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定期テストが終わると、多くの中学生はほっと一息つきます。
保護者の方も、「ようやく終わった」と安心されるのではないでしょうか。
しかし、本当に成績が伸びる生徒は、テストが終わった後の過ごし方が違います。
テストは受けて終わりではありません。
むしろ、テストが返却されてからが本当のスタートです。
なぜなら、テストにはお子さんの弱点や課題がたくさん詰まっているからです。
今回は、5教科それぞれの見直しポイントをご紹介します。
次のテストで結果を出すためにも、ぜひ参考にしてみてください。
国語は見直しが難しい教科だと言われます。
数学のように答えが明確ではなく、「なんとなく間違えた」で終わってしまうことも少なくありません。
しかし、国語こそ原因分析が大切です。
まず確認したいのは、どの種類の問題を間違えたかです。
・漢字問題
・語句問題
・読解問題
・記述問題
漢字で失点しているなら練習不足かもしれません。
読解問題で失点しているなら、文章の読み方に課題がある可能性があります。
また、記述問題で失点している場合は、「答えは分かっていたけれど書き方が分からなかった」というケースもあります。
保護者の方は、
「どうして間違えたと思う?」
と聞いてみてください。
点数ではなく原因に目を向けることで、次の対策が見えてきます。
国語と比べ数学は、見直しの効果が最も出やすい教科です。
なぜなら、失点の原因が比較的はっきりしているからです。
例えば、
・計算ミス
・公式忘れ
・解き方が分からない
・問題の読み間違い
・時間不足
同じ失点でも原因は異なります。
特に多いのが計算ミスです。
「分かっていたのに間違えた」
という問題が多い場合は、解き方ではなく見直しの習慣に課題があります。
一方で、解き方そのものが分からなかった場合は、単元の理解が不足している可能性があります。
テスト返却後は、
「なぜ間違えたのか」
を問題ごとに確認してみましょう。
数学は弱点が見つかれば対策しやすい教科です。
英語の見直しでは、
「単語が覚えられていない」
だけで終わらせないことが重要です。
英語の失点には大きく分けて3つあります。
・単語不足
・文法理解不足
・長文読解不足
単語問題で失点しているなら、語彙力強化が必要です。
文法問題で失点しているなら、ルールを理解できていない可能性があります。
また、長文問題で失点している場合は、単語だけでなく読む経験そのものが不足していることもあります。
特に英作文では、
「分かる」と「書ける」
の間に大きな差があります。
テスト後は間違えた英文を見直し、
自分で正しい文を書けるか確認してみましょう。
英語は復習の質によって大きく差がつく教科です。
理科は暗記科目だと思われがちです。
しかし実際には、理解が必要な問題も多く出題されます。
例えば、
・用語問題
・計算問題
・実験問題
・グラフ問題
それぞれ必要な力が異なります。
用語問題で失点しているなら知識不足です。
一方で、実験問題や考察問題で失点している場合は、内容を理解できていない可能性があります。
テスト返却後は、
「この実験は何を確かめるためのものだったのか」
を説明できるか確認してみましょう。
理科は理解と暗記をバランスよく行うことで得点が安定してきます。
社会は、
「覚えたのに点が取れない」
という相談が多い教科です。
その原因は、知識の整理不足にあります。
例えば歴史。
人物名や出来事は覚えていても、
・なぜ起こったのか
・その後どうなったのか
が分からなければ応用問題に対応できません。
地理では、
・地図
・グラフ
・統計資料
を読み取る力が必要です。
公民では、
用語同士のつながりを理解しているかが重要になります。
社会の見直しでは、
「覚えたか」
ではなく、
「説明できるか」
を意識してみてください。
説明できる知識は、忘れにくく得点につながりやすくなります。
教科に関係なくおすすめしたいのが、
「間違い直しノート」
です。
やり方は簡単です。
ノートに
・間違えた問題
・正しい答え
・間違えた理由
・次回の改善策
を書くだけです。
例えば、
「英単語を覚えていなかった」
なら、
「毎日10個ずつ確認する」
という改善策を書きます。
「計算ミスが多かった」
なら、
「途中式を省略しない」
という目標を書きます。
こうしておくことで、自分だけの弱点集が完成します。
次回のテスト前には、そのノートを見るだけで効率よく復習できます。
テストで大切なのは点数だけではありません。
本当に重要なのは、
「なぜその結果になったのか」
を考えることです。
国語には国語の見直し方があり、
数学には数学の見直し方があります。
教科ごとの特徴を理解して振り返ることで、次のテストへの準備が始まります。
テストは終わった瞬間に価値がなくなるものではありません。
むしろ、返却された答案こそが最高の教材です。
ぜひお子さんと一緒に答案を見ながら、
「次はどうしたらもっと良くなるかな?」
を考えてみてください。
その積み重ねが、確実な成績アップにつながっていくはずです。
広島大学文学部で西洋史を専攻。勉強や部活といった生徒の悩みに向き合い、授業のあと長い時間話し込むことも。 無類の読書好きが祟り、土日と休憩時間が読書に消えるのが最近の悩み。