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2026.04.24

GWが毎年天気が良い理由とは?

まずはご相談ください!

○はじめに

GWは「天気が良くて過ごしやすい」

という印象を持つ人が多いですが、それは単なる偶然ではありません。

 

春の日本では、移動性高気圧低気圧が周期的に通過することで晴れと雨が交互に現れ、

さらに上空の偏西風によってその流れが西から東へと運ばれています。

 

また、気温についても、昼に受け取る太陽のエネルギーと夜に放出される熱(放射冷却

のバランスがちょうどよく保たれることで、快適な環境が生まれています。

 

本稿では、このGW特有の「晴れやすさ」「過ごしやすさ」の理由を、理科の視点から見ていきます。

 

 

 

 

◯なぜGWは天気がいい日が多いのか

春の日本では、天気は数日ごとに周期的に変化する特徴があります。

 

■移動性高気圧と低気圧

理由1つは、移動性高気圧低気圧が交互に日本付近を通過するためです。

これらはおよそ3〜5日の間隔で入れ替わりながら、西からへと移動していきます。

このように気圧配置が移動するのは、上空に吹く偏西風の影響です。

 

 

 

■西から東へ常に吹く偏西風

偏西風は中緯度地域において西から東へ強く吹く風で、雲や高気圧・低気圧を運ぶ役割を果たしています。

そのため、日本の天気も西から順に変わっていくのです。

 

 

 

■天気を左右する高気圧・低気圧

 

高気圧に覆われると、上空から地表へ向かう下降気流が発生します。

このとき空気は圧縮されて温度が上がる(断熱圧縮)ため、雲ができにくくなり、晴れやすくなります。

 

低気圧に覆われると、空気が上昇し、雲が発生しやすくなるため、雨や曇りの天気になりやすくなります。

GWの時期は、冬のような強い寒気の影響が弱まり、さらに台風シーズンにも入っていないため、天気が大きく崩れることが少ない時期です。

その結果、安定した高気圧に覆われる日が多く、晴天が続きやすくなります。

 

このように、GWの晴れやすさは偶然ではなく、気圧の移動や風の流れといった大気の規則的な動きによって生まれている現象なのです。

 

 

 

○具体的なメカニズム

では先程述べたことを具体的に図式化するとどうなるか

それが以下の通りになります。

 

■ 春特有の「周期パターン」

日本の春は、約3〜5日周期で天気が変わる

これは

・移動性高気圧(晴れ担当)

・低気圧(雨担当)

が西から東へ交互に通過するから。

 

 

■ なぜ西→東に動くのか?

地球の上空には
→偏西風(西風)が吹いている

これは偏西風と呼ばれていて、
雲や気圧配置を「ベルトコンベア」のように運びます。

 つまり
ヨーロッパ → 中国 → 日本
の順で天気が移動してくることになります

 

 

■ 高気圧=なぜ晴れる?

高気圧では空気が
→ 上から下へ動く(下降気流)

すると…

・空気が圧縮される

・温度が上がる

・雲ができにくい

この「圧縮で温度が上がる現象」は
断熱圧縮と呼ばれる

結果
 雲が消える → 晴れると繰り返し続いていく

 

 

■ GWが“当たりやすい”理由

実はGW頃は

・シベリアの寒気が弱まる

・台風シーズン前で大きな崩れが少ない

そのため、「安定した高気圧」が来やすい

 

 

■ 一言でいうと

GWの晴れは「偶然じゃなくて、空の流れの規則」ということになります。

 まずはご相談ください! 
 
