こんにちは、今回は自己表現の対策についてご紹介をしていきます。
2023年入試より広島県では公立高校の入試制度が変わり、自己表現が必ず実施されるようになりました。
広島県の教育委員会は15歳の生徒に身に着けて欲しい力として
・自己を認識する力
・自分の人生を選択する力
・表現する力
の3つを掲げています。
入試の場ではこの3つの力を確認するために「自己表現」を行います。
1次選抜の場合、入試日程の2日目、もしくは受験者数が多い場合には3日目に自己表現を実施します。
自己表現は受検生1人につき検査官2~3名がつく、面談形式での検査です。
入退室込みで持ち時間は10分、実際に自己表現を行う時間は5分以内でその後に自己表現の内容を踏まえた質問の時間が3分ほどあります。
なお、自己表現に必要な持ち込み物を持参できます。
教室に入るもの安全上の配慮などから、一部制限もありますが、今までに受け取った賞状や、好きな本、タブレット端末(オフライン状態)などの持ち込みが認められています。
前述の広島県の教育委員会が15歳の生徒に身に着けて欲しい力として掲げた3つの力
・自己を認識する力
・自分の人生を選択する力
・表現する力
これらそれぞれについて、検査官ひとりにつき、3点(15歳として不十分)・4点(おおむね獲得している)・5点(十分に獲得してる)で判断します。
この基準の下で採点した結果の合計点が持ち点となります。検査官2名の場合には、30点が持ち点の満点にあたります。
その後、一般枠・特色枠の配点に換算されます。
一般枠の配点の場合、全体の20%(1000点満点中200点)を占め、この価値は3年間オール5の成績(調査票の点数)と同じになりますので、非常に重たい点数です。
つかみどころのなさそうな自己表現でも、採点基準も明確化されており、また年度を追うごとに対策の回数を重ねてきたこともあって、どうすればよい自己表現になるかが掴めてきました。
大きくは2つがポイントです。それらを最後にお伝えしたいと思います。
好きなものに出会ったタイミング、どんな状況で、どんなことがあったから、それを好きと思えたのかを追求して伝えられる方が、説得力が非常に増します。
ちょっとした「オタク気質」が求められています。熱心に語れる夢中なものを恥ずかしがらず表現してみましょう。
どんな人物になりたいのか?どんな職業に就きたいのか?
ここまでを伝えられる受験生は多いですが、どうやってそれらを達成するか?を説明できる受験生は少ないです。
将来ペットトリマーになりたいならば、どんな資格が必要なのかを事前に調べたり、
「世界一周旅行をしたい」ならば、その旅費などをどうやって得たりするのか。これらを伝えようとしている受験生の自己表現を聞くと、「よく調べているなぁ」、「考えているなぁ」、「すごいなぁ」と感じていました。
5-Daysでは、「自己表現」を実施初年度にあたる昨年度から、自己表現の対策講座を実施し、多くの生徒の後押しをしました。おかげさまで、合格を見事勝ち取った多くの受験生から「自己表現徹底対策講座のおかげで自信がついて本番に臨めた!」と好評をいただきました
広島県内の5-Daysでは、自己表現徹底対策講座を今年度も開催予定です。
ぜひ一度、教室見学・体験授業をしてみてくださいね。
「勉強は誰でもできる」を真摯に考えて、前職では教材の開発に取り組んでいた。主に教材開発の面から中学受験から大学受験に向けた受験指導に関しても心得えがある。 文系大学出身にも関わらず、5-Daysで夏や冬に開催される中3生合同勉強会では理科を中心に理系科目を担当している。一度きりの授業でも「先生のおかげで理科や数学ができるようになった」と言ってもらえる指導を展開している。
体験終了後、面談をさせて頂き、お子様に合わせた今後の学習プランをご提案させていただきます。
定期試験対策・受験対策にも使えます!毎日の学習習慣の定着化、苦手克服などにぜひご活用ください。