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長い夏休みが始まると、子どもたちの生活リズムは大きく変わります。学校がない分、自由な時間が増える反面、勉強から離れてしまう子どもも少なくありません。
多くの保護者の方が「うちの子は夏休みになると勉強しなくなる」「宿題以外は全くやらない」という悩みを抱えています。しかし、毎日たった30分の学習時間でも、正しい方法で取り組めば確実に学力向上につながります。
学習塾業界でも注目されている「毎日学習」の考え方は、短時間でも継続することで大きな成果を生み出します。実際に、定額制個別指導塾として全国展開している5-Daysでは、「ひとりで勉強できる」力を育てることを目標に、毎日通える環境を提供しています。
夏休みの40日間は、新しい習慣を身につけるのに十分な期間です。今回は、家庭で実践できる学習習慣づくりの具体的な方法を3つのステップに分けて詳しく解説します。
人間の脳は、同じ時間・同じ場所で繰り返される行動を「習慣」として認識します。学習も例外ではありません。
効果的な時間帯の選び方:
・朝8時から8時30分(脳が最も活発な時間)
・午後3時から3時30分(おやつの後の集中しやすい時間)
・夜7時から7時30分(夕食後の落ち着いた時間)
時間帯を選ぶときは、子どもの生活リズムや性格を考慮することが大切です。朝型の子どもなら朝の時間を、夜型の子どもなら夕方以降を選ぶと良いでしょう。
1. 専用の学習スペースを作る リビングの一角でも構いませんが、「勉強する場所」を明確に決めます。
2. 必要な道具をすぐ手に取れるようにする 筆記用具、教材、タイマーなどを定位置に置きます。
3. 気が散るものを視界から外す ゲーム機、マンガ、スマートフォンは別の部屋に置きます。
4. 適度な明るさと温度を保つ デスクライトを使い、エアコンで快適な室温を維持します。
5. 時計やタイマーを活用する 時間を意識することで、集中力が高まります。
実際の教育現場でも環境づくりは重視されています。5-Daysでは、実用新案の独自のデスク配置システムを採用し、**生徒の集中力が30%向上したという実績があります。**家庭でも工夫次第で同様の効果が期待できます。
子どもが自発的に学習するためには、「できた!」という成功体験が欠かせません。大きすぎる目標は挫折の原因になるため、確実に達成できる小さな目標から始めることが重要です。
学年別の目標設定例:
学年 |
教科 |
1日の目標例 |
1週間の目標例 |
小学1-2年 |
算数 |
計算問題5問 |
足し算・引き算各20問 |
小学3-4年 |
国語 |
漢字練習3文字 |
新出漢字15文字マスター |
小学5-6年 |
算数 |
文章題2問 |
単元まとめ問題1セット |
中学1年 |
英語 |
英単語5個暗記 |
英文法基礎問題10問 |
中学2年 |
数学 |
基礎問題5問 |
応用問題にチャレンジ |
中学3年 |
5教科 |
各教科10分ずつ |
苦手分野の克服 |
1. 子ども自身に選ばせる 押し付けられた目標より、自分で決めた目標の方が達成率が高くなります。
2. 具体的な数値を入れる 「がんばる」ではなく「問題を5問解く」というように数値化します。
3. 達成したら必ず認める 小さな達成でも、しっかりとほめることで次への意欲につながります。
教育の専門家も、段階的な目標設定の重要性を指摘しています。5-Daysの「My 5-Days Project」では、**生徒一人ひとりの現状を把握し、3ヶ月以内に成果を出すことを目標に個別カリキュラムを作成しています。**家庭でも同じアプローチが有効です。
子どもは目に見える成果があると、学習へのモチベーションが格段に上がります。最新の教育技術でも、この「見える化」は重要な要素として注目されています。
家庭でできる見える化の方法:
1. 学習カレンダーの活用
・勉強した日にシールやスタンプを貼る
・連続記録に挑戦する(7日連続、14日連続など)
・月末に振り返りをする
2. 進捗グラフの作成
・解いた問題数を棒グラフにする
・覚えた漢字や英単語の数を記録する
・テストの点数の推移を折れ線グラフにする
3. 学習ノートの工夫
・その日学んだことを3行でまとめる
・わかったこと・わからなかったことを記録する
・明日の目標を書く
現代では、アプリやデジタルツールも学習の見える化に役立ちます。5-Daysが導入している「ヤルキプラス®」アプリは、ウェアラブルデバイスで学習時間や筆記動作を計測し、保護者がリアルタイムで確認できるシステムです。
ご家庭でも、以下のようなツールが活用できます:
・学習時間記録アプリ
・オンライン学習の進捗管理機能
