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「学校の授業中、一生懸命ノートをとっているのに、テスト前になると見返してもさっぱり分からない……」
「黒板の文字をきれいに写すだけで満足してしまって、全然頭に残っていない気がする」
「ノートって、ただ黒板を写すためだけのものじゃないの?」
みなさんは、普段どんな風に学校のノートをとっていますか?
カラフルなペンをたくさん使ってかわいくまとめてみたり、
逆にシャープペン1本で急いで殴り書きをしたり、人によっていろいろなスタイルがあると思います。
実は、多くの人が「黒板をきれいに写すこと」をゴールにしてしまっています。
でも、それってすごくもったいないことです。
どれだけ色鮮やかできれいなノートを作っても、テスト前に見返したときに
「あれ、これってどういう意味だっけ?」となってしまったら、
それはただの「黒板のコピー」にすぎません。
ノートの本当の目的は、授業を記録することではなく、
「テスト前に最高の復習ツール(参考書)に変身させること」です。
今回は、脳の仕組みを上手に使って、見返すだけで記憶がスルスルよみがえる
「ノートのレイアウトの秘密」を分かりやすく教えます!
まずは、がんばって書いているのに、
実は復習のときに役に立ちにくい「もったいないノート」の特徴を3つ紹介します。
自分のノートがこうなっていないか、カバンから取り出してチェックしてみてくださいね。
ノートのページをもったいないからといって、
上から下まで、左から右まで文字でいっぱいに埋めていませんか?
すき間なく文字が詰まったノートは、テスト前に見返したときに、
どこが大切なのかが一目で分かりません。
脳は「うわ、文字だらけで読むのが大変そうだな……」と拒絶反応を起こしてしまい、
内容を覚えるのをサボってしまいます。
赤、青、緑、オレンジ、ピンク、……。
たくさんのカラーペンや蛍光マーカーを使って、ものすごくカラフルに作られたノートです。
一見、やる気があって素晴らしいノートに見えますが、実はこれも脳を混乱させる原因になります。
色があまりにも多いと、脳は「全部が大事なのかな? それとも全部大事じゃないのかな?」
と迷ってしまい、結局どれも印象に残らなくなってしまうのです。
先生が黒板に書いた文字や図を、ただマシーンのようにそっくりそのまま写しているノートです。
文字を写している間、頭の中が「早くチャイム鳴らないかな」「放課後何して遊ぼうかな」と
別のことでいっぱいになっていても、手だけは動いてノートが完成してしまいます。
これだと、頭を全く使っていないので、ノートを書いた瞬間に内容をすべて忘れてしまいます。
では、どんなレイアウトにすれば、見返すだけで頭が良くなるノートになるのでしょうか。
おすすめなのが、ノートの1ページを縦の線で3つの部屋に分ける「3分割レイアウト」です。
ノートを開いたら、あらかじめ定規で縦に線を引っ張って、3つのスペースを作っておきましょう。
ノートの真ん中から左側の広い部分です。
ここには、いつも通り先生が黒板に書いたことや、スライドに映した内容を写します。
ポイント: ここでのコツは、黒板よりも「1行ずつあけて、ゆったり書く」ことです。
すき間(余白)をたくさん作ることで、後から見返したときに圧倒的に読みやすくなります。
真ん中から右側の少し狭い部分です。
ここには、先生が口頭で言った「黒板には書いていない大事なこと」や、
自分が授業中に「あ、なるほど!」と思ったことをメモします。
ポイント: 例えば、「ここ、次のテストに出るぞ」と先生が言った言葉や、
「つまり、こういうことか!」という自分の納得感を、短い言葉で付け足しておきます。
先生の雑談や、覚え方のゴロ合わせなどを書いておくのも、記憶を呼び覚ます素晴らしいヒントになります。
ページの一番下(下から3〜4行分)の横長のスペースです。
ここは授業中には何も書かず、家に帰ってからの復習や、テスト前の勉強のときに使います。
ポイント: そのページに書いてある内容を、「一言でいうとどういうことか?」を自分で考えて、
