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2025.05.23

“ながら勉強”は集中力の敵?子どもがハマりがちな環境ワナ

はじめに:「集中できない」の正体は“環境”かもしれない

「子どもが机には向かってるけど、集中できていない気がする…」
「勉強しながら音楽や動画を流しているけど、大丈夫?」

そんな心配を抱えるご家庭は少なくありません。

実は、勉強の質を左右する大きな要素のひとつが“環境”
特に、スマホやテレビ、音楽など“ながら要素”が集中力を大きく妨げているケースはよく見られます。

一方で、「音楽を聴いた方が集中できる」「タイマーがないと始められない」という声もあります。
この記事では、「ながら勉強」の問題点と、集中力を高めるための環境づくりのポイントを、科学的な視点と家庭でできる実践法からわかりやすく解説します。

第1章:“ながら勉強”が集中力を奪う仕組み

● 脳はマルチタスクが苦手

人間の脳は、同時に複数のことに集中するのが得意ではありません。

特に“新しい知識をインプットする場面”や“思考力が求められる課題”では、注意力を分散させると理解が浅くなり、記憶にも残りにくくなります。

「音楽を聴きながら」「スマホをいじりながら」行う勉強は、一見“こなしている”ように見えても、実は処理能力が分断されており、 学習効率が大幅に低下しているのです。

● 作業効率が大幅ダウン

ながら勉強をすると、ミスが増える、解くスピードが遅くなる、理解が浅くなる、結果に対する満足感が低くなるなど、学習時間に対する“成果の密度”が極端に落ちることが分かっています。

特に中高生になると、内容が複雑化するためこの傾向はより顕著になります。


● ドーパミンの誤作動

スマホの通知音やSNS・動画の刺激は脳にとって「快感刺激」です。
これにより脳内でドーパミンが分泌され、「気になる」「もっと見たい」という欲求が優先され、本来集中すべき勉強が二の次になってしまいます。

一時的には気分転換になるように見えても、学習の本質を見失いやすくなるのが“ながら勉強”の怖さです。

第2章:子どもがハマりがちな“環境ワナ”とは?

以下は、特に小中学生が無自覚に陥りやすい「環境のワナ」です。


● スマホ・タブレットが手の届く位置にある

勉強中にSNS通知が鳴ったり、すぐ触れる場所に端末があると、それだけで注意力が散漫になります。
「1回だけ」と触ったつもりが、気づけば15分経過…という経験は誰しもあるはずです。


● テレビや動画サイトの“つけっぱなし”

「音だけ聞いてるから大丈夫」と思っても、脳は無意識にその音声情報を処理しようとします。
背景の音が脳の作業メモリを消費し、学習内容の理解・定着が妨げられます。


● 勉強スペースが散らかっている

机の上に余計なもの(おもちゃ、ゲーム、読みかけの漫画など)があると、視覚的に注意がそれてしまいます。視界に入る情報が多いほど、脳は常に小さな“選択”を繰り返し疲れてしまうのです。

第3章:集中力を高める!環境づくりの4つのコツ

集中できる環境を整えることは、学力向上の第一歩です。
特別な道具や空間を用意する必要はなく、家庭でも簡単にできる工夫を紹介します。


① 勉強前に「片づけルーティン」をつくる

机の上を毎回リセットする習慣をつけましょう。
「教科書・ノート・筆記用具だけ」の状態がベストです。
“片づける→始める”というルーティンは、脳にとって「これから集中する合図」となります。

② スマホは“別の部屋”に置く

学習中は通知オフや機内モードでは不十分なことも。

そもそも視界に入らない場所に物理的に置いておくことで、手を伸ばす衝動を断ち切ることができます。

 静かな空間を確保する

テレビのない部屋、早朝や夕食後の静かな時間帯など、家族で「静かに集中できる時間帯」を共有しておくのもおすすめです。
家族の協力も、子どもの集中力を守る鍵になります。

④ タイマーで区切る「集中タイム」導入

「15分集中→5分休憩」など、短時間の集中を繰り返す方が効率的。
タイマーは“集中のスタートスイッチ”としても機能します。ごほうびシールなどと組み合わせるのも◎。

第4章:音楽は“全部ダメ”なの?タイプ別の注意点

「音楽がないと逆に落ち着かない」「静かすぎて集中できない」という子もいます。
音楽は一概に“悪”ではなく、状況と使い方しだいで“学習の味方”にもなります。

● 歌詞ありの音楽 → 基本NG

歌詞のある音楽は脳が「言語情報」として処理してしまい、読解・記述・記憶などの学習と競合します。


● クラシックや環境音 → OK(ただし個人差あり)

波の音、雨音、ピアノなど一定のリズムと低刺激の音楽は、リラックス効果と集中持続に役立つという研究もあります。
ただし、「作業の種類」と「個人の性格」によって効果は異なるため、試しながら最適解を探すことが大切です。

● 音楽使用のおすすめシーン

・漢字・英単語など単純反復作業

・勉強前のウォーミングアップとして気持ちを整えるとき

・勉強後のクールダウン(音楽でリラックス)

おわりに:「集中できる環境」は学力向上の土台

子どもが集中できないのは、意思の弱さや性格のせいではありません。
まずは「集中を妨げるもの」を取り除き、「集中しやすい状態」を作ること。

子どもが「勉強に取り組みやすい」と感じることができれば、自然と学習習慣も身についていきます。

家庭でのちょっとした工夫が、学びの質を大きく変えます。
“ながら”を卒業し、“集中”に切り替える第一歩を、今日から始めてみましょう。

 

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この記事を書いた人

西岡 俊輝

5-days横川教室の教室長。歴史の授業に自信があり、楽しくてわかりやすい解説が好評です。「生徒が誰かに勉強を教えられるほど得意になってほしい」を信念に、日々指導に熱を注いでいます。現在ダイエットにも挑戦中で、目標はあと5kg減!勉強も健康も、日々コツコツ積み重ねを大切にしています。

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