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「こんなに頑張って覚えたのに、テストでは思い出せなかった…」 そんな経験をしたことのある子どもは少なくありません。
一生懸命勉強しているのに成果が出ない原因の一つが、記憶の定着方法です。
今回は、記憶に残る勉強法をテーマに、具体的な工夫や家庭での声かけのコツをご紹介します。
人間の記憶は、「見ただけ・聞いただけ」ではなかなか残りません。 記憶を強くするには、“思い出す”練習が必要です。
単語カードの裏を見て、答えを思い出す訓練をする
授業のあとに「今日はどんなことを習った?」と口に出してまとめる
テスト範囲の内容を、家族や友達に説明する
この「思い出す」プロセスは、脳に「これは大事だ」と認識させ、長期記憶に変えてくれます。
短時間で大量に暗記しようとすると、かえって記憶は浅くなります。
おすすめは、分散学習(スパイシング)です。
1日に1時間ではなく、20分×3回に分けて学習
数日かけて繰り返すことで、記憶が定着
間違えた問題やあやふやな部分こそ、翌日・翌週に復習する
「分けて、繰り返す」ことで、“わかったつもり”が“本当に覚えた”に変わっていきます。
記憶は、視覚・聴覚・運動感覚など複数の感覚を組み合わせることで強化されます。
漢字練習を声に出しながら書く(目・手・耳を使う)
歴史の人物をイラストやストーリーで描いて覚える
理科の用語をジェスチャーで表現する
小学生や中学生には、まだ抽象的な情報の理解が難しいことも。 「体を使って覚える」学習が大きな効果を発揮します。
「ミス=ダメなこと」と思ってしまうと、間違えることが怖くなります。
でも実は、間違えた内容こそ記憶に残りやすいポイントなのです。
「なぜ間違えたのか?」を自分の言葉で説明する
「これは前に間違えたやつだ!」と気づけるようにする
失敗から学ぶ姿勢は、記憶力だけでなく、考える力も育ててくれます。
子どもが「覚えたつもり」にならないよう、家庭での声かけが効果的です。
「今覚えたこと、ちょっとだけ説明してみて」
「それ、別の言い方だとどうなるかな?」
「覚えるコツ、自分なりにある?」
こうしたやりとりの中で、記憶の整理や深い理解が自然と身についていきます。
覚える量を増やすよりも、「どう覚えるか」を工夫することで、勉強の成果はぐんと上がります。
“思い出す”練習をすること
“繰り返す”時間を確保すること
“五感を使って”学ぶこと
そして、間違いや失敗も学びのチャンスに変えていけば、 子どもは自信を持って「覚える」ことを楽しめるようになります。
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