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2025.05.20

小学生の学力格差が広がっている今、”自立型学習”で差をなくしていきましょう!

はじめに:いま深刻化している小学生の学力格差について

 

「うちの子は学校の授業についていけているのかしら?」「うちの子は家庭学習の習慣がぜんぜん身についていないわ…」

このようなお悩みを、近年たくさん耳にする機会が増えてきました。文部科学省が実施した調査によりますと、小学生の間で学力の二極化が進行しており、とくに低学年から中学年にかけての"家庭での学習習慣の有無"が、将来的な学力の差に大きく影響するとされています。

こうした背景には、コロナ禍によって変化した学習環境や、共働き家庭の増加、地域・家庭による教育サポートの違いなどがあり、がんばるだけでは解消できない"根本的な格差"が生まれつつあるのが現状です。

 

1. 学力格差が生まれる根本的な原因はどこにあるのでしょうか?

一見すると「勉強がにがてな子」「やる気がみられない子」と思われがちな学力の差ですが、実際のところは「学び方をまだ知らない子ども」がほとんどなのです。

主な原因としては、次のような点が挙げられます:

 

・毎日の家庭学習習慣が確立されていない

・保護者が教えられず、学びのサポートが十分にできない

・自分で計画を立てたり、学習内容を復習したりする方法を理解していない

・間違いや失敗から学ぶ「振り返り」の機会が不足している

 

つまり、"自分で学ぶ力"そのものが十分に育っていない状況があるのです。

 

2. 現代に必要とされる「自立型学習」への移行

こうした状況において注目を集めているのが「自立型学習」という新しい考え方です。ただし、これは単に「ひとりで勉強する」ということではありません。

 

・自立型学習とはどのようなものか?

自立型学習とは、以下のような学びの姿勢を育てていくプロセスを指します。

・自分で課題を見つけ、学習の計画を立てられる力

・わからないところを調べたり、質問したりできる積極性

・目標に向かって毎日コツコツと継続できる習慣

・結果を振り返り、次にどう活かすかを考えられる思考力

このような力は、中学・高校以降の「受験に向けた学習」や「自己管理型の学び」へとつながっていきます。

 

・なぜ小学生のうちから身につける必要があるのか?

小学生の時期は、「良い習慣を形成する」のに最も適した大切な時期です。この時期に「勉強は楽しい」「自分でできた」という成功体験をたくさん重ねることによって、将来の学習態度に大きな違いが生まれます。

反対に、受け身の学習スタイルに慣れてしまうと、中学生になってからの"自分で進める学習"が難しくなり、補習や個別指導に頼らざるを得ない状況が増えてしまう傾向がみられます。

 

3. 具体的にどのように育てる?家庭で実践できる5つの効果的な方法

1. 勉強の"時間"よりも"進め方"を教えましょう

「30分は勉強しなさい」というような時間だけの指示よりも、「何をどのように進めるか」を一緒に考えていく方が効果的です。たとえば、シンプルな学習計画表を親子で作成し、終わったらチェックマークをつけることで達成感を得られるようにしましょう。

 

具体的な例としては:

・宿題の内容を確認して、難易度順に並べ替える

・「算数→国語→理科」というように科目の順番を決める

・「15分勉強したら3分休憩」などのペース配分を決める

 

計画をたてる習慣は、学習効率を高めるだけでなく、自己管理能力を育てる基礎となります。

 

2. 「教える」のではなく「問いかける」姿勢を大切に

「ここはこうやるんだよ」と答えをすぐに教えるのではなく、「どうしてそう考えたの?」「どんな方法で解いたの?」と、子どもの思考プロセスに目を向けさせることがとても大切です。

問いかけの具体例:

・「この問題、どこからとりかかる?」

・「ここで困ったとき、どうしたらいいと思う?」

・「別の解き方はないかな?」

このような対話は、子どもの考える力を引き出し、自分で解決策を見つける力を養います。

 

3. 成績よりも"取り組み姿勢"をほめる習慣をつけましょう

テストの点数や結果だけでなく、「毎日机に向かったこと」「昨日よりも丁寧に問題が解けたこと」など、学習プロセスに注目して励ましの言葉をかけましょう。

効果的なほめ方の例:

・「昨日より集中して取り組めていたね」

・「難しい問題にもあきらめずチャレンジしていたね」

・「自分で調べて解決しようとする姿勢がすばらしいよ」

こうした声かけは、子どもの内発的な学習意欲を高め、自己肯定感を育てる効果があります。

 

