いよいよ6月末にベネッセ進研模試(全国模試)が実施されます。
高校に入学してから数か月が経ち、授業の進度や学習内容に少しずつ慣れてきた時期だと思います。
高校では授業の内容がより専門的になり、学習量も大きく増えます。
そのため、毎日の授業内容をどれだけ理解し、
自分の力として身につけられているかを確認することがとても大切です。
今回、各高校において6月末から7月にかけて実施されるベネッセ進研模試は、
高校入学後に学習した内容の定着度を確認する最初の大きな模試です。
また、学校内だけではなく、
全国の高校1年生と同じ基準で自分の学力を比較できる貴重な機会でもあります。
「模試は順位や偏差値を見るためだけのもの」と考えている人もいるかもしれません。
しかし、模試の本当の目的は、現在の自分の学力を知り、これからの学習につなげることです。
できなかった問題を見つけ、原因を分析し、次にできるようにすることが、
大学入試に向けた大きな力になります。
今回の模試はマーク式ではなく記述式です。
単純に知識を覚えているだけではなく、
「自分で考える力」「考えたことを正しく表現する力」が求められます。
普段の定期テストとは違い、初めて見る文章や問題に対応する力も必要になります。
今回は、ベネッセ進研模試に向けた具体的な対策や毎日の勉強方法について紹介します。
また、模試を受けた後に必ずやってほしい「やり直し・解き直し」の方法についても説明します。
しっかり準備をして、最初の全国模試に臨みましょう。
出題内容
・発音、アクセント
・語彙(英単語・熟語)
・文法(時制、助動詞、不定詞、動名詞、比較など)
・長文読解
・リスニングまたは会話表現の選択問題
英語の模試では、単語・文法・読解など、幅広い力が必要になります。
特に高校英語では、中学校よりも覚える単語量が増え、文法事項も複雑になります。
そのため、直前にまとめて勉強するのではなく、
毎日少しずつ継続して取り組むことが重要です。
当日のテストで気を付けること
・発音、語彙、文法問題を先に解く
・長文読解に十分な時間を確保する
・分からない問題に時間をかけすぎない
・文章全体の内容を意識して読む
英語の長文では、すべての単語を完璧に理解しようとして時間を使いすぎると、
最後まで解けなくなることがあります。
分からない単語があっても、前後の内容から意味を推測する力も必要です。
普段から英文を読む習慣をつけ、文章の流れをつかむ練習をしておきましょう。
出題内容
・数と式(平方根、因数分解、方程式と不等式、二次方程式)
・平面図形
・場合の数
・二次関数(選択)
数学では、知識だけではなく、問題を見たときに「どの考え方を使うか」を判断する力が求められます。
高校数学では、一つの問題でも複数の考え方が必要になる場合があります。
公式を覚えるだけでなく、なぜその公式を使うのかを理解することが大切です。
当日のテストで気を付けること
・難問よりも基本問題を確実に得点する
・小問集合を丁寧に解く
・途中式は必ず残す
・難しい問題は後回しにする
・見直しの時間を5分程度確保する
数学は、最初の計算ミスが後の問題にも影響します。
焦らず、途中式を書いて確認しながら解く習慣を身につけましょう。
また、模試では時間配分も重要です。
1問に時間をかけすぎると、解けるはずの問題を逃してしまいます。
解ける問題から確実に得点する意識を持ちましょう。
出題内容
・現代文(評論・小説)
・古文
・漢字・語句
国語は一夜漬けで大きく点数を伸ばすことが難しい教科です。
しかし、毎日の積み重ねによって確実に力を伸ばすことができます。
特に現代文では、文章を読むだけではなく、
「筆者が何を伝えたいのか」「その理由は本文のどこに書かれているのか」を考えることが大切です。
当日のテストで気を付けること
・漢字や古文など得点しやすい問題から解く
・記述問題は空欄のままにしない
・本文中の根拠を意識して解答する