1〜2行でまとめを書きます。
例えば歴史なら「織田信長は、古い決まりをなくして商業を盛んにした」というように、
自分の言葉で要約を書き込みます。
3つの部屋の使い方が分かったら、次はデザインや色の使い方です。
少しの工夫で、脳へのインプットの速さが劇的に変わります。
ノートで使う色は、基本的に「黒・赤・青」の3色だけに限定しましょう。
シャープペン(黒): 基本の文字、普通の解説
赤ペン: 一番大事なキーワード、絶対にテストに出る部分
青ペン: 先生のセリフ、補足の説明、自分が間違えたところの直し
「青色」には、脳をリラックスさせて集中力を高める効果があると言われています。
先生が口で言った補足情報などを青ペンで書いておくと、
赤色と混ざらずに、すっきりと目立たせることができます。
もし、赤ペンの代わりに「オレンジ色」のペンを使うのもおすすめです。
なぜなら、オレンジ色で書いた文字は、
市販の「赤い透明シート」を乗せると、きれいに消えて見えなくなるからです。
ノートをとる段階で、重要キーワードをオレンジペンで書いておけば、
テスト前にはそのノートがそのまま「一問一答の暗記クイズ帳」に早変わりします。
わざわざ別の暗記ノートを作る手間が省けるので、最高の時短勉強になります。
理科の実験装置や、社会の地図、数学の図形などは、絵を描くだけで満足してしまいがちです。
図を描したら、必ずそこから「矢印(→)」を引っ張って、言葉での説明をセットで書き添えてください。
「この液体を入れると、気体が発生する」「ここの角度が等しくなる」というように、
絵と文字を矢印で結びつけることで、脳の中にビジュアルとしての記憶が強く刻まれています。
ここからは、保護者の方へ向けたメッセージです。
お子さんが家で勉強しているとき、ノートを開いてみてください。
もし、文字が曲がっていたり、殴り書きのようになっていたりすると、
「もっときれいに丁寧な字で書きなさい」と注意したくなってしまうかもしれません。
しかし、ノートの価値は「習字のように美しい字で書かれているか」では決まりません。
本当に大切なのは、そのノートがお子さん自身の頭を使って書かれているかどうかです。
ただ黒板をきれいに写しただけの「お人形のようなノート」よりも、
字は少し汚くても、先生の言葉のメモや、自分の疑問点がたくさん書き込まれた「泥臭いノート」の方が、
はるかに学力を伸ばす力を持っています。
もし、お子さんのノートを見る機会があったら、
ぜひ「余白(すき間)」や「先生のメモ」に注目してあげてください。
「ここに先生が言ってたことがメモしてあるね、よく聞いてるじゃん!」
「すき間が広くて、後からすごく見やすそうなノートだね」
このように、黒板以外の情報が書かれている部分を具体的に褒めてあげることで、
子どもは「ノートは自分流に工夫して使っていいんだ」と自信を持ち始めます。
親御さんの前向きな声かけが、子どもの授業に対する集中力をさらに高めるきっかけになります。
ノートは、授業中に提出して終わりにするためのものではありません。
テスト前の、一番不安で焦っている「未来の自分」を助けるための、あなただけのオリジナル参考書です。
今回のポイントをおさらいしましょう。
ページを「板書」「気づき」「まとめ」の3つの部屋に分ける。
色は「黒・赤・青」の3色だけにして、ごちゃごちゃさせない。
1行ずつあけて、贅沢すぎるくらいの「すき間」を作る。
このレイアウトを取り入れるだけで、授業中の眠気が吹き飛び、話を聞くのがおもしろくなります。
精度高く復習できるようになるので、テスト前には、パラパラとめくるだけで「あ、あのときの授業だ!」と、
脳が勝手に当時の記憶を思い出してくれるようになります。
次の時間の授業から、まずはノートに縦の線を1本引いて、新しいノートのとり方を試してみませんか?
福岡県宗像市で教室長をしています!教育大学の出身なので人に勉強を教えることに関しては自信を持っています!ブログを通して自らの体験の中で勉強に役立つこと、伝えられることがあれば余すことなく伝えていきたいと思います!勉強は日々の積み重ねが大事になってくるので一緒に頑張っていきましょう!