 

○「ちょうどいい気温」になる理由

では次になぜGW中がちょうどよい気温になるのかについて説明していこう。

 

■熱エネルギーの行き来

GW頃の気温が過ごしやすいのは、昼に受け取る熱エネルギー夜に逃げる熱エネルギーのバランスがとれているためです。

地球の気温は、太陽から受け取るエネルギーと地表から宇宙へ逃げるエネルギーの差によって決まります。

この時期は、そのバランスがちょうどよくなるため、「暑すぎず寒すぎず」の快適な気温になります。

 

 

■昼と太陽高度

昼間に暖かくなるのは、春になって太陽高度が高くなるからです。

太陽高度が高いと、太陽の光が地面に対してより垂直に近い角度で当たるため、

同じ量の光でもより効率よく地面を温めることができます。

冬は太陽の光が斜めに差し込むため熱が広く分散しますが、

GW頃には太陽の位置が高くなり、地面が暖まりやすくなるのです。

 

 

■夜と放射冷却

一方で夜になると、昼間に温まった地面の熱は宇宙へ放出されます。これは放射冷却と呼ばれる現象です。

GW頃は空気が乾燥していて雲も少ないため、地面の熱が逃げやすく、夜は気温が下がります。

雲が多いと熱が大気中にとどまりやすくなりますが、この時期は晴れる日が多いため、放射冷却が起こりやすいのです。

また、この時期はまだ真夏ほど地面や海に熱が蓄えられていません。

そのため昼間に暖かくなっても熱がこもりにくく、夜になるとしっかり気温が下がります

夏は地面や海が大量の熱をため込むため夜も暑さが残りますが、GW頃はそのような状態にはなっていません。

 

 

このように、GWの気温が快適なのは、昼は太陽高度が高く暖まりやすい一方で、夜は放射冷却によってしっかり冷えるからです。

つまり、昼に受け取る熱と夜に逃げる熱のバランスがちょうどよく保たれていることが、過ごしやすい気候を生み出しているのです。

 

 

○具体的なメカニズム

こちらも同様に図式化して考えていきましょう。

すると

 

■ 地球の温度は“収支”で決まる

基本はこれ

受け取るエネルギー − 逃げるエネルギー

・昼 → 太陽から熱が入る

・夜 → 宇宙へ熱が逃げる

 

■ 昼:なぜ暖かい?

GW頃は太陽の高さがかなり上がる。

これは太陽高度が関係していて、

太陽が高いほど
→ エネルギーが集中して地面に届く

(冬は斜め=弱い、春はほぼ真上=強い)

 

■ 夜:なぜ冷える?

夜は太陽がないので、地面の熱が宇宙に逃げる

これを放射冷却と言います。

さらにGWは、空気が乾燥しており雲が少ない。

つまり熱が逃げやすい条件となる。

 

■ なぜ“ちょうどいい”になるのか?

ここが一番大事

季節
弱い 強い(寒い)
強い 弱い(蒸し暑い)
GW 強い 強い

 この図から、GWは
「昼はしっかり暖かい+夜はちゃんと冷える」= 平均すると快適となる

さらに春はまだ地面や海が十分に温まっていない

だから熱がこもりにくい(夏は地面が熱をためる=夜も暑い)

 

■ 一言でいうと

GWの気温は「昼と夜のエネルギーバランスが神バランス」となるわけです

 
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○まとめ

ここまでをまとめると、

GWの快適な気候は、気圧の移動とエネルギーのバランスという二つの要因によって成り立っています。

天気は、移動性高気圧低気圧偏西風に乗って移動することで周期的に変化し、その中でも高気圧に覆われることで晴天が多くなります。

一方で気温は、昼は太陽高度が高く十分に暖まり夜は放射冷却によってしっかり冷えることで、暑すぎず寒すぎない状態が保たれます。

つまり、GWの過ごしやすさは、大気の動きと熱の出入りという自然の仕組みによって支えられているのです。

みなさんもぜひ、こんな風な日常的な疑問から学びを得ていってはいかがでしょうか?

 

 
ミツカル教育通信で取り上げていただきました!
インタビュー記事は、以下のURLから確認いただけます。
https://resemom.jp/kyoiku/interview/5-days-interview/
まずはご相談ください!

この記事を書いた人

馬田 拓海

元教員としての経験を生かして 私は社会人になってから昨年度までの3年間、福岡県の各地にある中学校の社会科講師をしておりました。より良い指導を行い、卒業した時の生徒の「ありがとう」を糧に、未熟ではありますが全力で挑ませていただきます。よろしくお願いいたします。

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