近年、一部の中学校や高校では定期試験の回数を減らす動きが見られるようになりました。
これまで「中間テスト」と「期末テスト」があった学校が、期末テストのみになったり、年間の試験回数を減らしたりするケースも増えています。
宇品中学校でも今年からテストが2回に減っており、「どのように勉強すれば良いの?」と困っている人もいると思います。
背景には、生徒の学習負担の見直しや、授業時間の確保、探究学習の充実などがあります。
しかし、定期試験の回数が減ることは本当に生徒にとって良いことなのでしょうか。
今回は、定期試験の回数が減ることによるメリットとデメリットについて考えてみたいと思います。
まずはその背景を見てみましょう。
これまでの学校教育では、
・中間テスト
・期末テスト
を中心に学習の理解度を確認していました。
しかし近年は、
・主体的な学び
・探究活動
・ICT教育
・グループ学習
などを重視する流れが強くなっています。
試験期間を設けると授業が進まなくなるため、試験回数を減らして授業時間を増やそうという考え方が広がっています。
また、テスト作成や採点にかかる教員の負担軽減も理由の一つとされています。
最大のメリットは授業時間の確保です。
定期試験の前後には、
・テスト範囲の調整
・テスト実施
・答案返却
などで多くの時間が使われます。
試験回数を減らすことで、その分授業時間を増やすことができます。
特に近年は学習内容が多くなっているため、授業時間の確保は大きなメリットと言えるでしょう。
生徒の中には、
「テストが終わったと思ったらまた次のテスト」
という感覚を持つ人も少なくありません。
試験回数が減ることで、
・精神的な負担が軽くなる
・行事や部活動に集中できる
・学習以外の経験が増える
といった効果が期待できます。
学校生活全体を充実させやすくなる点はメリットです。
定期試験が頻繁にあると、
「とりあえずテスト前だけ頑張る」
という勉強になりがちです。
試験回数が減ることで、
日頃から継続して学習する習慣を身につけようという狙いもあります。
本来、学習は短期間の詰め込みではなく継続が大切です。
そうした学習スタイルへの転換が期待されています。
体育祭や文化祭、修学旅行などの行事前にテストがあると、生徒は忙しくなります。
試験回数が減れば、
・行事準備に集中できる
・部活動の大会に取り組みやすい
・学校生活を楽しみやすい
というメリットがあります。
学力だけでなく人間的な成長の機会を増やせる点も評価されています。
一方で、良いことばかりではありません。
最も大きなデメリットはここです。
例えば、
中間テストと期末テストがある場合、
・数学は1か月半分
・英語は数単元分
が範囲になります。
しかし試験回数が半分になると、
範囲はその倍近くになります。
覚える内容が増えるため、
苦手な生徒ほど大変になる可能性があります。
定期試験は、
「勉強を始めるきっかけ」
にもなっています。
テストが近づくことで、
・ワークを進める
・暗記をする
・復習を行う
という生徒も多いでしょう。
試験回数が減ると、
学習の区切りが少なくなり、
勉強のペースをつかみにくくなる場合があります。
試験回数が多い場合、
次のテストで挽回するチャンスがあります。
しかし回数が少ないと、
一度のテスト結果の影響が大きくなります。
例えば、
・テスト当日の体調不良
・ケアレスミス
・苦手単元の出題
などがあると、成績への影響が大きくなることがあります。
人は復習をしないと学習内容を忘れてしまいます。
定期試験は復習の機会でもあります。
試験回数が減ると、
以前学んだ内容を見直す機会が少なくなり、
知識の定着が不十分になる可能性があります。
特に数学や英語は積み重ねが重要な教科です。
復習の習慣がないと後々苦労することになります。
試験回数が少ない学校では、
自分で学習計画を立てる力が必要になります。
これができる生徒は問題ありませんが、
・勉強が苦手
・計画を立てるのが苦手
・後回しにしやすい
という生徒にとっては難しく感じることもあります。
結果として学力差が広がる可能性も指摘されています。
定期試験の回数が減ったとしても、勉強そのものが減るわけではありません。
むしろ大切になるのは、
「テストがあるから勉強する」
ではなく、
「自分のために勉強する」
という意識です。
例えば、
・毎日30分復習する
・学校ワークを早めに進める
・間違えた問題を解き直す
といった習慣が身につけば、試験回数に関係なく成績は伸びていきます。
定期試験の回数が減ることには、
・授業時間が増える
・学校生活が充実する
・テストに追われにくい
・継続学習を促せる
・テスト範囲が広くなる
・勉強のきっかけが減る
・一度の失敗の影響が大きい
・自己管理能力が必要になる
という両面があります。
大切なのは、テスト回数の多い少ないではなく、日頃から学習を継続する習慣を身につけることです。
最初の試験が9月初旬にあるので、この夏の過ごし方で結果が大きく変わってきます。
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「誰でもできること」を「誰よりもできるように」をモットーに基礎の反復が大切だと考えています。お子様が勉強で躓かないために、理解して、そして1人で解けるまでとことん付き添っていきます。 また、「わかった」、「できるようになった」が勉強に対するモチベーションの1つだと考えています。