『皆さん読書は好きですか?』
この質問に対して「はい」と答える人はどのくらいいますでしょうか?
斯く言う私も中学生までは読書は好きではないし(どちらかというと興味がない)、動画でいいじゃんと考えていたので読む事は限りなくない人間でした。
そのような読書興味無し人間の私でしたが、ある時期から読書するようになり、今では月に1冊程度は読むようになりました。なぜかと言うと読書からしか得られないものがあると体験した事があったからです。
その中でも実感するのは、読解力・語彙力についてですが、読解力はともかく語彙力って…とお思い人もいらっしゃると思います。しかし、語彙力はコミュニケーション力にも直結する能力ですので、メディアの発達により声ではなく文字でのコミュニケーション多用する今の時代にこそ必要なものです。
それでも読書はする気がないな…という方に私事ですが、どのような事を体験して何に気づき、読むようになったのかを紐解きつつ、本をオススメする理由とオススメの本との出会い方について書かせて頂こうと思います。
まずは本との出会い前に動画と漫画との違いを知って欲しいと思います。
動画との違いについては、情報の流れの主導権についてが大きいと考えます。
情報の流れの主導権とは、その情報を得るために情報の流れを管理しているものは誰になるのかと定義します。動画の場合、停止させなければ絶えず情報が流れているため、自身で並行処理をしているような「ながら視聴」や昨今良いとされる時短動画により自身が情報の流れを操作しているようで、実質十分に理解していない(本質が掴めていない)まま情報を得たような気持ちになるため、結果として動画側に主導権を渡している可能性が非常に高いといえます。しかし、読書の場合は、読もうとしなければ情報の流れはなく、自身が止めようと思えば情報も止まり、理解できなければ遡って情報を得ることが出来る。また並行して作業を行う事が難しいため(ページ操作や本を持つため手がかないし、どこまで読んだか目で追わないといけないため)、それに集中しやすい。よって情報の流れは自身で管理しているといえると思います。
次に漫画との違いは、視覚的情報により想像力と表現方法が少なくなる可能性が高いと思います。
想像してみてください。身長180㎝の水泳部副部長、眼鏡で大人しく誰にでも優しい人と言われたら、どのような人を連想するでしょうか。たぶんですが、皆さん想像する人物はピッタリ同じということはないでしょう(漫画のキャラ設定が同様なキャラクターがいなければですが…)。それは、今までの経験や情報からその人物を脳内で作成する(イメージする)ので個人差が出ます。しかし、漫画であるとキャラクターが視覚的に共有するため、各個人での想像が不要になります。また、告白されてヒロインが泣いたという状況の場合、絵ではたぶん1コマで表現できることですが、文章で表現するには、状況をより鮮明に伝えるため様々な表現方法で伝えなければなりません。読者に伝えるため、作者ごとに違う表現をするのでそこも知識として有用だと思います。
話が若干脱線しかけましたが、ここからは本題の本との出会い方についてです。
そうは言っても一人で読み続ける事の出来る本と出合うのは難しいです。しかも、ここで抵抗が出来ると「やっぱり読書はいいかな」と思ってしまう可能性もあります。
では個人的ではありますが、自分に合うと思う本の選び方を列挙していきますので良ければ参考にして頂ければと思います。
個人的に一番入りやすい方法だと思います。しかもこの場合、映像化にあたり、カットされた場面や状況を後から追加して読むことが出来るので「この事もあってそうなったのか」という作品に対する深い理解が出来る。合わせて、矛盾にもなりますが、登場人物の想像の必要がないため、抵抗なく読めるからです。
抵抗なく読み進めるためには、やはり興味あるジャンルである必要があります。読書をするから超有名作品を!ではなく、自分は推理ものや伏線があるものが好き、恋愛もので青春なものが好きといったジャンルを確認しましょう。
本の素晴らしいところは、ジャンルを細分化しても希望のものが大概あるところです(内容が面白いかは別として)。なので細かくジャンルして自分が読みたいと思える本を探してみましょう。
これは本に慣れてきたぐらいのオススメにはなりますが、本の背表紙や帯、タイトルからのいわゆるジャケット買いです。当たり外れはあるものの大まかなあらすじやどのような人に読んでもらいたいということを要約しているのでフィーリングにはなりますが、新しい発見にもなります。
色々と読書ににいて思うところをお話しさせて頂きましたが、動画も漫画も嗜んでいる私です。つまり、情報を得る手段として読書もその仲間に入れて欲しいというのが本心になります。
また、本の選び方についてはお話しさせて頂きましたが「いきなり読書を始めよう!」と始めることは難しいと思います。それは誰もが体験したことのある「明日から勉強を頑張ろう!」といった事と同じです。まずは、読んでみようかなと思える本を手元に置いてみましょう。それが読書週間へのスタートになると思います。是非、書店に足を運んで相棒となる本を見つけて頂ければと思います!楽しい読書生活になる事を願っております。
さて私は、齋藤孝さん著書の『読書する人だけがたどり着ける場所』を読んで、更なる読書の良さを知りたいと思います。また、機会があればこの内容も含めた読書のすゝめを書かせて頂きます。その日までさようなら!
海上自衛隊、事務、現場仕事を経て塾講師になった職歴が変わった37歳独身塾講師。幅広く非常に浅い知識・技能があるため、他の教室からドアの修理やエアコンの故障確認…と学習面以外の助言もできる職歴以外も変わった人。「ちいかわ」と「オリジナルラーメン作成」を趣味にしています。ちなみに本文中の身長180㎝水泳部副部長…は私のことです(笑)。
体験終了後、面談をさせて頂き、お子様に合わせた今後の学習プランをご提案させていただきます。
定期試験対策・受験対策にも使えます!毎日の学習習慣の定着化、苦手克服などにぜひご活用ください。