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2025.05.14

地球は「完全な球」じゃない!?~中高生向け理科雑学~

【はじめに:地球って“完璧な丸”なの?】

教科書や地球儀、宇宙からの写真を見ると、地球はまんまるの球体に見えます。

でも実際の地球は、“完全な球体”ではありません。

 

この事実は、理科や地理の学習とも深く関わっており、科学的な観測や数式によってもしっかりと裏付けられています。

 

この記事では、地球の形にまつわる知識を、中学生・高校生向けに深掘りしていきます。

「なんで?」「どうしてそうなるの?」に理科的な視点で迫ります。

 

【第1章:地球の形は「回転楕円体」】

地球は「回転楕円体(かいてんだえんたい)」という形をしています。

これは、赤道方向に膨らみ、極方向にややつぶれた楕円形の立体です。

 

赤道付近では、地球の半径は約6,378km。

一方、極付近では約6,357km。差は約21kmにもなります。

 

この形をたとえるなら、「太ったおまんじゅう」や「少し潰れたボール」のようなもの。

この違いを理解することは、物理・地学で扱う“力の働き”や“地球の運動”の理解にもつながります。

 

【第2章:赤道がふくらむ理由は「自転」と「遠心力」】

地球がこのような形になった理由、それは地球の自転です。

 

自転とは、地球が約24時間で1回、自分自身の軸を回る運動のこと。

この回転運動によって、「遠心力(えんしんりょく)」が発生します。

 

遠心力は、回転する物体の外側に働く力で、特に赤道付近ではその影響が大きくなります。

 

このため、赤道方向の地殻や大気がわずかに外へと押し出され、地球全体が“横に広い楕円形”になったのです。

 

※身近な例:洗濯機で衣類が内側から外へ押しつけられるのも遠心力の働き。

 

【第3章:重力は場所によって変わる?】

遠心力の影響によって、重力の大きさも地球上の場所で微妙に異なります。

 

例えば体重60kgの人が:

 

北極で体重を測ると → 約60.0kg

 

赤道で体重を測ると → 約59.8kg

 

この差はわずか約200g程度ですが、確かに“軽く”なるのです。

これは、赤道では遠心力が重力の一部を打ち消すためです。

 

このように、**重さ(重力)と質量(物体そのものの量)**は異なる概念であることも理科の重要ポイントです。

 

理科の授業で習う「重力加速度(g)」も、場所によって少しずつ異なる数値が使われることがあります。

 

【おわりに:雑学から本質へ——科学的思考の第一歩】

「地球は球体」と思っていた人も、今回の話で「実は違った!」という驚きを感じたのではないでしょうか。

 

大切なのは、「本当にそうなのか?」「なぜそうなるのか?」と疑問を持ち、自分の頭で考えることです。

 

こうした小さな雑学が、理科の知識とつながり、科学的な思考を育てる第一歩になります。

 

ぜひこの知識をきっかけに、地球や宇宙についてもっと深く調べてみてくださいね!

この記事を書いた人

西岡 俊輝

5-days横川教室の教室長。歴史の授業に自信があり、楽しくてわかりやすい解説が好評です。「生徒が誰かに勉強を教えられるほど得意になってほしい」を信念に、日々指導に熱を注いでいます。現在ダイエットにも挑戦中で、目標はあと5kg減!勉強も健康も、日々コツコツ積み重ねを大切にしています。

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