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2026.06.15

睡眠は「勉強時間」より重要かもしれない——最新研究が示す、成績を伸ばす子どもたちの睡眠習慣

まずはご相談ください!

① 「もっと勉強しなさい」の前に見直したいもの

テスト前になると、「もう少し頑張って勉強しよう」と夜遅くまで机に向かう生徒は少なくありません。

「睡眠時間を削ってでも勉強した方が成績は上がる。」
そんな考え方は、昔から当たり前のように語られてきました。

しかし近年、睡眠研究は大きく進歩し、「睡眠そのものが学習の一部である」という考え方が広く支持されるようになっています。

2025年には3,000人以上の思春期の子どもを対象とした研究で、就寝時間が早く、睡眠習慣が規則正しい子どもほど、読解力や語彙力、問題解決能力などの認知機能が高い傾向が報告されました。研究者は、睡眠中の記憶整理や脳の発達が関係している可能性を指摘しています。

つまり、勉強時間だけを増やしても、睡眠がおろそかになれば、その努力を十分に生かせない可能性があるのです。

 

② 大切なのは「何時間寝るか」だけではない

 

睡眠というと、「8時間寝なさい」「最低7時間は必要」と睡眠時間ばかりが話題になります。

もちろん睡眠時間は重要です。

上記データは当塾の生徒様を対象にアンケートを行い、「平均睡眠時間」と「偏差値」の相関を見たデータです。

このデータでは、確かに偏差値上位の生徒様でも勉強時間確保のために睡眠時間を削るよりは、

しっかりと睡眠時間を確保されていることがわかりました。

 

しかし最新の研究では、それ以上に「規則正しい睡眠習慣」が学習能力に大きく影響することが分かってきました。

平日は夜中まで起きて睡眠不足。

休日は昼まで寝て寝不足を解消。

このような生活は、一見睡眠時間を確保しているように見えますが、体内時計は大きく乱れています。

この状態は「ソーシャルジェットラグ(社会的時差ぼけ)」と呼ばれ、集中力や判断力、学習効率の低下と関連することが報告されています。

 

つまり、

「何時間寝たか」だけではなく、

「毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる」

という習慣そのものが、脳にとって重要なのです。

 まずはご相談ください! 
 

③ 睡眠は「脳の復習時間」

勉強は、机から離れた瞬間に終わるわけではありません。

実は脳は、眠っている間も働き続けています。

その日に覚えた英単語、数学の公式、歴史の年号。

そうした情報を整理し、「必要な記憶」と「不要な記憶」を選別して長期記憶へと保存する作業が睡眠中に行われています。

よく、「一晩寝たら覚えていた」という経験はないでしょうか。

それは偶然ではありません。

睡眠は脳にとって、学習内容を整理し定着させるための大切な時間なのです。

 

逆に、睡眠不足のままでは、この整理作業が十分に行われず、せっかく勉強した内容も定着しにくくなります。

夜遅くまで問題集を解くより、適切な時間に寝る方が結果として効率的な場合も少なくありません。

睡眠は休憩ではありません。

脳にとっては、その日最後の「復習授業」なのです。

 

④ 睡眠不足でも「慣れる」は勘違い

「自分は6時間睡眠でも平気。」

そう話す人は少なくありません。

しかし、睡眠研究では非常に興味深いことが分かっています。

睡眠不足が続くと、人はその状態に"慣れたように感じる"一方で、注意力や判断力、記憶力は着実に低下していくのです。

しかも本人は、その低下を自覚しにくいとされています。

テストでのケアレスミス。

問題文の読み違い。

計算ミス。

授業中の集中力低下。

 

こうした現象は、単なる勉強不足ではなく、睡眠不足が影響している可能性もあります。

さらに睡眠不足は、感情のコントロールや計画性にも影響すると考えられています。

「今日は疲れたから明日やろう。」

そんな先延ばしが続けば、勉強習慣そのものが崩れてしまいます。

睡眠不足は、「眠い」という問題だけではありません。

学力そのものを支える土台を揺るがしてしまうのです。

 

