「歴史は覚えることが多すぎてむずかしい・・・」
多くの中学生から、よく聞く言葉です。
そして保護者の方も、
「こんなに覚えないといけないなんて大変・・・」
と感じられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
歴史はやり方次第で短期間に点数が伸びる科目です。
なぜなら、数学のようなひらめきも、英語のような積み重ねも必要なく、
「正しい手順で覚えれば、そのまま点数になる」からです。
点数が伸びないお子さんの多くは、「覚える量」が問題なのではなく、
覚え方の順番を間違えていることがほとんどです。
今回は、定期テストで歴史の点数を上げるために、ご家庭で実践できる具体的な5ステップをご紹介します。
多くのお子さんが最初にやってしまうのが、教科書を最初から読み込むことや、ノートをきれいにまとめることです。
しかし、この方法は時間がかかるわりに、点数には結びつきにくい勉強法です。
最初にやるべきことは、テスト範囲のワークを先に解くことです。
まだ覚えていなくても構いません。
とにかく一度、最後まで解いてみましょう。
これをすることで、
• テストではどんな形で問われるのか
• どの用語が重要なのか
• 記号問題か、記述か、漢字か
がはっきりします。
つまり、「覚えるべきポイント」が絞られるのです。
闇雲に覚えるのではなく、出題される形を知ってから覚えることが、歴史の点数アップの第一歩です。
歴史が苦手なお子さんの共通点は、出来事をバラバラに暗記していることです。
「ペリー来航は1853年」
「大政奉還は1867年」
このように単発で覚えても、テストでは点になりません。
大切なのは、出来事の流れをつかむことです。
例えば、
ペリー来航 → 開国 → 不平等条約 → 尊王攘夷運動 → 明治維新
このストーリーが頭に入っていると、年号や人物名も自然と結びついていきます。
保護者の方はぜひ、
「これって何がきっかけで起きたの?」
「この後どうなったの?」
と聞いてみてください。
流れで説明できるようになると、歴史は一気に得点源になります。
ここは、点数に直結する非常に重要なポイントです。
歴史のテストでは、
• 人名
• 条約名
• 出来事
これらを漢字で正確に書けるかが問われます。
「見れば分かる」、「読めば分かる」では点はもらえません。
ワークで間違えた語句は、必ずノートに3回書く。
これだけで、得点力は大きく変わります。
保護者の方は、
「覚えた?」ではなく、
「それ、書ける?」と声をかけてみてください。
学校にもよりますが、最近の定期テストでは資料問題の割合が増えています。
教科書や資料集に載っている
• 写真
• 絵
• グラフ
• 地図
これらが、そのままテストに出ることも珍しくありません。
対策はシンプルです。
写真の下にある説明文を読むこと。
そして、
「この写真は何の出来事か」
「これは誰に関係する資料か」
を言えるようにしておきます。
ここは暗記量が少ないわりに、得点しやすいポイントです。
歴史が苦手なお子さんほど、「覚える勉強」ばかりになっています。
用語を見て、赤シートで隠して、何度も書く。確かに努力はしています。ですが、この方法だけでは点数は頭打ちになります。
なぜなら、定期テストは「覚えているか」ではなく、「理解しているか」を問う問題が増えているからです。
例えば、
「なぜこの政策が行われたのか」
「この出来事の結果、社会はどう変わったか」
といった問題は、用語暗記だけでは対応できません。
ここで非常に効果的なのが、「説明する勉強」です。
やり方はシンプルです。
ワークや教科書で学んだ内容を、誰かに説明するだけ。
特におすすめなのが、保護者の方を相手にした「歴史クイズごっこ」です。
「鎌倉幕府って、どうしてできたか説明してみて」
「どうして参勤交代は大名にとって大変だったの?」
このように問いかけるだけで、お子さんは頭の中を整理しながら話そうとします。
このとき、うまく話せなかった部分こそが、「まだ理解できていないところ」です。
つまり、弱点がその場で見つかるのです。
そしてもう一度教科書やワークを見直す。
この流れを繰り返すと、知識が「点」ではなく「線」になってつながり始めます。
歴史はストーリーの教科です。
説明できるようになると、出来事の流れ・理由・結果が一本の物語として理解できるようになり、テストの記述問題や並び替え問題に驚くほど強くなります。
「覚えた?」ではなく、
「説明できる?」と聞いてみてください。
この一言が、歴史の点数を伸ばす大きなきっかけになります。
歴史は、やみくもに覚える科目ではありません。
正しい順番で取り組めば、短期間で点数を伸ばせる科目です。
1. ワークを先に解く
2. 流れで覚える
3. 漢字で書けるようにする
4. 資料問題を対策する
5. 歴史の流れを説明できるようにする
この手順を踏むだけで、歴史は確実に得点源になります。
ぜひご家庭で、この方法を試してみてください。
お子さんの歴史への苦手意識が、きっと変わっていきます。
大学ではで西洋史を専攻。勉強や部活といった生徒の悩みに向き合い、授業のあと長い時間話し込むことも。 ブログを書いているときにふと、高校や大学で使っていた歴史のノートを開き、自身の漢字嫌いを再認識。西洋史に進むに至ったルーツを思い出す。