4. 学習に"意味"を持たせる対話の時間をつくる

「どうして勉強するの?」という根本的な問いに対しては、「将来の夢を実現するため」「好きなことを見つけるため」といった子ども自身の動機づけが必要です。親子で目標や夢について語り合う時間も、自立へとつながる重要な一歩となります。

意味づけの会話例:

・「○○さんはどんな大人になりたい?そのためにいま何ができるかな?」

・「勉強で学んだことが、どんなふうに役立っていると思う?」

・「新しいことを知ると、どんな気持ちになる?」

 

5. 定額制の個別指導塾など専門機関のサポートを活用する

家庭だけでは難しい場合は、「自立型学習」を支援してくれる学習塾の活用も効果的です。最近では、毎日通える定額制の個別指導塾などが増えており、子どもの自主性を育てながら学力向上をサポートしています。

選ぶポイント:

・「自分で学ぶ力」を育てる指導方針があるか

・学校の進度や子どもの特性に合わせたカリキュラムがあるか

・継続して通いやすい料金体系か

優れた学習塾では、初期は手厚くサポートしながら、徐々に自立学習へと移行させる段階的なプログラムを提供しています。

 

4. 家庭学習を成功させる環境づくりのポイント

自立学習を進めるうえで、家庭の学習環境も重要な要素です。以下のポイントに注意しましょう。

 

・学習スペースの確保:テレビやゲームから離れた、静かで集中できる場所を用意する

・時間の一貫性:毎日同じ時間に学習する習慣をつける(例:夕食後の30分間)

・学習道具の整理:必要な教材や文房具をすぐに取り出せる状態にしておく

・デジタル機器の管理:学習中はスマホなどの誘惑を遠ざける工夫をする

・家族全員の協力:学習中は静かにするなど、家族で協力体制をつくる

 

学習環境を整えることで、子どもは「学ぶ」というモードに自然と切り替えられるようになります。

 

5. 小学校の学年別・自立学習の育て方

子どもの発達段階に合わせた自立学習のアプローチも大切です。

学年

重点目標

家庭での取り組み例

1~2年生

学習習慣の形成

・学習の時間と場所を決める

・宿題を親子で確認する

・音読を聞く習慣をつける

3~4年生

学習方法の習得

・自分で計画を立てる練習

・辞書や参考書の使い方を教える

・間違いを自分で見つける習慣づけ

5~6年生

自己管理能力の確立

・長期的な課題に取り組ませる

・振り返りの習慣を定着させる

・教科ごとの学習法を確立する

学年に応じた適切な支援によって、小学校卒業までに基本的な自立学習の能力を身につけることが可能です。

 

結論:学力の差は、"学び方"で解消できます!

 

学力の差は、生まれつきの能力によるものではありません。適切な「学び方」と「毎日の習慣」があれば、どの子どもでも着実に成績は向上していきます。

むしろ、早い段階で「自分で学ぶ力」を育てておくことで、思春期や進学後の大きな変化にも柔軟に対応できる"学習の土台"が形成されるのです。

 

▶ 保護者のみなさまへのメッセージ

・家庭学習がうまくいかなくても、あせらなくて大丈夫です

・「どのように学ぶか」を一緒に考えることが、最高の教育です

・ひとりで悩まず、学校や学習支援機関と連携してサポート体制を整えましょう

 

いまこの瞬間の小さな一歩が、お子さまの将来の可能性を大きく広げる力になります。子どもたちが「自分で学ぶ喜び」を発見できるよう、温かく見守りながら必要なサポートを続けていきましょう。

 

自立学習の力は、単に学校の成績を上げるだけでなく、将来の社会で求められる「主体性」「問題解決能力」「学び続ける力」の基礎となります。子どもの可能性を信じ、ともに成長していく姿勢が、最も大切な教育の原点なのではないでしょうか。

この記事を書いた人

田中 良典

株式会社5コーポレーション代表取締役社長。広島市東区出身。広島市立基町高等学校、立命館大学文学部卒業。大学在学中から、家庭教師派遣・個別指導塾の運営スタッフとして働き、卒業後はそのまま就職。20代半ばで独立し、福岡で家庭教師派遣の会社を共同設立する。2008年、広島市安佐南区に週5日定額で通塾できる毎日個別塾5-Daysを新規開校。以降、広島・福岡を中心に教室数を拡大。2010年、株式会社5コーポレーションを設立。2020年現在、関東から九州エリアまで、FCを含む約150校を運営している。また、教育DXヤルキプラス®︎、小学生プログラミング教室QUREO、個別指導型英語教室Leptonなどの教育関連事業も展開中。

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