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2026.04.27

成績が伸びる子ほど“読書時間”が長い? 小中学生に見られた、活字との関わりと学力の関係とは

まずはご相談ください!

「勉強しているのに思うように成績が伸びない…」
「本を読んでほしいけれど、子どもが全然興味を持たない…」

これは、塾や家庭でよく聞かれる悩みです。

私たち学習塾でも、成績が伸び悩んでいる生徒ほど“読書習慣がない”ことに気づく場面が少なくありません。では、実際に読書時間と学力にはどのような関係があるのでしょうか?

今回ご紹介するのは、「1週間でどのくらい本を読んでいるか(新聞は含む、漫画は含まない)」というアンケート結果をもとにした調査です。

この調査には、小学生から高校生まで、幅広い学年の子どもたちが参加しており、成績ごとに分類された回答から、非常に興味深い傾向が見えてきました。

 

アンケート調査の概要と分析ポイント

毎日個別塾5-Daysでは、定期的に生活習慣アンケートを実施しており、その結果をもとに、教室でのサポート体制を充実させていきます。

 

■アンケート概要

【調査対象】

・毎日個別塾5-Daysに通う小学生・中学生が対象

・(株)育伸社「学力テスト(4月)」受験者 647名が回答

 (内訳)小学生:193名、中学生:454名

【調査時期】

2026年3月15日〜2026年4月8日(1次成績処理分)

【調査方法】
オフラインによるアンケート形式

 

■成績帯について

今回、以下を成績帯として定義しています。

小学生 ・ 中学生((株)育伸社「学力テスト」の偏差値を対象※)
・成績帯1:60以上
・成績帯2:55-60未満
・成績帯3:50-55未満
・成績帯4:45-50未満
・成績帯5:45未満

 

■アンケート結果

いろいろな生活習慣に関わる質問の中で、「読書習慣」についての質問をピックアップします。

アンケート結果は以下のグラフの通りでした。(1次処理)

質問:1週間で、本(マンガ以外)を読んだ時間は、合計でどれくらいですか?
選択:①0〜29分 ②30〜59分  ③1時間〜1時間29分  ④1時間30分〜1時間59分 ⑤2時間以上

生活習慣アンケート結果(読書)

■分析

この調査では、次の2点に注目して分析が行われました。

○成績上位の子どもほど、週に1時間以上本を読んでいる傾向が強い

○成績下位の子どもほど、「0〜30分」と答える割合が高い

たとえば、小学生の成績帯1(最上位層)の多くは「1〜2時間」「2〜3時間」「3時間以上」といった比較的長時間の読書をしている一方で、成績帯5(最下位層)の子どもの多くが「0〜30分」の層に集中しています。

この傾向は中学生においても同様であり、「読書習慣」と「学力」には密接な関係があることを示唆しています。

 

読書が与える“学力以外の力”

読書は単なる趣味や娯楽ではありません。継続的な読書習慣を持つことで、子どもたちの思考・表現・理解に大きな変化が見られるのです。

語彙力の向上

文章を多く読むことで、自然と語彙が増えていきます。知らない単語や表現に触れることで、言葉に対する感度が高まり、作文や記述問題にも強くなります。

読解力の強化

読書とは、筆者の意図を読み解く行為でもあります。登場人物の心情を理解したり、因果関係を把握したりすることが、国語だけでなく理科・社会・数学の文章題にも活かされます。

思考力・集中力の育成

本を読む時間は、静かに集中する時間です。スマートフォンや動画では得られない「内省」と「没入」の経験が、子どもたちの“考える力”を育みます。

表現力の向上

本を読むことは、言葉の引き出しを増やすことでもあります。感想文や意見文、面接での発言など、表現力が問われる場面で大きな力を発揮します。

情緒の安定と人間理解

物語を通して他者の視点を体験し、感情移入する力が養われます。これにより、思いやりや共感性、倫理観も育まれていくのです。

 

なぜ成績が良い子は読書をしているのか?

成績が上位の子どもが読書をしている理由は、「読書が好きだから」ではありません。
“学ぶことに対する興味・好奇心が強く、その手段として読書を自然と取り入れている”という傾向が強いのです。

また、勉強と読書は相互に補完し合う関係にあります。

○勉強して得た知識を読書で深める

○読書で広がった興味を授業に活かす

○問題文をスラスラ読めることで、テスト中の時間にも余裕ができる

このような好循環が、自然と成績アップにつながっていきます。

 まずはご相談ください! 
 

塾の現場から見える「読書量と学力の差」

学習塾での経験からも、読書習慣の有無は子どもの学力に大きく影響していることを実感しています。

たとえば…

○説明を聞く前に問題の意図を自分で把握できる子は、読解力が高く、学習効率も良い

○記述問題で「何を書いていいかわからない」と悩む子は、語彙力と表現力に課題がある

○教科書や資料集を読み込む力がある子は、自学自習でも成果を上げやすい

このように、読書を通して得られる力は、すべての教科・学年に共通して求められる「基礎能力」なのです。

 

 まずはご相談ください! 
 

 

家庭でできる「読書習慣」のつくり方

読書を“好きになる”ためには、強制ではなく「自然と手が伸びる環境づくり」がポイントです。以下のような取り組みが効果的です。

 本を手の届く場所に置く

リビングや寝室、トイレなど、ちょっとした空間に本棚や1冊だけ置いておくと、ふとしたときに読み始められます。

 家族で読書タイムを設ける

毎日10分でも「みんなで静かに読む時間」があると、子どもも本を読むことが当たり前になります。

 本屋や図書館に一緒に行く

子どもに選ばせることで、「自分が選んだ本だから読む」という意識が芽生えます。

話題を共有する

「今どんな本読んでるの?」「面白かったところある?」といった何気ない会話が、読書を“誰かと分かち合う楽しい時間”に変えてくれます。

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「読書量=学力」ではないが、確かな“土台”になる

誤解してはいけないのは、「読書すれば必ず成績が上がる」とは限らないということです。

しかし、読書によって培われる力――語彙、読解、表現、集中、想像――これらが学習における土台であることは間違いありません。

土台が整っているからこそ、授業も家庭学習も塾での指導も、すべてがより深く、意味あるものになるのです。

 

まとめ|読書は“見えない学力”を育てる

今回のアンケート調査は、私たちに大切なことを示しています。

それは、学力の差は、勉強時間だけでなく「活字との距離感」にも表れるということです。

成績上位の子が意識的に本を読んでいるわけではなく、日々の中で当たり前のように読書を取り入れている。
そうした日常の習慣の積み重ねが、5年後・10年後の大きな差を生むのです。

 
ミツカル教育通信で取り上げていただきました!
インタビュー記事は、以下のURLから確認いただけます。
https://resemom.jp/kyoiku/interview/5-days-interview/
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この記事を書いた人

西岡 俊輝

5-Days横川教室の教室長。歴史の授業に自信があり、楽しくてわかりやすい解説が好評です。「生徒が誰かに勉強を教えられるほど得意になってほしい」を信念に、日々指導に熱を注いでいます。現在ダイエットにも挑戦中で、目標はあと5kg減!勉強も健康も、日々コツコツ積み重ねを大切にしています。

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