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近年、大学受験を取り巻く環境が大きく変化する中で、英検(実用英語技能検定)の重要性が急速に高まっています。
かつては「高校入試や内申点対策のために取っておくと良い資格」というイメージが一般的だった英検が、
今では多くの大学入試において合否を左右する“実質的な武器”として認識されるようになってきました。
英語力を客観的に証明できる英検は、今や推薦入試や総合型選抜、さらには一般入試にまで深く関与しています。
このような背景の中、学習塾としても生徒たちに的確な進路指導を行うためには、英検の活用法や意味を正しく理解し、
保護者と共有することがますます重要になってきました。
大学入試における英検の活用方法は大きく分けて三つに分類されます。
★出願資格としての利用★
例えば西南学院大学の外国語学部や、福岡女学院大学の国際キャリア学部では、英検2級やそれ以上の級を取得していることが出願の必須条件となっている方式があります。
★得点換算としての利用★
九州産業大学では英検準1級を提出することで英語の得点を満点扱いにできる制度があり、これにより英語の試験を受けずに済むケースもあります。
★加点・優遇措置としての活用★
福岡大学などの推薦型選抜では、英検2級以上の取得があることで書類審査において高評価が得られると明記されています。
このように、英検はさまざまな方式で入試に関わっており、生徒の戦略次第で大きなメリットを得られる仕組みが整っています。
英検の大学入試における活用が進む背景には、社会的・制度的な要因があります。
まず、文部科学省が推進する「グローバル人材の育成」という国策があります。
これにより、大学教育には実践的な英語力を持った学生が求められるようになりました。
次に、2021年度から始まった大学入学共通テストの改革です。
従来のセンター試験に比べて、共通テストでは英語のリーディングとリスニングに重点が置かれるようになり、
従来の“文法中心”の学習では通用しづらくなっています。
このような背景の中で、英語の4技能(読む・聞く・書く・話す)を測定できる英検は、大学にとっても評価の基準として非常に扱いやすく、全国で共通の指標としての役割を果たしています。
英検を有効活用するには、計画的な級の取得が欠かせません。
小学生であれば5級・4級を目標に英語に慣れ親しむことから始めましょう。
中学生では3級をまず目標にし、できれば準2級の取得を目指したいところです。
進学校への進学を考えている場合や、早期から大学入試を意識する家庭では、中3までに準2級を取得できると理想的です。
高校生では2級以上が大学入試で評価されるラインになりますが、可能であれば準1級の取得を目指しましょう。
特に難関大学や国際系の学部を志望する生徒にとって、準1級の取得は大きなアドバンテージになります。
どの級をいつまでに取るか、学年ごとに目標を設定することで、無駄のない受験戦略が可能になります。
英検の勉強には通常の学校英語とは異なるアプローチが必要です。
まず大切なのは「過去問演習」です。英検には一定の出題傾向があるため、形式に慣れることがスコアアップに直結します。
次に重要なのは「ライティング対策」。2級以上では自由英作文が含まれるため、テーマに対して自分の意見を論理的に書けるようになる必要があります。
塾では添削指導や模擬面接の実施も可能です。
さらに「スピーキング」は実際の面接形式で行われるため、模擬練習を通して“慣れ”を作ることが重要です。
録音した自分の声を聞いて、発音や文法の癖を客観視するのも効果的です。こうした対策を塾で体系的に行うことで、短期間での得点アップが実現できます。
英検を取得する最大のメリットは、目に見えるスコア以上に「自信」と「将来の武器」になることです。
英検合格によって「自分にもできた!」という成功体験が得られ、それがその後の学習意欲にも直結します。
特に準1級や2級を取得した生徒は、その後の模試や学校の定期試験でも高得点を取る傾向があります。
また、大学入学後も、クラス分けテストや留学選抜、就職活動の場面などで、英検は客観的な英語力の証明として高く評価されます。
英語を“受験科目”としてではなく、“自分の武器”として捉えることができるようになるのは、英検を通じて得られる大きな成長のひとつです。
英語資格試験には英検のほかにもTOEIC、GTEC、TEAP、IELTSなどがあります。
それぞれに特徴があり、大学によってはこれらのスコアを併用できる場合もあります。
しかし、中高生が初めて受ける検定としては、英検が最も親しみやすく、全国の学校や学習塾でのサポート体制が整っています。
また、英検はスピーキング・ライティングを含めた4技能評価がしっかりと行われ、内容も日本の教育環境に即した設問が多いのが特徴です。
特に面接形式のスピーキングは、単なる暗記型試験ではなく、実際に使える英語力が求められるため、真の英語力を育てる良い機会になります。
TOEICなどに比べても、学生向けに設計されたバランスの良い検定と言えるでしょう。
学習塾として英検対策に取り組む際には、「受験戦略」と「学力強化」の両輪を意識することが大切です。
単なる問題演習に終始するのではなく、「どの時期にどの級を目指すか」「学校の進度との兼ね合いはどうするか」「英語が苦手な子にはどこから始めさせるべきか」など、生徒の学力と志望校をふまえたカスタマイズが必要です。
また、塾だからこそできるのが「定期的な模擬面接」「添削サポート」「小テストによる語彙力強化」などの学習支援です。
英検に関しても、「取れればいい」ではなく「どうやって合格し、その先にどうつなげるか」という視点で生徒を導いていくのが、これからの塾の役割だと考えています。
英検を活用するかどうかで、大学受験の進路は大きく変わります。
「英検を持っていたから出願できた」「満点換算されて合格ラインを突破できた」「英語の勉強に自信がついた」など、塾での生徒の成功事例は数多くあります。
保護者の皆様にお伝えしたいのは、英検は“高校3年生になってから考える”ものではないということです。
むしろ中学生・高校1年生のうちから戦略的に取り組んでおくことで、大学受験の選択肢は大きく広がります。
塾では個別相談や学習プラン作成も承っておりますので、少しでも英検にご関心がある方は、ぜひお気軽にご相談いただければと思います。
英検は今や、単なる英語力の証明ではなく、大学受験を有利に進めるための“鍵”とも言える存在です。
早期の段階で英検取得を目指し、計画的に級をステップアップしていくことで、受験全体の戦略がより明確になり、志望校への合格可能性が高まります。
学習塾としても、英検を軸とした学習支援を強化し、生徒一人ひとりが「受かる」だけでなく「その後も活躍できる」ような英語力を身につけていけるようサポートしていきます。
今この瞬間が、英検という“武器”を手に入れる絶好のタイミングです。保護者の皆様、そしてこれから受験を迎える生徒の皆さん、ぜひ一緒に英検を活用した未来への一歩を踏み出しましょう。
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