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「勉強しなきゃ」と思っているのに、気づけばスマホを見てしまう。今日は3時間やるぞ! と張り切ったのに、
ダラダラして結局1時間もできなかった。そんな経験はありませんか?実はこれ、やる気や根性だけではどうにもならない場合が多いのです。人間の脳は、“楽なほう”や“楽しいほう”に流れがちなので、意志の力だけで勉強を継続するのはとても難しいことです。
しかし、一度「習慣化」されると、「モチベーション」や「やる気」に左右されずに”自動的に勉強を続けられる”ようになります。
例えば、「寝る前の歯磨き」が良い例です。私たちはやる気満々なモチベーションで毎回歯磨きをしているわけではありません。
「やる気があろうとなかろうと、歯磨きしないと落ち着かない…」となっていませんか? これが「習慣化」の力です。同じことを勉強で起こせたら、これほど強力なことはありませんね。
「いきなり3時間」は失敗する
「よし、今日から毎日3時間やるぞ!」。これは習慣化に挫折する「よくある失敗」です。勉強を習慣化できていない状態で「毎日3時間やろう!」と意気込んでも、大半は続きません。どうしても精神力に頼りきりで、「今日はやる気が出ないから…」となればすぐに中断しがちです。
さらに、3時間のまとまった時間を本当に確保しようとすると、他のスケジュールや遊びの時間を思い切り削らなければならず、「しんどい」「疲れる」と感じてしまいがち。その結果、“もう無理”と投げ出してしまうことが多いのです。
そこでおすすめしたいのが「最初のハードルを極限まで下げる」作戦です。
とにかく何でもいいので、勉強を一歩だけ進めること。「5分だけ問題を解いてみる」「ワークを1ページだけ開いてみる」といった形でOK。
何より大切なのは、“机に向かうまでのハードル”を低く設定すること。「少しだけやる」なら、脳の抵抗感もグッと下がり、「それならやってもいいかも」と思えるようになります。
大きな目標をいきなり狙うのではなく、小さな成功体験を積むことで自己効力感が高まり、長期的な継続を実現しやすくなる。まさに、最初の5分が自信アップのカギになるのです。
勉強を習慣化させるためには、「何時になるのか」を決めておくことが効果的です。
人間は、曖昧な計画を立てると“先延ばし”をしがちです。「やらなきゃなー」と考えていても、「後でいいか」「もう少し休憩してから…」という具合に、どんどんずれ込んで結局できないことは「勉強あるある」です。でも、勉強できる人はこれを「あるある」にしません。
先延ばしを撃退するために有効なのが、「19時〜20時は英語」「20時〜21時は数学」など、時間をブロックで区切ってしまう方法です。
時間を先に決めてしまえば、その時間になれば“やらないと逆に落ち着かない”という心理状態になりやすい。いわば、外部から自分に“締め切り”を課しているようなものです。
さらに踏み込むなら、「19時からはこの参考書の◯ページ~◯ページ」と「その時間に何をやるのか」まで決めるのが理想です。「時間+内容」で二重にスケジューリングを固めておくことで、取りかかりもスムーズに計画倒れを防げるようになります。
「何をした後に勉強をするのか」を決めることでも、勉強は習慣化できるようになります。
私たちの普段の行動は、「〇〇をしたら△△をする」という形で連鎖しています。例えば、歯磨きは、“食事が終わったら”とか“お風呂から上がったら”など、特定の行動の後に行う人が多いでしょう。この“行動の連鎖”を利用して、「夕飯後の片づけが終わったら英語を始める」「お風呂に入ったら、その後数学のワークを開く」というように、習慣に組み込みたい行動を他の行動の後にセットすると習慣化ができます。
勉強を習慣化できる人は「勉強時間の代わりに何を辞める(減らす)のか」をきちんと考えています。
時間は有限です。1日24時間は誰にとっても変わらないので、
だからこそ勉強時間を増やす=他の何かに使っていた時間を削るということです。
