広島県の国語入試は、大問4つ構成で記述問題の割合が高いのが特徴です。
大問 |
内容 |
配点 |
大問1 |
漢字・語彙・文法 |
5~6点 |
大問2 |
論説文・説明文の読解 |
約15点 |
大問3 |
小説・物語文の読解 |
約15点 |
大問4 |
古文・随筆の読解 |
約10点 |
特に、大問2・3の記述問題が得点のカギになります。
過去5年分の出題傾向から、以下のテーマが頻出しています。
✅ 論説文・説明文:「情報社会」「科学技術」「人間関係」「歴史」
✅ 小説・物語文:「家族の絆」「友情」「成長」
✅ 古文・随筆:「江戸時代の生活」「古典文学作品」「著名人のエッセイ」
これらのテーマに慣れるために、日頃から類似の文章に触れることが重要です。
読解力を高める方法
国語の得点アップには、「論理的に読む」力をつけることが不可欠です。
✅ 要約練習:文章を100字以内でまとめる
✅ 設問を先に読む:何が問われているのか意識して読解
✅ 指示語・接続詞に注目:文脈の流れをつかむ
「筆者の主張」や「登場人物の心情」を正しく把握することが得点アップのカギです。
記述が苦手な人は、以下のポイントを意識しましょう。
✅ 「何を」「なぜ」を明確にする(例:「Aさんは〇〇と考えた。なぜなら~」)
✅ 本文の言葉を使う(完全な自作ではなく、本文の表現を活かす)
✅ 字数制限を守る(要点を整理し、無駄なくまとめる)
模範解答を分析し、どんな表現が求められるのかを学ぶことが重要です。
過去問の効果的な活用方法は、以下の通りです。
時期 |
過去問の活用法 |
夏休み~秋 |
1年分を解いて出題形式を把握 |
冬(12月~1月) |
3~5年分を時間を計って解く |
直前期(2月) |
本番形式で得点アップを狙う |
✅ 解き直しをする際は「なぜ間違えたのか」を明確にする
✅ 間違いの原因をノートにまとめる
✅ 同じミスをしないよう、解答の根拠を意識する
過去問を「解く」だけでなく、「分析する」ことが成績向上につながります。
✅ 静かな学習環境を整える(リビング学習なら余計な音を減らす)
✅ 夜寝る前に10分間の読書習慣をつける(短時間でも継続が大事)
✅ 新聞・ニュースを話題にする(時事問題にも強くなる)
また、お子さんのやる気を引き出すために、「今日の問題、どんな話だった?」と会話に取り入れるのも効果的です。
広島県の公立高校入試の国語は、一問ごとの正確性が重要な試験です。
✅ 出題傾向を把握し、記述対策を強化する
✅ 過去問を活用し、復習を徹底する
✅ 保護者のサポートで学習環境とモチベーションを整える
「国語が苦手だから…」と諦めず、今日から正しい対策を始めましょう!
毎日個別塾5-Days東原校教室長。毎年安古市高校をはじめ県内の高校別の対策カリキュラムを作成。 高校には行かず、大検取得後独学で大学へ入学しました。 この経験からひとりで勉強する喜び、辛さ、何より成果を出すためには小さなことを積み重ねる必要があると学びました。 今はそれを教室で生徒に学んでもらっています。 自らが立てた目標に対して貪欲になれるような指導をしています。