勉強を含め、何かを取り組むとき、やる気が中々でなかったり、やる気が出てもやる気が持続しないときがありませんか?もちろん、子どもの勉強に対するやる気も波がありますし、継続することは難しいと思います。そこで今回は、やる気が出るほめ方と、やる気が出る目標設定についてすぐにできる方法を紹介していこうと思います。
みなさんは、子どもをほめるときにどのようにほめますか?例えば、「テストで90点を取ってきた!」と言って来たらしたら、どのようにほめるでしょう?「良い点数とれたね」、「もうちょっとで100点だね」のようにほめる人もいるでしょう。
確かに、結果をほめられてうれしくない人はいないでしょう。しかし、結果をほめることは、一時的に子どもが喜んでも、やる気の継続には大きく影響しないのです。
ここで大切になってくるのが、結果が出るまでの過程をしっかりとほめてあげることです。今回の場合でしたら、例えば、「毎日3時間はしっかり勉強頑張ってたもんね」や、「学校の課題を早く終えて試験対策取り組めてたもんね」のように、結果に至るまでに、どのようなこと具体的に頑張ったのこちらから認めてほめてあげることです。このプロセスをほめてあげることは、次回以降のやる気に繋がるだけでなく。、成功体験を繰り返し行えるメリットもあります。
私が担当していた生徒A君も、試験で、前回の点数よりも約30点伸び、90点近い点数を取ることができました。この生徒A君は、テスト前に受業以外に自習をし、質問も何回もしてくれていました。この結果がテストにも反映したと考えた私は、点数を聞いた後に、「毎日残って、わからないところ質問してくれたもんね!」と、点数だけでなくその過程をしっかりとほめてあげました。するとそのA君は、それ以降もテスト期間でなくても自習するようになり、普段からの勉強時間が増え、安定して点数が取れるようになりました。
一度結果が出た子どもは、こういったほめ方の工夫をすることで、次回のテスト以降も頑張ってくれる子が多くなります。なぜ結果出たのか、子どももわかれば、やる気も継続し、次もきっと頑張ってくれます!もちろん子ども以外の人にも使うことができますので、是非ほめるときに意識してみてください!
次に、やる気が出る目標設定についてです。中学生であれば、「〇〇高校合格」や「期末試験合計450点」などのように決められる方が多いと思います。これは別に悪いわけではなく、意識してほしい2つの点があります。それが、
①目標は、大目標、中目標まで決める
②目標は数値化して、具体的にする
ということです。
①目標は、大目標、中目標まで決める というのは、やる気の継続に繋がります。例えば、「試験で合計450点」という目標を設定したときに、中目標で必ず各科目の目標点数を設定することです。これは一つの科目で試験に失敗して、450点が難しいとなって、やる気を落とさないようにするためです。たとえ450点が難しくなっても、他の科目では達成ができる可能性があるからです。そうすることで、最後までやる気の継続ができ、良い結果に繋がることが多いのです。 もちろん、その目標を達成するために、小目標もさらに決めることが望ましいです。
②目標を数値化して、具体的にする これはできている人が多いですが、目標を「毎日頑張る」や「苦手をなくす」等ではなく、必ず数字を入れ、「毎日3時間テスト勉強する」や「苦手科目の理科を1日1時間勉強する」のように、数字を入れより具体的にするということです。なんとなくの目標だと、ちゃんと取り組めているかもわからず、短時間でも勉強した気分になってしまうので、時間等の目標をしっかり決めて、勉強に取り組むことをお勧めします。
また目標は、達成できるかどうかわからないラインに設定するのが良いと言われています。余裕で達成できる目標だと、気持ちに余裕ができ、最終的に達成できないことが多々あります。反対に、難しすぎる目標もあきらめる理由の一つになってしまうので、目標設定を適当に考えないようにしなければなりません。
今回は、ほめ方と目標設定の2つに絞って、やる気の出し方とやる気の継続について紹介しました。やる気というのは誰でも波があるものです。その波を安定させることで良い結果を得ることができます。その上で、ほめることと目標設定は、一時的にやる気を上げるだけでなく、継続させることができることに繋がるので、ぜひ実践してみてください!
「誰でもできること」を「誰よりもできるように」をモットーに基礎の反復が大切だと考えています。お子様が勉強で躓かないために、理解して、そして1人で解けるまでとことん付き添っていきます。 また、「わかった」、「できるようになった」が勉強に対するモチベーションの1つだと考えています。 最初はわからなかった問題が1人で解けるようになったという成功体験を積み重ねて、自信とやる気を高めていけるように一緒に頑張っていきます。
体験終了後、面談をさせて頂き、お子様に合わせた今後の学習プランをご提案させていただきます。
定期試験対策・受験対策にも使えます!毎日の学習習慣の定着化、苦手克服などにぜひご活用ください。