2025.03.8
【身近な算数】お菓子職人は計算名人!レシピの分量を変える算数マジック
みんなは好きなお菓子はあるかな?ケーキ、クッキー、チョコレート…考えるだけでわくわくするね!そんなおいしいお菓子を作っているお菓子職人さんは、実は計算の達人でもあるんだ。
今日は、お菓子職人さんがレシピの分量を変えるときにどんな計算をしているのか、算数を使って探検してみよう!
レシピの分量を変えるのはなぜ?
お菓子職人さんがレシピの分量を変えるのは、いろいろな理由があるんだ。
- たくさんの人に食べてもらいたい: パーティーやイベントなど、たくさんの人に食べてもらうために、レシピの分量を増やしたい。
- 少しだけ作りたい: 家で少しだけお菓子を作りたいときに、レシピの分量を減らしたい。
- 違う大きさの型を使いたい: 持っている型に合わせて、レシピの分量を調整したい。
- 材料を使い切りたい: 余っている材料を使い切るために、レシピの分量を調整したい。
比例を使って分量を増やしたり減らしたりしよう!
レシピの分量を変えるとき、お菓子職人さんは「比例」という計算を使うよ。比例は、2つのものが同じ割合で増えたり減ったりする関係のことなんだ。
例:クッキーのレシピ
クッキー10枚分のレシピ:
このレシピで20枚のクッキーを作りたいとき、それぞれの材料はどれくらい必要かな?
- 比例の式を作る:
- 小麦粉:10枚 : 100g = 20枚 : □g
- バター:10枚 : 50g = 20枚 : □g
- 砂糖:10枚 : 30g = 20枚 : □g
- 比例の式を解く:
- 小麦粉:□ = 100g × (20枚 ÷ 10枚) = 200g
- バター:□ = 50g × (20枚 ÷ 10枚) = 100g
- 砂糖:□ = 30g × (20枚 ÷ 10枚) = 60g
つまり、20枚のクッキーを作るには、小麦粉200g、バター100g、砂糖60gが必要になるんだ。
例:ケーキのレシピ
ケーキ8切れ分のレシピ:
- 卵:2個
- 牛乳:100ml
- ホットケーキミックス:200g
このレシピで4切れのケーキを作りたいとき、それぞれの材料はどれくらい必要かな?
- 比例の式を作る:
- 卵:8切れ : 2個 = 4切れ : □個
- 牛乳:8切れ : 100ml = 4切れ : □ml
- ホットケーキミックス:8切れ : 200g = 4切れ : □g
- 比例の式を解く:
- 卵:□ = 2個 × (4切れ ÷ 8切れ) = 1個
- 牛乳:□ = 100ml × (4切れ ÷ 8切れ) = 50ml
- ホットケーキミックス:□ = 200g × (4切れ ÷ 8切れ) = 100g
つまり、4切れのケーキを作るには、卵1個、牛乳50ml、ホットケーキミックス100gが必要になるんだ。
分数を使って分量を調整しよう!
レシピによっては、分数が使われていることもあるよね。そんなときは、分数を使って分量を調整しよう。
例:スコーンのレシピ
スコーン6個分のレシピ:
- 小麦粉:150g
- バター:60g
- 牛乳:1/2カップ
このレシピで3個のスコーンを作りたいとき、それぞれの材料はどれくらい必要かな?
- 分数の考え方を使う: 3個は6個の1/2だよね。
- それぞれの材料を1/2にする:
- 小麦粉:150g × 1/2 = 75g
- バター:60g × 1/2 = 30g
- 牛乳:1/2カップ × 1/2 = 1/4カップ
つまり、3個のスコーンを作るには、小麦粉75g、バター30g、牛乳1/4カップが必要になるんだ。
お菓子作りは算数がいっぱい!
今日はお菓子職人さんがレシピの分量を変えるときにどんな計算をしているのかを紹介したよ。比例や分数を使うことで、レシピの分量を自由に変えられるんだね。
お菓子作りは、計量したり、時間を計ったり、温度を調整したりと、算数がたくさん使われているんだ。算数が得意になると、お菓子作りももっと楽しくなるかもしれないね!
実践してみよう!
- 家にあるお菓子のレシピの分量を変えて、作ってみよう。
- 好きなキャラクターの形をしたクッキーを作るとき、型に合わせて分量を調整してみよう。
- お菓子作りの本や動画を見て、どんな算数が使われているか探してみよう。
算数チャレンジ!
- オリジナルのレシピを作って、分量を調整してみよう。
- お菓子作りのイベントに参加して、プロのお菓子職人さんに質問してみよう。
- お菓子作りの歴史や、お菓子に使われる材料について調べてみよう。
まとめ
お菓子作りは、算数とクリエイティビティが合わさった楽しい活動なんだ。今日からみんなも算数を使って、おいしいお菓子作りに挑戦してみよう!
この記事を書いた人
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小池 聡
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毎日個別塾5-Days東原校教室長。毎年安古市高校をはじめ県内の高校別の対策カリキュラムを作成。
高校には行かず、大検取得後独学で大学へ入学しました。
この経験からひとりで勉強する喜び、辛さ、何より成果を出すためには小さなことを積み重ねる必要があると学びました。
今はそれを教室で生徒に学んでもらっています。
自らが立てた目標に対して貪欲になれるような指導をしています。