受験生なら、一度は聞いたことのある言葉ではないでしょうか。
少し大げさに聞こえるかもしれません。しかし、多くの受験生を見ていると、この言葉は決して精神論だけではないと感じます。
実際、夏の過ごし方によって、秋以降の伸び方は大きく変わります。
では、なぜ夏がそこまで重要なのでしょうか。
そして、夏を「制する」とは具体的にどういうことなのでしょうか。
今回は、受験における夏の重要性について考えていきます。
受験生にとって夏が特別なのは、「まとまった時間」が取れるからです。
学校がある時期は、授業や課題、行事などに時間を取られます。平日は思うように勉強時間を確保できない人も多いでしょう。
しかし夏休みは違います。
1日10時間以上勉強することも現実的になります。
これは単純計算でも非常に大きな差になります。
例えば、毎日10時間勉強を30日続ければ300時間です。
1日5時間の人との差は150時間。これは決して小さな差ではありません。
しかも受験勉強は、短距離走ではなく積み重ねの勝負です。
夏の300時間は、そのまま秋以降の実力差につながっていきます。
では、夏に成績を伸ばす人にはどんな特徴があるのでしょうか。
意外かもしれませんが、伸びる人ほど「まず進める」ことを重視しています。
数学の問題を1問に何時間もかけたり、英単語帳を完璧に覚えるまで次に進まなかったりすると、勉強全体の効率は下がってしまいます。
もちろん理解は大切です。
しかし受験では、「広い範囲を何度も繰り返すこと」が非常に重要です。
夏は特に、
* 英単語
* 古文単語
* 数学の典型問題
* 理科社会の基礎事項
など、土台づくりを徹底する時期です。
一回で完璧にしようとするより、「何周も回す」意識の方が結果的に定着しやすいのです。
夏休みは自由度が高い反面、生活が崩れやすい時期でもあります。
夜更かしをして昼に起きる。
「今日は疲れたから少し休もう」が続く。
気づけば勉強時間が減っていた。
こうしたことは珍しくありません。
しかし、受験勉強で最も怖いのは「勉強しない状態に慣れること」です。
逆に、毎日机に向かう習慣を維持できる人は強いです。
特別な集中力がなくても構いません。
大切なのは、「勉強するのが当たり前」という状態を作ることです。
調子が悪い日でも最低限はやる。
それを積み重ねた人が、最終的に伸びていきます。
好きな科目ばかり勉強したくなる気持ちは誰にでもあります。
英語が得意なら英語をやりたくなる。
数学が苦手なら後回しにしたくなる。
しかし、夏は弱点と向き合う最後の大きなチャンスでもあります。
秋以降になると、過去問演習や応用問題が増えていきます。
その段階で基礎が抜けていると、思うように点数が伸びません。
だからこそ夏は、「苦手だからこそやる」ことが重要なのです。
苦手科目を避け続ける人と、正面から向き合う人。
数か月後、その差はかなり大きくなります。
一方で、夏に失速してしまう人もいます。
その多くは、「気合いだけ」で乗り切ろうとしてしまいます。
例えば、
* 初日から15時間勉強する
* 睡眠を削る
* 無理な計画を立てる
* 参考書を増やしすぎる
こうしたやり方は、最初は頑張れても長続きしません。
受験は継続戦です。
大切なのは、一日だけ頑張ることではなく、毎日続けられることです。
夏休みの計画を立てるときは、「理想の予定」ではなく「現実的に続けられる予定」を意識した方がうまくいきます。
ここは非常に大切なポイントです。
夏に頑張っても、すぐに模試の成績が上がるとは限りません。
むしろ、「こんなに勉強しているのに伸びない」と不安になる人も多いです。
しかし、受験勉強はある日突然伸びることがあります。
*英語長文が急に読めるようになる。
*数学の解法がつながり始める。
*暗記していた知識が問題で使えるようになる。
こうした変化は、ある程度の積み重ねの後に起こります。
つまり、夏の努力は「後から効いてくる」のです。
だからこそ、途中で焦って勉強法を変えすぎないことも大切です。
受験では、才能の差が全くないとは言えません。
しかし実際には、それ以上に「勉強時間」と「継続力」の差が大きいことが多いです。
特に夏は、その差が最も表れやすい時期です。
*周りが遊んでいるときに机に向かう。
*眠い朝でも起きて勉強する。
*苦手科目から逃げない。
こうした地道な積み重ねは、一見すると地味です。
ですが、受験本番で最後に支えになるのは、結局そうした積み重ねだったりします。
この言葉の本当の意味は、
単に長時間勉強することではありません。
* 毎日継続すること
* 弱点と向き合うこと
* 基礎を徹底すること
* 焦らず積み重ねること
こうした“当たり前だけど難しいこと”を続けられる人が、夏を制するのだと思います。
そして夏を本気で過ごした経験は、受験だけでなく、その後の人生でも大きな自信になります。
夏休みは長いようで、終わってみるとあっという間です。
「もっとやっておけばよかった」と後悔する夏にするのか、
「やれることはやった」と胸を張れる夏にするのか。
その積み重ねが、未来の自分を変えていきます。
瀬野校教室長。生徒様が何か目標をもってポジティブな姿勢で人生を歩めるように支援していきたいと思います。もちろん学力向上と合格をするという目的は変わりませんが、それ以上に生徒様が自立し自分の人生を自分で歩めるように少しでもお役に立てれば幸いです。ぜひ一緒に勉強を頑張ってみませんか?強い気持ちで!!