今回は私が普段の仕事の中で接している小学生・中学生・高校生の皆さんに向けたものだけではなく、その先輩にあたる大学生・専門学校生や社会人の皆様にも共感頂けるであろう「継続維持の対策法」について書かせていただきます。ただ、今回お伝えするポイントはおそらくこれまでの人生の中できっと「聞いたことがある!」と言われるような内容になっています。「目からウロコ」のようなとびっきりの内容ではないので、そこはごめんなさい。
ただ、当たり前の事であっても「ついつい忘れてしまった」「知ってはいるけどどう使ったらいいの」など、読んでいただいた後に改めて思い出していただく機会であったり私の実体験もお話しさせて頂こうと思いますので、似たような経験を過去にされていた場合、改善の一助となれば嬉しく思います。
それでは次の3つのポイントで紹介させていただきます。
継続維持の対策法、一丁目一番地は「無理なくできる仕組み作り」になります。
目標を立てるときに何か大きな成果を上げたいときは大きな目標を掲げることはあるのではないかと思います。
例えば、勉強であれば「英語を話せるようになりたいので1日4時間英語を勉強する」健康に対する目標であれば「1日1時間のジョギングと1時間ジムに通う」などそれ自体はとてもいいことだと思います。
しかし、現実に戻ったときに1日24時間はみんな平等であり日々の習慣というのはある程度決まっているということがあります。最初は無理の無い範囲でスタートすることは非常に大切だと思います。
ここで私の体験を少しだけお話しさせていただきます。
社会人になって2年目に会社内で試験があり連絡を受けてから1か月後に合格する必要がありました。しかし、その当時はたくさんの仕事を抱えており時間の余裕を作ることが出来ませんでした。そんな時に先輩に相談したらこう言ってくれました。
「新しく時間を作ることは出来ないよね。でも、何もしていない時間とかは無いかな。電車で通勤してるなら往復1時間だったよね。会社のある時に電車の中で勉強できれば20日で20時間勉強できるよ。」
とアドバイスをいただき当時の私にとっては目からウロコでした。さらに先輩は「月曜日にはどこまでやったか教えて、確認するから。」と親身になっていただけました。
ここでのポイントは
「無理なく出来る」→「通勤中の1時間の勉強」
「仕組み」→「月曜日に先輩に確認してもらう」
ということが出来たため試験も合格できたと思っています。
2つめは「意識出来るものを身の回りに置く」というポイントで継続維持の対策法を紹介させていただきます。
人間は情報を得る際に「視覚」「聴覚」「嗅覚」などを使って情報収集をおこなっております。その中でも大半の情報は「視覚」を使って情報を得ている言われてます。なので英語の勉強であれば「英単語帳を持ち歩く」などの関連する道具などを常に身につけて意識することで継続できると思っております。
私自身は現在運動不足という悩みを抱えております。毎日の運動の習慣をここ1年ほど取り入れているのですが、そのために実践していることの1つとして「緑茶を毎日飲み、身の回りに置く」ということを実施しております。
健康診断の際にお医者様に相談した時に言われたこととして、今の状態だと健康の改善には緑茶が効果が高いからやってみたらと言われたことがあったので私の中では「緑茶=運動」というマイルールができたことがきっかけになります。
取り入れたところ緑茶のパッケージを見る機会が多くなり、アドバイスを受けた時の記憶と重なって運動を意識する機会が多くなりました。時間があるときは歩く時間を多くし家でトレーニングを行い、時間があまり取れない時であってもストレッチや重いものを持つ作業の時に意識するなど大小波はありますが仕事をしながらでも今でも続けることが出来ております。最近体が軽くなったような感覚になってきているので効果が出ていることも嬉しく思ってます。
このように「意識出来るものを身の回りに置く」→「頭の中で意識する時間を増やす」→「行動できる環境を作っていく」ということが必要だと経験しております。
3つめは「小さなことでも毎日続ける」というポイントで継続維持の対策法を紹介させていただきます。
前の文章を読んだ時にもしかしたら違和感を覚えた方もいるかもしれません。「行動できる環境を作っていく」について「それが出来ないことがあるから困ってるんだよ!」と思われた方もいらっしゃると思います。
その対策について最後に説明させていただきます。それは毎日「これをやった」という事実を積み重ねていくことになります。この事実を積み重ねて行くことによって小さな達成感が蓄積されそれが楽しさに変わってきます。
そして、重い腰を上げる最初の1歩が大事になって来ます。
最後の文章だけ少しストイックになってしまいますがこの最初の一歩だけクリアできれば実は長く続けるということも出来ると思っております。
私が生徒と接している中であった出来事について事例として紹介させていただきます。
学校の提出物を多く抱えている生徒が授業に来た時に学校の課題があるから1時間自習してもいいか聞かれたので私は「もちろんいいよ、寝ないでね。」と返答しました。その後最後の授業の時間が近づいてきたころ教室に連絡がありました。それは自習に来ている生徒の保護者様でした。家に帰ってこないから心配された様子だったのですが、その生徒はその時も自習をしてました。自習を開始して3時間30分ぐらい経った頃だったと記憶しております。保護者様に報告を終えた後生徒に「あれ、1時間の自習じゃなかったっけ。」と聞いたところ「出来そうだったから他の課題をやってたら遅くなってた。」と返答がありました。
後から知った話なのですが人間は一度作業などを始めると意外と長い時間出来てしまうこともあると何かの本で読みました。また、連絡を頂いた保護者様もその後面談で会う機会があり「正直びっくりした」とおっしゃられておりその後3時間を超える自習はそんなにありませんが、30分~1時間の自習に来てくれるようになって目の色が変わったなと思うことがありました。
これは私自身の経験ではないので憶測も含む内容になってしまいますが、長い時間勉強できたという成功体験が楽しさに変わり、少しの時間でも毎日勉強することが苦ではなくなったのではないかと思います。
・最初の設定は無理なく出来る仕組み
・意識出来るものを身の回りに置く
・最初の1歩を踏ん張り、小さなことでも毎日続ける
となります。
いかがでしたでしょうか?
初めて聞いたこと、知っていたけどあらためて思い出せたことなどありましたら嬉しく思います。
この仕事をやっていて嬉しく思うことはお子様の成長を見ることが出来ることがやりがいであります。
そういった機会により多く出会えるように私自身も日々勉強しながら良いものを提供していきたいと書いている途中に改めて思い返しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
教室長・講師一同「優しく分かりやすく」を目標に、普段の予習や復習だけでなく受験対策まで、生徒さんの幅広いニーズにお答えできるよう勉強をサポートしています。 日々の学習指導を通じて昨日よりも今日、今日よりも明日、成長できたと実感しそれを思いっきり楽しむ授業を心がけております。 勉強や学校生活に悩まれている方是非ご相談ください。一緒に解決して楽しい人生を謳歌しましょう。
体験終了後、面談をさせて頂き、お子様に合わせた今後の学習プランをご提案させていただきます。
定期試験対策・受験対策にも使えます!毎日の学習習慣の定着化、苦手克服などにぜひご活用ください。