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2025.03.10

成績アップのカギはノート術!効果的なノートの取り方

はじめに

 

学校の授業や自宅学習で欠かせない「ノート」。多くの学生は毎日ノートを取っていますが、実はその取り方一つで学習効果が大きく変わることをご存知でしょうか。ただ黒板の内容を写すだけでは、せっかくの時間と労力が十分に活かされません。

 

実際、成績上位者には共通する「効果的なノートの取り方」があります。彼らは単なる記録としてではなく、知識の整理や記憶の定着、そして思考力向上のツールとしてノートを活用しています。今回は、そんな成績向上につながる実践的なノート術を紹介し、学習効率を大幅にアップさせる方法を詳しく解説します。

 

 

1. 効果的なノートの基本ルール

 

① 目的を意識する

 

ノートを取る最大の目的は「後から見返して学習するため」です。単に情報を記録するだけでなく、自分の理解を助け、記憶を定着させるためのツールとして活用することが重要です。

 

そのため、黒板や教科書の内容をそのまま写すのではなく、以下の点を心がけましょう:

 

・重要なポイントを選別して書く

・自分の言葉で言い換えてみる

・疑問点や理解できない部分にマークをつける

 

このように意識的にノートを取ることで、授業中の集中力も高まり、内容の理解も深まります。

 

② 余白を効果的に活用する

 

ノートの端や行間に十分な余白を残しておくことは、非常に重要なテクニックです。これにより:

 

・後から思いついた関連情報を追記できる

・教科書の参照ページや補足説明を書き込める

・自分なりの例や図解を加えられる

・復習時に理解度をチェックするメモを残せる

 

特に、授業中に理解できなかった部分は空白にしておき、後から教科書や参考書、友人や先生に質問して埋めていくことで、学習の抜け漏れを防ぐことができます。

 

③ 視覚的に情報を整理する

 

人間の脳は視覚情報を効率よく処理する能力に優れています。そのため、情報を視覚的に整理することで記憶の定着率が大幅に向上します。

 

効果的な視覚化のテクニック:

 

色分け: 以下のような一貫したカラーコードを使用する

 

・重要ポイント・定義:赤色

・例題・解説:青色

・公式・定理:緑色

・自分の疑問点:オレンジ色

 

シンボルマーク: 記号を活用して情報を分類する

 

・★ → 特に重要な内容

・? → 理解できない点・質問したい点

・! → 間違いやすいポイント

・▶ → 応用問題や発展内容

・図表の活用: 文章だけでなく、図や表、グラフを積極的に取り入れる

・概念の関係性を矢印で結ぶ

・複雑な内容を簡略化した図で表現する

・数値データを表やグラフにまとめる

 

 

2. 具体的なノートの取り方テクニック

 

① 「見出し+要点」方式

 

この方式は、特に講義形式の授業に適しています。大きなテーマごとに見出しをつけ、その下に要点をまとめていきます。

 

実践例(数学の場合):

 

【連立方程式の概念】 ・二つ以上の未知数を含む方程式を同時に満たす値を求める方法 ・現実問題では「複数の条件を同時に満たす解」を見つける場面で活用

 

【主な解法】 ・代入法:一方の式から変数を求めて他方に代入 ・加減法:両辺の加減により一つの変数を消去 ・行列による解法:連立方程式を行列で表現し計算(高度)

 

【よくある間違い】 ・符号の処理ミス → 計算過程で+と−を間違えないよう注意 ・代入時の計算ミス → 代入後の式の整理を丁寧に行う

 

このように、単なる内容の羅列ではなく、概念の説明、解法、注意点などを構造化して記録することで、後から見たときに全体像が把握しやすくなります。

 

② 「コーネル式ノート術」の実践

 

アメリカのコーネル大学で開発されたこの方法は、ノートページを3つの領域に分割して使用します:

 

メインエリア(右側2/3): 授業内容の記録。先生の説明、板書、例題などを記録する中心的なスペース。

キューエリア(左側1/3): キーワード、重要概念、質問を記入するスペース。復習時にこの部分を見るだけで、右側の詳細内容を思い出せるようにする。

サマリーエリア(下部): その日の授業の要約や学んだことの総括を自分の言葉で簡潔にまとめるスペース。

 

このノート術の最大の利点は、「記録→要約→復習」というプロセスが自然と組み込まれていることです。特に、サマリーエリアに自分の言葉でまとめることで理解度が格段に向上します。

 

③ マインドマップを活用した放射思考ノート

 

特に社会科や生物学など、多くの関連概念を学ぶ科目に適したノート方法です。

 

作成手順:

  1. ページの中央に主要テーマを書く(例:「光合成」)
  2. 主要テーマから放射状に主要な枝を伸ばす(例:「必要条件」「過程」「生成物」)
  3. さらに枝分かれさせて詳細情報を追加していく

