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2026.06.24

広島の中3受験生が夏までにやるべきこと

まずはご相談ください!

はじめに

広島県独自の入試の仕組みを正しく知る

敵を知らねば百戦危うからず。まずは広島県の入試制度を正しく理解し、夏までの目標を明確にしましょう。

① 「中3の内申点は3倍」の重みを知る

広島県の公立入試(一次選抜・一般枠)における合否判定の比率は、「学力検査:調査書(内申点):自己表現 = 6:2:2」です。一見すると当日のテスト(学力検査)が重視されているように見えますが、内申点の計算方法に大きな特徴があります。

中学1年・2年の評定:そのまま計算(5点×9教科×2カ年=90点満点)

中学3年の評定3倍にして計算(5点×3×9教科=135点満点)

合計:225点満点

中1・中2で思うような成績が取れなかった人でも、中3の成績次第で十分に挽回が可能です。逆に言えば、「1学期の中間・期末テスト」および「夏休み明けの定期テスト」の結果は、合格に直結する極めて重要な意味を持ちます。 夏休みは、2学期最初の定期テストで過去最高評点を叩き出すための仕込みの時期でもあるのです。

② 自己表現(面談)のテーマを意識し始める

広島県独自の検査である「自己表現」は、自分自身のことや高校入学後の目標について、10分以内でプレゼンテーションと質疑応答を行うものです。

夏休みの段階で完璧な原稿を作る必要はありませんが、「自分はこれまで何に熱中してきたか」「高校で何を学びたいか」という自己分析の種まきを始めておきましょう。夏の体験入学(オープンハイスクール)に参加する際は、この「自己表現で語るためのネタ探し」という視点を持つことが重要です。

 

 
  1. 夏までに終わらせる「5教科の基礎固め」戦略

     
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広島県の入試問題は、単なる暗記だけでは太刀打ちできない「思考力・記述力」を重視した問題が並びます。しかし、思考力を開花させるためには、その土台となる「中1・中2の基礎知識」が100%定着していることが絶対条件です。夏休みが終わるまでに、以下の教科別戦略で基礎を完全に固めましょう。

英語:単語と文法の「型」をガチガチに固める

広島県の英語は、長文読解のボリュームが多く、複数資料を読み解く問題や30〜50語の自由英作文が標準装備されています。夏までにやるべきことは、応用問題に触れることではなく、以下の2点です。

単語の徹底暗記:中1〜中3の教科書に出てくる重要単語を、スペルまで正確に書けるようにする。

文法の総復習:不規則動詞の活用、不定詞・動名詞・比較・リフレインなど、中2までの文法で曖昧な点をゼロにする。

文法の穴があると、秋以降の長文読解でスピードが全く上がりません。夏のうちに「短文なら完璧に訳せる・書ける」レベルを目指してください。

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数学:前半の「小問集合」で満点を取れる計算力を磨く

広島県の数学は、後半に「関数と図形の融合問題」など思考力を要する難問が出題されますが、配点の約半分は前半の小問集合(計算、作図、確率など)が占めています。

中1・中2の計算の自動化:正負の数、文字式、連立方程式を「ノーミスで、かつ素早く」解けるまで反復する。

苦手単元の潰し込み:多くの受験生が苦手とする「一次関数(中2)」と「図形の証明(中2)」の基本パターンを、夏のうちに完全にマスターする。

夏までに基本計算のスピードを上げておくことで、秋以降、後半の記述・応用問題に時間を割く余裕が生まれます。

国語:漢字・語彙の筋トレと「論理的読解」の基礎

国語は大問1で漢字や語彙などの知識問題が独立して出題される傾向があります。ここは確実に満点を取りたいエリアです。

漢字・語彙の毎日演習:中3までに習う漢字の読み書き、四字熟語、ことわざを毎日のルーティンにする。

記述の「型」を学ぶ:広島の国語は自分の言葉で説明する記述問題が多いため、夏の間は「本文の言葉を使って、指定された条件(〜だから、〜ということ)でまとめる」という読解の基本ルールを徹底的に意識してワークを解きましょう。

理科:4分野の「原理・原則」の理解と基本計算

理科は物理・化学・生物・地学の4分野から均等に出題され、実験や観察をベースにした考察問題が中心です。

重要用語と実験手順の暗記:生物の分類や地学の岩石、化学の実験器具の扱いなど、暗記で取れる部分を完璧にする。

計算・作図の基本をマスター:物理の「光・音・圧力(中1)」「電流・磁界(中2)」、化学の「化学変化と質量(中2)」など、受験生が敬遠しがちな計算単元の基礎問題を、教科書レベルから丁寧に解き直す。