「勉強時間を増やしたい!」と思ったら、同時に「では今までやっていた◯◯の時間を減らそう」という決断が必要です。ここで大事なのは、何かを“全部やめる”のではなく、「優先順位をもう一度見直してみる」ということです。ゲームが楽しみなら、完全にやめる必要はありませんが、1時間やっているところを30分にするだけでも良いと思います。おすすめは、「スマホをだらだら見る時間を辞める」です。やりたくてやっているわけではなく、なんとなくSNSやゲームなどをしてしまっていた時間が誰にでもあるはずです。この時間を削ることができれば、勉強時間はかなり増えます。“優先度が低いもの”を削るという考え方をベースに、どの時間を削れるのか?を考えてみましょう。好きなことを諦めなくても、意外と大きな時間を捻出できます。
せっかく習慣化できてきても、三日坊主になってしまうことを防ぐために、
「タイマーを活用すること」がおすすめです。
人間の脳は面白いもので、「今やりたいこと」や「楽なこと」を優先するようにできています。ちょっと疲れていたらすぐソファーに横になりたくなるし、面白い動画を見つけたらつい観続けてしまう。そんなときに効果を発揮するのが「タイマー」です。アラームは強制的に思い出させてくれる“外部のリマインド役”です。例えば、「19時に英語をスタート」と決めておいて、その数分前にもアラームを設定しておき、鳴ったら「よし、始めるか」とスイッチを入れることができます。勉強に限らず、起床時間、就寝時間、移動時間など、タイマーがルーティンを確立する助けになるのはどの年齢でも共通しているのです。
完全に習慣化するまでは「朝イチでスケジュールをチェックすること」を意識すると、挫折がしにくくなります。勉強の予定を立てていても、結局「今日は何をするんだっけ?」と忘れてしまいがち。部活や学校行事、友達との予定などが入ると、簡単に頭から抜け落ちます。これを防ぐには、朝起きてから(または朝食後)にその日のスケジュールを確認する習慣を作りましょう。あれこれ忙しい中でも「今日は19時からワークを2ページ、20時から英単語を暗記する。」と思い出しておけば、一日の全体像がはっきりします。朝に立てた計画が実行できなかったとしても、次の日に再チャレンジすればOKです。まずはハードルを下げて、続けてみてください。“朝チェック”の習慣自体も、徐々に「習慣化する力」の積み重ねを助けてくれます。
見える化で“忘却の罠”を回避
人はとにかく忘れる生き物です。とくに中学生は部活や友達とのやり取り、趣味など、頭を使う場面が多い。せっかく考えた計画も、翌日には忘れてしまうことがあります。だからこそ、物理的な“見える化”が重要。家の中で頻繁に目に入る場所、例えば、冷蔵庫の扉、テレビの横、トイレのドアや壁、自分の部屋のドアなどに、手書きのスケジュール表や「今日やることリスト」を貼っておきましょう。
デジタルも最大活用! “一番よく見る画面”に仕込む
スマホはLINEやSNS、動画、ゲームなど誘惑も多いですが、逆に“勉強のためのリマインダー”として活用するのも賢い方法です。例えば、スマホのホーム画面を「今日のスケジュール(19時〜英語2ページ、20時〜数学ワーク)」「今週の目標(英単語を60個覚える)」などのメモ画像にしておく。あるいは付箋アプリやリマインダー機能を使って、ホーム画面に常に表示するウィジェットを置いておけば、スマホを開くたびに自然と「そうだった、今日は英語をやらなきゃ!」と思い出せます。
習慣化で大事なのは、「自分を信じすぎない」ことです。人間は意志やモチベーションを過大評価しがちで、「自分ならやれるはず」と思い込みます。しかし実際は、環境の影響を強く受け、少し疲れただけで「明日やればいいや」と先送りしてしまったり、誘惑に負けてしまったりするのが現実です。
だからこそ、自分の意志に頼らなくても勝手に実行されるような“仕組み作り”が必要になります。本記事で紹介したコツこそが、「仕組み」で自分をサポートする作戦の具体例です。大切なのは、“自分の意志”ではなく“仕組み”で続けられる環境を作ることです。最初は少し面倒だと感じるかもしれませんが、一度波に乗ってしまえば、今まで以上に楽に勉強を続けられる自分に出会えると思います。
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