皆さんこんにちは!9月になって涼しくなって来ましたね!特に夕方や夜は過ごしやすくなってきましたので、ここらで天体観測はいかがですか?
日本には昔から秋の月を鑑賞する習慣があり、中秋の名月と呼ばれます。今年は10月6日にあたります。これは満月を鑑賞するものですが、そもそも月はどうして、毎日形を変えていくのでしょうか。同じく近くにある天体、太陽は形を変えません。月だけが形を変える秘密に迫ってみましょう!
・月の形が変わる現象を「月の満ち欠け」と言う。
・原因は「月・地球・太陽の位置関係」による光の当たり方の変化。
懐中電灯をつけた暗い部屋を想像してください。あなたはボールを持ってその部屋に立っています。懐中電灯は太陽、ボールが月、あなたの頭が地球です。
ボールを持った手をのばし、顔を懐中電灯に向けたまま、ボールを自分の顔の周りでゆっくり回してみましょう。するとボールに当たる光の当たり方が変化し、ボールの光っている部分の形が変わって見えます。これが月の満ち欠けの正体です。月自体が光っているのではなく、太陽の光が当たっている場所が光って見えているだけ。月・地球・太陽の位置関係で光る場所が変わるので、月の形が変わって見えるのです。
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満ち欠けの名前 |
特徴 |
覚え方 |
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新月 |
月が見えない |
スタート地点 |
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三日月 |
細い右側の月 |
「三日」=3日目 |
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上弦の月 |
右側の半月 |
「上」=右 |
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満月 |
丸い月 |
約15日目の月 |
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下弦の月 |
左側の半月 |
「下」=左 |
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欠けていく月 |
細い左側の月 |
新月へと戻る |
・月は地球のまわりを約5日で1周(公転)。
・太陽の光が当たる部分が変わることで、地球から見える形が変化。
地球が自転しながら太陽の周りを公転するように、月も自転しながら地球の周りを公転しています。この公転があることで太陽の光の当たり方が変わり、月の満ち欠けが起こるのです。ちなみに、月の自転と公転のタイミングがぴったり合っているので、月は常に地球に同じ面を向けています。宇宙に飛び立たないと、月の裏面は見えないのです。
月の公転周期と自転周期がぴたりと合っているのも偶然ではありません。興味が出た方は、どうぞ調べてみてください。
一問一答で基本的な知識を確認しましょう!実際のテストではもっと応用的な問題も出ますが、基本事項が定着していないと解けません。基本が一番大事ですよ!
Q1. 月が地球のまわりを1周するのにかかる日数は?
→ 約29.5日
Q2. 満月の次に見える月の形は?
→ 下弦の月
Q3. 上弦の月はどちら側が光っている?
→ 右側
Q4. 月の満ち欠けの順番を並べなさい。
→ 新月 → 三日月 → 上弦の月 → 満月 → 下弦の月 → かけていく月 → 新月
・「右から満ちて、左から欠ける」と覚える!
・満月は真ん中(15日目)と意識すると順番が整理しやすい。
・イラストや図で確認すると理解が深まる!
「上弦と下弦の順番がわからない…」「どっちから満ちて、どっちから欠けるんだっけ…」なんていうお悩みをよく聞きます。月の満ち欠けは、月、地球、太陽と3つの天体が関係しているため、頭の中だけでは整理しきれません。困ったときは簡単な図を書いて整理しましょう!
さて、ここまで読んでくださった皆様に月の満ち欠けクイズを用意しました。全5問中、何問正解できるか挑戦してみてください!
第1問:月の満ち欠けが起こる主な原因は?
正解:月・地球・太陽の位置関係によるもの
第2問:右半分が光って見える月の名前は?
正解:上弦の月
第3問:月が地球のまわりを1周するのにかかる日数は?
正解:約29.5日
第4問:満月の次に見える月の形は?
正解:下弦の月
第5問:月の満ち欠けの正しい順番は?
正解:新月 → 三日月 → 上弦の月 → 満月 → 下弦の月 → かけていく月 → 新月
福岡北エリア東郷校教室長。福岡教育大学教育学部出身。勉強を楽しく!を目指しています。 楽しく勉強するためには、「できた!」の喜びが重要です。小さな「できた!」を積み重ねていくうちに、最初はとてもできないと思っていたことが達成できるようになります。昨日のできなかったを今日のできたに変える教育を目指して日々奮闘しています