⑤ 睡眠の前後30分が成績を変える

睡眠の質は、寝ている時間だけで決まるわけではありません。

実は、「寝る前30分」と「起きた後30分」の過ごし方が非常に重要です。

寝る前には、

・翌日の準備をする

・軽く英単語や漢字を確認する

・読書をする

・ストレッチや深呼吸をする

こうした落ち着いた行動が睡眠の質を高めます。

 

一方で、

・ゲーム

・SNS

・ショート動画

・激しい動画視聴

などは脳を興奮させ、眠りを浅くしてしまう可能性があります。

 

また、朝起きたらすぐにカーテンを開けて太陽光を浴びることも重要です。

朝の光は体内時計をリセットし、夜に自然な眠気を作る働きがあります。

つまり、「良い睡眠」は夜だけではなく、朝から始まっているのです。

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⑥ 寝る前のスマホは本当に悪いのか

「寝る前のスマホは禁止。」

多くの家庭で言われていることです。

確かに、スマホは睡眠を妨げる原因になり得ます。

しかし、問題はスマホそのものではありません。

SNSを見始めたら止まらない。

ショート動画を見続けてしまう。

友達とのやり取りが終わらない。

こうして予定より1時間、2時間と就寝時刻が遅くなることが問題なのです。

 

逆に、英単語アプリを10分使う、翌日の予定を確認する程度であれば、それ自体が大きな問題になるとは限りません。

重要なのは、「夜9時以降はSNSを見ない」「10時にはスマホを置く」といったルールを決め、それを守ることです。

スマホを禁止するよりも、スマホをコントロールする力を育てることの方が、将来にとって価値があるのではないでしょうか。

 

⑦ 良い睡眠も「勉強」の一部

成績が伸びる子どもを見ていると、共通点があります。

それは、生活リズムが整っていることです。

決まった時間に寝る。

決まった時間に起きる。

朝日を浴びる。

夜はスマホを切り上げる。

こうした習慣は一見勉強とは関係ないように見えます。

 

毎日の積み重ねが集中力や記憶力を高め、学習効率を大きく左右しています。

勉強時間を30分増やすことも大切ですが、その30分を睡眠不足で失った集中力が打ち消してしまうこともあります。

参考書を一冊増やす前に、生活習慣を見直してみる。

夜更かしをやめて、毎日同じ時間に寝る。

それだけで成績が変わる子どもは決して少なくありません。

 

睡眠は勉強の敵ではありません。

睡眠もまた、勉強そのものなのです。

「よく学ぶ子は、よく眠る。」

昔から言われてきたこの言葉は、最新の睡眠研究によって改めて裏付けられつつあります。

受験勉強というと机に向かう時間ばかりに目が向きますが、本当に成績を伸ばしたいなら、まずは毎日の睡眠習慣から見直してみてはいかがでしょうか。

 
ミツカル教育通信で取り上げていただきました!
インタビュー記事は、以下のURLから確認いただけます。
https://resemom.jp/kyoiku/interview/5-days-interview/
まずはご相談ください!

この記事を書いた人

野芥教室教室長_波多江泰宏

こんにちは!5-Days 野芥教室の教室長、波多江です。このページをご覧いただき、ありがとうございます! これまで多くの生徒さんと関わる中で感じているのは、「勉強がちょっと苦手かも…」という子ほど、ふとした瞬間にぐんと伸びる力を持っているということです。だからこそ、まずは「できた!」という小さな成功体験を積み重ねること、そしてそれを毎日しっかり承認することがとても大切だと考えています。当教室では、ただ知識を教えるだけでなく、「自分で勉強する力」を育てることを大切にしています。学校のテスト対策はもちろん、将来にもつながる“本物の学力”を、私たちと一緒に身につけていきましょう!皆さんにとって安心して通える教室、そして前向きな気持ちになれる場所を目指して、スタッフ一同、日々取り組んでいます。 まずは体験授業や教室見学だけでも大歓迎です!お会いできるのを楽しみにしています!

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