崇徳中学校・高等学校は、広島市西区楠木町にある私立の中高一貫校。
設置者は学校法人崇徳学園。建学の精神は仏教(真宗本願寺派)の教えを根とし、「崇徳興仁(そうとくこうにん) 務修礼譲(むしゅらいじょう)」という校訓が校名の由来。
善い行いを尊び、思いやりを持って礼儀を守り互いに譲り合うことを重んじ、知識・人格・礼儀の調和を目指す教育が続けられている。
2025年には学校創立150年を迎える歴史ある学園で、伝統を重んじつつも時代に応じた教育改革を進めている。
男女共学化も新しい風のひとつで、生徒構成や校風の変化を取り入れながら、学びの質を保とうとしている。
崇徳の建学の精神「崇徳興仁 務修礼譲」は、『仏説無量寿経』の一節からとられていて、「徳を尊び、思いやりの心をおこし、精進し礼儀を守り互いに譲り合う」ことを意味する。
これはただの校訓ではなく、生徒育成の根幹として日々の学校生活や行事、探究活動に反映されている。
教育ビジョン「SOTOKU PRIDE」も掲げられており、「自分の考えで、何事にも主体的に実行し、他者をリスペクトできるしなやかな心」をもって未来を生き抜く力を育てることを目指している。
生徒育成方針・教育課程編成・実施方針・入試方針などにこのビジョンが横糸のように貫かれており、「崇徳GP(Graduation Policy)」という形で具体的な力の育成目標が設定されている。
崇徳は中学校から高校まで6年間を見通した一貫教育を行っていて、生徒は中学で基礎を固め、高校に上がると進路や興味に応じた選択肢を取ることができる。
中学校段階では、探究学習が重要な柱。授業内外で「探究活動」が組み込まれており、
PBL(Project-Based Learning)形式のプログラムで、課題発見・調査・発表などを通じて思考力や表現力、協働性を育てる。
たとえば、1年生では「広島(ヒロシマ)調べ」があり、平和都市ヒロシマの歴史・文化・地域資源を探る。
2年生では京都研修、3年生では台湾研修など、国内外のフィールドワークも交えて学びを深める。
高校段階では、「特別進学コース」「進学コース」「仏教コース」など複数コースがあり、生徒の志望や学力に応じて進路を選べる。
特別進学コースでは授業数が多めで補習や長期休暇中の授業も義務付けられていて、大学受験に向けた本格的な準備ができる体制がある。
崇徳の探究学習(「崇徳の探究」)には、さまざまな活動が含まれていて、生徒がただ聞く側でなく、主体的に関わることが期待されている。
国内研修・国際研修も定期的に行われており、京都・台湾などへの研修旅行がその代表例。
京都研修では龍谷大学と連携して大学生からアドバイスを受けたり、公的なプレゼン形式で発表を行ったりする機会がある。
こうした活動を通じて、見聞を広げるだけでなく、実践的な思考力・発表力を鍛える機会になっている。
また、模擬国連や貿易ゲームなど、国際課題を扱う活動もあり、世界の視点から物事を考える習慣が育てられている。
授業時間数は比較的多めで、主要5科目での時間数も学習指導要領より上回る設定になっている。(50分換算で年間1152コマ、主要5科目で約804時間)
また、補習教室や長期休暇中の補講など、学びの遅れが出ないようにする仕組みがある。
放課後や休業中も授業外での学習サポートがあり、生徒の学びを手厚く支える文化がある。
英語や理数科目の授業も重視されていて、ネイティブ教員の配置や英会話活動、あるいは授業前後・朝学習などで語学力や思考力を養成する機会が設けられている。
文武両道を掲げており、勉強に加えて部活動も活発。
柔道・剣道・体操・陸上・弓道・自転車競技など運動部の成果が目立つ。文化部でも書道・茶道・文芸など多様な活動がある。
部活動を通じて体力だけでなく協調性・挑戦する心を育てる場として機能している。
行事も伝統的なものから探究型の発表活動まで幅広い。運動会・文化祭の他、仏教行事(仏参・報恩講など)、修学旅行・研修旅行など、生徒が仲間と学び・成長する機会が多い。
制服は2020年から改定され、共学になってからのブレザー式。校風も伝統を尊重しながら、時代に応じて変化を取り入れている。
所在地は広島県広島市西区楠木町四丁目15番13号。
最寄り駅としてはアストラムライン「白島駅」徒歩約4分、また「横川駅」から徒歩約15分、新白島駅やバス路線も利用可能で通学利便性が比較的良い。
入試募集は専願・併願等の方式があり、A日程・B日程など複数の募集日が設定されている。定員・検定料なども公開されており、透明性のある入試制度が整っている。
偏差値は中学部で48前後というデータが多く(年度・入試方式によって変動あり)、学習レベルは標準よりやや上、じっくり学びたい人には良い環境とされている。
崇徳中学校が合いそうな生徒像としては、以下のような人が挙げられる:
礼儀や思いやりを重視する環境で学びたい人
探究学習やフィールドワークを通じて、自分の考えを深めたい人
国公立大学や難関私立大学を目指して早めに準備したい人(特進コースなど)
部活動も勉強も両方大切にしたい人
注意点としては、授業の密度・補習制度など、学びのペースが速い/負荷があるとの声もあり、バランスを取る力が求められる。
また共学になったのは比較的新しいため、一部慣れない点・校風の変化を感じる人もいるかもしれない。
崇徳中学校は、仏教に基づく人間教育と学力育成を両立させる中高一貫校。
150年の歴史をもつ伝統校でありながら、探究学習・国際研修・コース制など、現代の教育要請にも敏感に応えている。
利便性の高い立地・設備の充実・行事や部活動の活発さなど、生徒が「学ぶ」「育つ」ための環境は整っており、挑戦的な学びを望む人にとって強い選択肢となる。
「できた!」の笑顔を、生徒と一緒に。 私は高校には進学せず、自分の力で大検(今の高卒認定)を取得しました。 誰にも頼れず、計画を立てるのも、机に向かうのも、自分ひとり。嬉しいときも、悔しいときも、すべて自己責任。 ――そんな青春、ちょっとハードモードですよね。 でも、その経験で気づいたのは、 「特別な才能より、毎日の小さな積み重ねがいちばんの力になる」 ということでした。 今はその学びを、5-Days東原校で生徒たちに伝えています。 私たちのモットーは、 「わからない」を「わかる」に。 「わかる」ことで自分が「変わる」。 「どうせ自分には無理…」と下を向いていた子が、 「やればできた!」と顔を上げる瞬間。 その笑顔は、どんなご褒美よりも嬉しいものです。 勉強は、ラクな道ではありません。 ですが、だからこそ一緒に越える価値があります。 塾に来た日より、少しでも誇らしげな顔で帰っていく―― その積み重ねが、やがて未来を変えていきます。 ぜひ、保護者の皆さまも一緒に、 お子さんの「できた!」の瞬間を楽しみにしていてください。 私たちも全力で伴走します。 (ちなみに、塾長もまだまだ勉強中です。生徒に負けないように…笑)