学校内外の活動と学習を両立したい生徒、基礎から学び直して進路実現を目指したい生徒など、幅広い生徒を想定した学習支援を行っています。
大学進学を目指す場合でも、全員が同じスタート地点に立っているわけではありません。
中学校までの学習内容に不安がある場合、高校の授業だけを先に進めても、十分に理解できないことがあります。
銀河学院高校では、英語や数学などで中学校内容の学び直しを含めながら、基礎から力をつけていく考え方が示されています。
「現時点では学力に自信がないが、高校で学習習慣を整えたい」「先生のサポートを受けながら、自分の進路を見つけたい」という生徒にとって、検討しやすい環境です。
一方で、サポートがあるから何もしなくても成績が上がるわけではありません。
高校入学を再スタートの機会として、自分から授業、課題、講習などに取り組むことが大切です。
高校受験では、公立高校を第一志望とし、私立高校を併願するケースが多くあります。
しかし、私立高校を「公立高校に合格できなかった場合に行く学校」とだけ考え、十分に調べずに出願するのはおすすめできません。
受験した以上、その学校に実際に通う可能性があります。
入学後に、
「希望していたコースと違った」
「通学に思った以上の時間がかかった」
「課題や補習の量が自分に合わなかった」
「入りたい部活動が想像していた環境ではなかった」
と気付いても、簡単に学校を変更することはできません。
併願する私立高校であっても、第一志望校と同じように学校説明会やオープンスクールに参加し、実際に通うことを想定して選ぶ必要があります。
公立高校だけでなく、私立高校にも第一志望として選ぶ価値のある教育環境があります。
反対に、大学附属や進学コースという言葉だけを見て私立高校を選ぶのも危険です。
大切なのは、学校名やイメージではなく、具体的な教育内容を比較することです。
高校選びでは、偏差値や合格可能性だけでなく、次の6点を確認してみましょう。
大学、短期大学、専門学校、就職など、高校卒業後にどのような進路を考えているのかによって、選ぶ学校は変わります。
大学進学を希望する場合も、国公立大学を目指すのか、私立大学を中心に考えるのか、学校推薦型選抜を活用したいのかによって、必要な学習環境は異なります。
現在の進学実績だけでなく、自分の希望する進路に対して、どのような授業や指導が行われているのかを確認しましょう。
補習、講習、個別指導、質問対応、自習環境などは、学校によって異なります。
自分で計画を立てて勉強できる生徒は、比較的自由度の高い環境でも力を伸ばせます。
一方、学習計画を立てることが苦手な生徒や、中学校内容に不安がある生徒は、課題や講習、面談などのサポートがある環境の方が学習を継続しやすい場合があります。
学校には、それぞれ大切にしている価値観があります。
大学進学を重視する学校、文武両道を掲げる学校、地域貢献や社会活動を大切にする学校など、その方向性はさまざまです。
学校の教育方針と自分の考え方が合っているかを確認することは、入学後のミスマッチを防ぐうえで重要です。
入りたい部活動がある場合は、部の有無だけでなく、活動日数、練習時間、競技レベル、学習との両立についても確認しましょう。
同じ競技の部活動でも、全国大会を目指して本格的に活動する学校と、高校生活を楽しみながら活動する学校では、練習量が大きく異なります。
学校行事についても、実際の様子を見たい場合は、文化祭やオープンスクールなどに参加することがおすすめです。
高校には原則として3年間通います。
自宅から学校までの距離だけでなく、電車やバスの時間、乗り換え、最寄り駅からの距離、部活動後の帰宅時間まで考えましょう。
毎日の通学に時間がかかりすぎると、家庭学習や睡眠の時間に影響する可能性があります。
スクールバスを運行している私立高校もあるため、利用可能な地域や時間についても確認が必要です。
私立高校では、授業料以外にも、入学金、施設設備費、制服代、教材費、端末費、研修旅行の積立金などが必要になることがあります。
公立高校でも、制服、教材、端末、修学旅行、部活動などの費用は発生します。
就学支援金などの制度を利用できる場合もあるため、単純な授業料だけで判断せず、3年間で必要になる費用を学校に確認しましょう。
志望校を考えるとき、偏差値や模試の判定は重要な資料になります。
しかし、偏差値で分かるのは、主に入試における学力の目安です。
その学校の授業方法、校風、先生との距離、部活動、学校行事、通学の負担が自分に合うかどうかまでは分かりません。
合格することだけを目標にすると、入学後に「思っていた学校生活と違った」と感じる可能性があります。
高校受験の本当の目的は、合格通知を受け取ることではありません。
入学後の3年間で学び、成長し、自分の希望する進路へ進むことです。
そのため、志望校を選ぶ際は、「今の成績で入れそうか」だけでなく、
「この学校で3年間努力を続けられそうか」
「この学校の環境を使って、どのように成長したいか」
という視点を持つことが大切です。
福山市には、公立・私立を問わず、それぞれ異なる特徴を持つ高校があります。
福山誠之館高校、福山葦陽高校、福山明王台高校のような公立高校にも、学校ごとの教育目標や進路指導があります。
近畿大学附属広島高校福山校、盈進高校、銀河学院高校のような私立高校にも、進学コース、部活動、キャリア教育、学び直しなど、それぞれ異なる特色があります。
「公立高校だから安心」「私立高校だから手厚い」と単純に判断することはできません。
また、「第一志望は公立高校だから、私立高校はどこでもよい」と考えるのも避けたいところです。
学校を選ぶ際は、進路、学習指導、校風、部活動、通学、費用などを具体的に比較し、実際に通うことを想定しましょう。
高校選びで最も大切なのは、偏差値や学校名だけではなく、自分がその学校で3年間成長できるかどうかです。
気になる学校が見つかったら、公式サイトや学校案内を確認するだけでなく、説明会やオープンスクールにも参加してみてください。
自分の目で学校を見て、先生や生徒の様子を知ることで、自分に合った志望校が少しずつ見えてくるはずです。
5-Days新涯校では、学習を通して、「人やものを大切にする」「最後まで粘り強く取り組む」ことができるように、日々運営しております。 学習面でも、学校の授業対策、定期テスト対策、受験対策など、1人1人の目標達成のためにカリキュラムを設定し、授業を行います。「テストの成績が下がってきた」「家で勉強しない(宿題しかしない)」「どう勉強したらいいか分からない」などのご不安を、ぜひお気軽にご相談ください。また、開校時間内はいつでも自習利用が可能です。ぜひご活用ください。 皆様とお会いできた「ご縁」を大事に、生徒ひとりひとりの目標実現のために、精一杯取り組ませていただきます。 無料体験、学習相談を随時受付しております。まずはお気軽にお問い合わせください。