 

マインドマップの強みは、概念同士のつながりや全体像を視覚的に捉えられることです。また、脳の自然な情報処理方法に沿っているため、記憶の定着にも効果的です。特に定期テスト前の総復習や、単元全体の関連性を理解する際に役立ちます。

 

 

3. ノートを活用した効果的な復習法

 

① 「スパイラル復習法」を実践する

 

記憶の定着には、適切な間隔で繰り返し復習することが科学的に効果的とされています。具体的には:

・授業当日:10分程度でノートを見直し、不明点を補足

・翌日:前日のノートを5分程度で確認

・1週間後:関連する内容と合わせて15分程度で復習

・1ヶ月後:テスト前の総復習として再度確認

 

この「間隔を空けた復習」により、短期記憶から長期記憶への転換が促進されます。

 

② 「ティーチングノート」を作成する

 

最も効果的な学習法の一つは「誰かに教える」ことです。ノートを基に、誰かに説明するつもりで「ティーチングノート」を作成しましょう。

 

作成のポイント:

・専門用語を簡単な言葉で説明する

・具体例や身近な例えを加える

・図や表を活用して視覚的に説明する

・想定される質問とその回答を準備する

 

このプロセスで知識の穴や理解の甘い部分が明確になり、より深い理解につながります。

 

③ アクティブラーニング型の復習

 

ノートを見返す際は、単に「読む」だけでなく、以下のようなアクティブな方法を取り入れましょう:

・ノートを見ながら口頭で説明してみる(音声録音も効果的)

・重要ポイントを付箋で隠し、思い出してから確認する

・ノートの内容から自分で問題を作り、解いてみる

・友人と交換して互いのノートを説明し合う

 

このように能動的に復習することで、受動的な読み返しよりもはるかに効果的に記憶を定着させることができます。

 

 

4. 5-Daysの個別指導とノート活用

 

「5-Days」では、一人ひとりの学習スタイルに合わせたノート指導を実践しています。特に以下の点を重視しています:

 

・学校別・教科別のカスタマイズ指導


 各学校のカリキュラムや教科の特性に合わせた最適なノート術を指導。例えば、論述が重視される国語と計算が中心の数学では、異なるノート取りの方法を提案します。

 

・デジタルとアナログの融合


 タブレットやアプリを活用したデジタルノートと、手書きの利点を活かしたアナログノートの効果的な使い分けをサポート。特に、記憶定着に効果的な手書きと、検索性に優れたデジタルの長所を組み合わせる方法を指導しています。

 

・個別フィードバックによる改善


 定期的にノートをチェックし、改善点を具体的にアドバイス。「何をどう書くべきか」だけでなく、「なぜそう書くべきか」という理由も含めて指導することで、自立した学習者の育成を目指しています。

 

 

まとめ:ノート術を習慣化するために

 

効果的なノート術は一朝一夕で身につくものではありません。以下の点を意識して、少しずつ習慣化していきましょう:

 

1. まずは一つのテクニックから始める
すべてを一度に取り入れようとせず、最も実践しやすいと感じた方法から始めましょう。

 

2. 定期的に自分のノートを振り返り、改善する
月に一度は「このノートで効果的に復習できるか?」という視点で自己評価してみましょう。

 

3. 他の人のノートを参考にする
 友人や先輩の優れたノートを見せてもらい、良い点を取り入れていきましょう。

 

ノートは単なる記録媒体ではなく、あなたの思考を整理し、知識を構造化し、学習効果を最大化するための強力なツールです。今日からノート術を見直すことで、学習効率の向上と成績アップへの第一歩を踏み出しましょう!

 

【5-Daysの個別相談のご案内】 効果的なノート術について、さらに詳しく知りたい方は、ぜひ5-Daysの個別相談をご利用ください。一人ひとりの学習スタイルや目標に合わせた、オーダーメイドのノート指導を提供しています。

 

この記事を書いた人

田中 良典

株式会社5コーポレーション代表取締役社長。広島市東区出身。広島市立基町高等学校、立命館大学文学部卒業。大学在学中から、家庭教師派遣・個別指導塾の運営スタッフとして働き、卒業後はそのまま就職。20代半ばで独立し、福岡で家庭教師派遣の会社を共同設立する。2008年、広島市安佐南区に週5日定額で通塾できる毎日個別塾5-Daysを新規開校。以降、広島・福岡を中心に教室数を拡大。2010年、株式会社5コーポレーションを設立。2020年現在、関東から九州エリアまで、FCを含む約150校を運営している。また、教育DXヤルキプラス®︎、小学生プログラミング教室QUREO、個別指導型英語教室Leptonなどの教育関連事業も展開中。

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