・デジタル学習ドリルの成績記録
視覚的なフィードバックは、子どもの学習意欲を大きく向上させる要因となります。
学習習慣の定着には、保護者の関わり方が決定的に重要です。ただし、過度な干渉は逆効果になることもあります。
効果的な声かけの例:
・「今日も机に向かえたね」(行動を認める)
・「昨日より集中できていたよ」(成長を指摘する)
・「どの問題が面白かった?」(興味を引き出す)
避けたい声かけの例:
・「なんでできないの?」(否定的な表現)
・「〇〇ちゃんはもっとできるよ」(他者との比較)
・「勉強しないとダメになるよ」(脅迫的な表現)
1. 環境整備係 学習に集中できる環境を整え、必要な教材を準備します。
2. タイムキーパー 学習時間の開始と終了を優しく知らせます。
3. 応援団長 がんばりを認め、励ましの言葉をかけます。
4. 相談相手 わからないことがあったとき、一緒に考えます。
5. 記録係 学習の成果を一緒に記録し、振り返ります。
教育のプロも、**保護者との連携の重要性を強調しています。**5-Daysでは年3回の定期的な三者面談を実施し、家庭と塾が一体となって子どもの成長をサポートする体制を整えています。
夏休みの学習習慣づくりにおいて、学習塾の活用も選択肢の一つです。特に、自宅だけでは集中できない子どもには効果的です。
学習塾を選ぶときのポイント:
・毎日通える環境があるか
・個別対応が可能か
・料金体系が明確か
・成果保証があるか
5-Daysのような定額制の塾では、**月額固定料金で週3回から週5回まで通えるため、夏休み中の学習リズムを作りやすいというメリットがあります。**実際に、毎日通う生徒の平均継続期間は27ヶ月と、業界平均の18ヶ月を大きく上回っています。
1. 塾での学習内容を家庭で復習する 塾で習ったことを、その日のうちに10分程度見直します。
2. 家庭での疑問を塾で解決する 自宅学習でわからなかったところをメモし、塾で質問します。
3. 塾の宿題を家庭学習の中心にする 塾から出される宿題を、毎日の学習時間に組み込みます。
4. 塾の先生と家庭での様子を共有する 定期的な面談で、家庭学習の状況を伝えます。
週単位で進化する学習習慣プログラム
週 |
テーマ |
1日の学習時間 |
重点項目 |
第1週 |
習慣づくり |
20分 |
時間と場所の固定 |
第2週 |
基礎固め |
30分 |
前学期の復習 |
第3週 |
応用力養成 |
30分 |
新しい問題にチャレンジ |
第4週 |
弱点克服 |
40分 |
苦手分野の集中学習 |
第5週 |
実力確認 |
40分 |
まとめテストと振り返り |
第6週 |
2学期準備 |
30分 |
予習と目標設定 |
各週の具体的な取り組み内容や教材選びのアドバイスも、子どもの学年や理解度に応じて調整することが大切です。
夏休みの学習習慣づくりは、子どもの将来にとって貴重な財産となります。たとえ1日30分でも、40日間続ければ合計20時間の学習時間になります。
重要なのは、無理をせず、子どものペースに合わせて進めることです。「毎日机に向かう」という行動が定着すれば、それは一生の宝物になります。
5-Daysが掲げる「ひとりで勉強できる」という理念も、まさに自立した学習者を育てることを目指しています。家庭でも、子どもが自分から学ぶ楽しさを発見できるよう、温かくサポートしていきましょう。
この夏休み、親子で協力して学習習慣づくりに取り組んでみませんか。小さな成功体験の積み重ねが、必ず大きな成長へとつながります。2学期が始まるときには、自信を持って新しい学習に取り組める子どもの姿が見られることでしょう。
**学習は短距離走ではなく、毎日の小さな積み重ねです。**今日から、お子さまと一緒に第一歩を踏み出してみてください。
株式会社5コーポレーション代表取締役社長。広島市東区出身。広島市立基町高等学校、立命館大学文学部卒業。大学在学中から、家庭教師派遣・個別指導塾の運営スタッフとして働き、卒業後はそのまま就職。20代半ばで独立し、福岡で家庭教師派遣の会社を共同設立する。2008年、広島市安佐南区に週5日定額で通塾できる毎日個別塾5-Daysを新規開校。以降、広島・福岡を中心に教室数を拡大。2010年、株式会社5コーポレーションを設立。2020年現在、関東から九州エリアまで、FCを含む約150校を運営している。また、教育DXヤルキプラス®︎、小学生プログラミング教室QUREO、個別指導型英語教室Leptonなどの教育関連事業も展開中。
体験終了後、面談をさせて頂き、お子様に合わせた今後の学習プランをご提案させていただきます。
定期試験対策・受験対策にも使えます!毎日の学習習慣の定着化、苦手克服などにぜひご活用ください。