志望校に合格するために、効率よく成績を上げる方法は何でしょうか。
自分にとって理想の勉強法は、自分で探して確立する必要があると思っています。
勉強法の効果ももちろん、それを継続できるかも重要です。
今回は、私が学生時代に実践していた勉強法をいくつか紹介します。
参考になるかは分かりませんが、今後の学習の一助になれば幸いです。
学校の定期試験では、事前にテスト範囲が発表されますが、範囲内の問題を短期間ですべて解くということは難しいかもしれません。
期末試験は副教科も加わり教科数が増えるので、前日に一夜漬けで対策することもあるでしょう。
ですので、対策する教科、単元に優先順位をつけて、優先度の高いものから勉強することを考えました。
得意教科(80点以上)の場合は、基本問題を完璧に理解できていれば、難易度の高い問題を中心に対策しました。
満点を狙う場合のキーポイントは、章末問題のような難問を解けるか否かにあると思い、数学は証明問題、英語は長文を第一に取り組んでいました。
苦手教科(60点未満)の場合は、例題や基本問題のみに絞って勉強し、応用問題などは後回しにしました(どうしても時間がない場合は捨てました)。
テキストや参考書には多くの問題がありますが、全部の問題を解く必要はないと思っています。
一つの単元を完璧に仕上げるより、各単元の基礎を固めたほうが確実に得点できる可能性が高いからです。
これは教室内でよくある光景かと思います。
知識を理解しているか否かの基準は、他人にそれが分かるまで教えられるかどうかだと考えています。
他人に問題の解法を教えるには、自分自身が必要な知識、視点を理解していることが大前提だからです。
例えば友達から分からない問題を教えてと頼まれた場合、自分も分からなければ「分からない」と返すことが多いと思います。
知ったかぶりをして分からないことを解説しようとしても、しどろもどろになってしまうので、頼りない雰囲気が友達にも伝わってしまいます。
ですので、知識を理解しているか否かはこうしたやりとりから明確に判断できるといえるでしょう。
仮に問題の理解度が100%ではないにしても、他人に教えてみることで、新たな発見があることもあります。
問題の習熟度が80%程度であれば、友達と問題を教えるのも大丈夫だと思います。
(過信は禁物ですが)
友達に問題を教わる⇒問題の理解が深まる⇒成績が上がる⇒他の友達にも教えてみる⇒問題の理解が深まる
こうした好循環が生まれれば、クラス全体の成績も上がるかもしれません。
受験勉強は個人戦であり、団体戦です。
学校の小テストで、短期間で英単語を暗記することが多いと思いますが、みなさんはどのようにして暗記をこなしていましたか?
一般的な方法は、ノートに単語を連続で書く(単語1個につき3~5回程度)というものだと思いますし、同様の対策をしている生徒さんが多く見受けられます。
この方法は、英単語のスペルや発音が覚えにくいという生徒にとって最適だと思われます。
単語テストが、問題の日本語に対応する英単語を記入する(またその逆もある)という形式であれば効果は短時間で現れるでしょう。
しかし、英単語をある程度暗記したにもかかわらず、定期試験や模試での結果に結びつかないと悩む生徒さんもいらっしゃいます。
その原因は、単語の具体的な使用例を把握できてないからだと考えています。
他の教科にもいえることですが、覚えた知識は状況に応じて柔軟に使いこなせないといけません。
一般的な英単語の参考書は、単語の意味と共に、例文が書かれています。
例文を通して、単語ともに使われる前置詞や目的語だけでなく、それが使われやすい状況を推測することができます。
ですので、単語を連続で書いて覚えることが苦手という方は、実際に例文を書いてみることがおすすめだと思います。
他の単語や文法もセットで覚えられるので、英作文の対策にもつながります。
参考書やテキストを用いる際は、知識のインプットより練習問題を通したアウトプットを優先する方が望ましいです。
練習問題で分からないものを見つけたら、ページをさかのぼって確認するという形で学習できれば、より効率的なアウトプットが可能になります。
ここに来て精神論のような話になってしまいますが、学習意欲を高め、成果を上げるためには、「勉強が面白い」「もっとやってみたい」といったポジティブな感情を持てるかどうかがカギになっていると思っています。
私の経験則ですが、勉強が苦手だと思っている生徒さんは、「楽しくない」「やりたくない」と感じている人が多いと感じています。
実際の授業でも、苦手な教科の学習を避けている様子が見受けられます。
このように勉強に対してネガティブな感情を抱く原因は、学習面での成功体験が少ないからではないかと考えています。
部活動や学校行事、趣味など何かに夢中になれる人の原点は、そういった経験にあると思います。(何を成功とするかという基準は人それぞれ異なると思いますが)
もちろん栄光を掴むまでの道のりで、何回も失敗を経験することがあるかもしれません。
大事なのは、失敗をこれからの努力の糧とすることです。
このような考え方をする際にも、何らかの課題をクリアしたという経験が重要になります。
小さな成功を重ねることは自信の形成につながり、苦境においても前向きな思考が可能になるからです。
ここまで、私の経験を基にした勉強法を紹介して参りましたが、いかがだったでしょうか。
共感できた部分もあれば、そうでない部分もあったかもしれません。
冒頭にも述べたように、理想の勉強法は自分で探していくものだと考えています。
人によって悩みの内容や苦手の程度は異なります。
ですので、その対策法も千差万別です。
自分に合った道のりを見つけるには、まず課題に挑戦してみる必要があります。
極論ですが、成功を掴む鍵は、挑戦できるか否かです。
5-Daysでは、生徒さんが何度も課題に挑戦し、成長してもらうためのサポートができるよう取り組んでいます。
将来への第一歩を踏み出して見たい方、いつでもお待ちしております。
5-Days 西広島校 教室長 学生時代に個別指導のアルバイトを経験したことがきっかけで塾講師を志した。 成長の道のりは、成功と失敗の繰り返しだと考えており、生徒が積極的に課題に挑戦できるような環境を作れるよう取り組んでいる。 生徒に自信を身につけてもらえるよう、常に前向きな言葉をかけることを心がけている。 好きな教科は数学
体験終了後、面談をさせて頂き、お子様に合わせた今後の学習プランをご提案させていただきます。
定期試験対策・受験対策にも使えます!毎日の学習習慣の定着化、苦手克服などにぜひご活用ください。