社会:地理・歴史の「縦と横のつながり」を整理する

社会はグラフや歴史資料を読み解き、記述する問題が頻出します。単語の丸暗記では点数が伸びません。

地理:世界・日本の各地域の気候、産業、特産品を「なぜその産業が盛んなのか(地形や気候との関連)」までセットで覚える。

歴史:古代から近現代までの流れを一本の線(縦のつながり)として理解しつつ、「世界の動きと日本の動き(横のつながり)」を意識して年表を整理する。

 

 

「勝てる受験生」になるための夏までの行動・生活習慣

勉強内容と同じくらい大切なのが、受験生としての「環境とメンタルの土台作り」です。夏が終わるまでに、以下の3つの行動を完了させてください。

① 「志望校」を仮でもいいから決める、そして見に行く

目標がないまま「とりあえず勉強する」のは、ゴールがわからないマラソンを走るようなものです。モチベーションが続きません。

広島県内には、伝統的な普通科進学校から、独自のカリキュラムを持つ専門学科、総合学科など多様な高校があります。

「少しレベルが高いかもしれない」と思う学校でも構いません。夏までに第一志望校を仮決定し、夏のオープンハイスクール(体験入学)に必ず足を運んでください。 実際に校舎を見て、先輩たちの姿を見ることで、「この学校に絶対合格したい!」という本物の受験生スイッチが入ります。

② 「勉強時間」の自己ベストを更新する環境作り

夏休みは、人生で初めて「これでもか」というほど勉強と向き合う期間になります。

家で集中できない人は、「図書館」「塾の自習室」「学校の補習」など、自分が強制的にスマホを触らず勉強に没頭できる場所(サードプレイス)を夏までに確保してください。 夏休みの目標勉強時間は「1日最低6〜8時間」です。これを達成するためには、午前中の時間をどう使うかが鍵になります。夏までに「朝7時には起きる」というリズムを作っておきましょう。

③ 「模試」を受けて現在の立ち位置を可視化する

夏休み前、あるいは夏休み中に実施される「広島県一斉模試」や「県全県模試」などの大規模な模擬試験を必ず受験してください。

学校の定期テストは「狭い範囲の記憶力」を測るものですが、模試は「これまでの全範囲の実力」を測るものです。ここで出る判定に一喜一憂する必要はありません。大切なのは、「自分が今、県内の全受験生の中でどの位置にいるのか」、そして「どの単元が自分の弱点なのか」を客観的なデータ(偏差値や単元別正答率)で把握することです。そのデータを元に、夏休みの補習計画を立てます。

  1. タイムスケジュール:夏までのカウントダウン

最後に、5月から8月末までの動きを時系列で整理します。

時期

やるべきことのフォーカス

5月〜6月

定期テスト最優先&情報収集


・1学期の中間・期末テストで高評点を狙う(内申点3倍の仕込み)。


・高校のHPをチェックし、夏の体験入学の申し込みを済ませる。

7月(夏休み前)

弱点のあぶり出しと環境整備


・模試を受験し、自分の「苦手単元」をリストアップする。


・夏休みに使用する基礎用の参考書や問題集を1冊に絞り込んで準備する。

8月(夏休み中)

圧倒的なインプットと基礎固め


・1日6〜8時間の勉強時間をキープ(朝型の生活徹底)。


・中1〜中2の5教科の総復習ワークを最低2周し、基礎の穴を完全に埋める。


・オープンハイスクールに参加し、自己表現のネタをメモしておく。

 

まとめ:夏を制する者が、広島の入試を制する

広島県の公立高校入試は、秋以降に「過去問演習」「思考力問題の対策」「自己表現のブラッシュアップ」など、やるべきことが一気に押し寄せてきます。それらに対応するためには、「夏休み終了時点で、中1・中2の基礎が完璧に頭に入っており、中3の1学期までの内容に不安がない状態」を作っておくことが絶対条件です。

「まだ夏があるから大丈夫」ではありません。「夏を最大限に活かすための準備を、今から進めておく」ことこそが、合格への唯一の近道です。

一歩ずつ、目の前の基礎固めから始めていきましょう。応援しています!

 

 
ミツカル教育通信で取り上げていただきました!
インタビュー記事は、以下のURLから確認いただけます。
https://resemom.jp/kyoiku/interview/5-days-interview/
 
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この記事を書いた人

市原 崇志

毎日個別塾5-Days川内校の教室長の市原と申します。 愛媛大学、久留米高校出身で小論文指導に自信ありですが、理科社会も点数アップのお手伝いをして英語、数学ももちろん支えていきます。 九州の出身ですが四国にも長く住んでいまして、広島でも楽しくすごしております。 みなさんどうぞよろしくお願いいたします。

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