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高校生になると、学校の授業、受験勉強、部活、委員会、バイト、趣味……とにかく“やること”が増えます。
「全部大事だから、全部やらなきゃ」 そう思ってがんばっているのに、結局どれも中途半端になってしまったり、心も体も疲れ切ってしまったり……。
そんなときに大切なのが、「賢く手放す力」=優先順位をつける力です。
この記事では、忙しい高校生が今すぐ実践できる“優先順位の整理術”を紹介します。
「なんでも大事」な状態では、次のような問題が起きやすくなります。
これでは、本当に力を入れるべきことに、十分なエネルギーが注げません。
時間は有限。だからこそ「何をやらないか」を決めることも、とても大事です。
以下は“手放してもいいかもしれない”行動の例:
SNSチェックを1日30分以内に制限
毎日見ていた動画を週2回だけに
内容が薄いグループLINEは通知オフに
優先順位が低い活動には“断る勇気”を持つ
やらないことを明確にすると、本当に必要なことに時間を振り分けられます
やるべきことを「重要度 × 緊急度」で分類する考え方──それがアイゼンハワー・マトリクスです。
緊急 |
緊急でない |
|
重要 |
A:最優先でやる |
B:計画的にやる |
重要でない |
C:後回し/人に任せる |
D:やらない・減らす |
この表を使って、「全部大事」を可視化して整理していきましょう。
明日提出の課題レポート → A(重要・緊急)
受験に必要な単語暗記 → B(重要・緊急でない)
バイト後の動画ダラ見 → D(重要でも緊急でもない)
部活のグループ連絡チェック → C(緊急だけど重要ではない)
分類することで「今やるべきA」「計画すべきB」「控えるべきD」が見えてきます。
優先順位をつけるとき、「全部ちゃんとやらなきゃ」と思う気持ちが強いと、逆に前に進めなくなってしまうことも。
大切なのは、「できることから、できる範囲で」を繰り返すこと。
毎日単語10個覚えたらOK!
土日は1つだけでも苦手科目にチャレンジ!
完璧でなくていい。進んでいる実感こそが、モチベーションにつながります。
高校生活は、ただ“忙しい”だけではなく、“自分で選んで動く”力を養う時間です。
優先順位をつけて「やる」「やらない」を決めることは、自分の時間とエネルギーを大切に使うということ。
それは、受験だけでなく、将来の生き方にもつながっていきます。
今日から少しずつ、“賢く手放す”選択を始めてみませんか?
5-days横川教室教室長。歴史の授業が得意。 「生徒に誰かに勉強を教えられるほど勉強が得意になってほしい」がモットー。 現在ダイエット中。目標はあと5kg減らすこと!