記述問題では、完璧な文章を書こうとして時間を使いすぎないことも重要です。
まずは本文から必要な部分を探し、書けるところから解答するようにしましょう。
① 英単語
・学校指定の単語帳や教科書の単語を覚える
・1日30~50語を目標に取り組む
英単語は英語力の土台になります。単語を知らなければ、文章を読むことも難しくなります。
おすすめは、短時間でも毎日触れることです。
通学時間や休み時間、寝る前などの「スキマ時間」を活用して、何度も繰り返し確認しましょう。
② 英文法
・学校の問題集を解き直す
・不定詞、動名詞、助動詞、比較などを重点的に復習する
英文法は、問題を解いて終わりではなく、
「なぜその答えになるのか」を説明できる状態を目指しましょう。
③ 音読・長文読解
・教科書本文を3~5回音読する
・模試レベルの長文問題に取り組む
英語は毎日の継続が最も大切です。
単語暗記、文法確認、音読を習慣化することで、少しずつ読解力が伸びていきます。
① 計算練習
・展開、因数分解、不等式、文字式などを素早く正確に解く練習をする
数学では計算力が得点力につながります。
基本計算で時間を使わないよう、日頃から練習しておきましょう。
② 教科書例題の復習
・解答を見ずに解く
・間違えた問題には印を付け、自力で解けるまで繰り返す
数学は「解説を読んで理解した」だけでは不十分です。
「自分で最後まで解ける」状態にすることが大切です。
③ 問題集演習
・学校の問題集の基本問題を中心に取り組む
まずは基本問題を確実に解けるようにしましょう。
基礎が固まることで、応用問題にも対応できるようになります。
① 漢字
・毎日10~20個を目安に確認する
② 古文単語
・1日10語程度を継続して覚える
③ 現代文
・問題集を1題解く
・解答の根拠となる部分に線を引く習慣をつける
国語は継続して文章に触れることが大切です。
短時間でも毎日取り組むことで、読む力や考える力が身につきます。
模試は受けた後が本当のスタートです。
結果を見て終わりにしてしまうと、せっかく受けた模試の効果が半分になってしまいます。
大切なのは、「できなかった問題を次はできるようにすること」です。
間違えた問題は、まず解説を丁寧に読みましょう。
ただ答えを確認するだけではなく、
「なぜその答えになるのか」「自分はどこで間違えたのか」を考えることが大切です。
数学なら途中式や考え方、英語や国語なら本文や設問の根拠を確認しましょう。
解説を読んだ後は必ず自分の力で解き直しましょう。
理解したつもりでも、自分で解けなければ本当の力にはなっていません。
もう一度挑戦して、自力で正解できる状態を作りましょう。
間違えた問題や苦手な単元は、「やり直しノート」などにまとめると効果的です。
・英語 → 単語、熟語、文法事項のまとめ
・数学 → 苦手単元や解法の整理
・国語 → 間違えた漢字、古文単語、読解ポイント
定期的に見返すことで、同じ失敗を防ぐことができます。
高1の模試では、偏差値や順位を知ることも大切です。
しかし、それ以上に大切なのは、「今の自分の弱点を知ること」です。
大学入試では、学校の定期テストとは異なる形式の問題が出題されます。
初めて見る文章、長い問題文、時間制限のある中での判断など、普段とは違う力が必要になります。
だからこそ、高校1年生の今から模試を通して、入試に必要な力を少しずつ身につけていくことが重要です。
今回の模試を、自分の成長につなげるチャンスにしてください。
準備を積み重ね、自信を持って最初の全国模試に挑みましょう。
小郡教室教室長。 学生時代のアルバイトから、学習塾での指導経験約20年。集団塾、個別指導塾で教室長を歴任。5-Daysに入社後は、中学受験において、福岡教育大附属、筑陽学園、東明館、久留米信愛、高校受験においては、明善、久留米高専、朝倉、久留米、久留米商業、小郡など、多数の合格者を輩出。定期テスト対策に重点を置いた指導にも定評あり。