夏休みも8月に入り、「宿題は順調?」という会話が増える時期になりました。
ドリルやワークは少しずつ進めていても、最後まで残ってしまう宿題があります。
それが作文や読書感想文です。
「何を書けばいいか分からない。」
「原稿用紙を前にすると手が止まってしまう。」
「本は読んだけれど、感想が書けない。」
毎年、多くの中学生がこのような悩みを抱えています。
保護者の方も、「早く書きなさい」と声をかけるものの、なかなか進まず困ってしまうことがあるのではないでしょうか。
しかし、作文や読書感想文は、文章を書く才能があるかどうかで決まるものではありません。
大切なのは、「書き方」を知ることです。
今回は、8月からでも十分間に合う作文・読書感想文の進め方をご紹介します。
作文が苦手な生徒ほど、いきなり原稿用紙に向かってしまいます。
しかし、何も準備をせずに文章を書こうとしても、なかなか言葉は出てきません。
まず取り組んでほしいのは、「書くこと」ではなく「書く材料を集めること」です。
例えば作文なら、
・夏休みに一番印象に残った出来事
・部活動や習い事で頑張ったこと
・家族旅行や地域の行事
・自分が成長したと感じた出来事
などを思いつくまま書き出してみましょう。
一つの出来事について、
「いつ」
「どこで」
「誰と」
「何をした」
「その時どう思ったか」
という5つを書くだけでも、作文の土台になります。
原稿用紙の前で悩むより、まずはメモを作ることが大切です。
読書感想文で最も多い失敗は、本の内容ばかりを書いてしまうことです。
もちろん、どんな本を読んだのかを簡単に紹介することは必要です。
しかし、感想文の中心になるのは本の内容ではなく、自分自身の考えです。
例えば、
「主人公の行動を見てどう感じたか。」
「自分なら同じ場面でどうしただろう。」
「今までの自分の経験と似ていることはあったか。」
こうした内容を書くだけで、感想文らしい文章になります。
また、「面白かった」「感動した」だけでは評価されにくいものです。
なぜ面白いと思ったのか。
なぜ心が動いたのか。
その理由まで書くことができれば、文章に深みが生まれます。
読書感想文は、本を紹介する文章ではなく、「本を読んで変化した自分」を伝える文章だということを意識してみてください。
作文や感想文を書くとき、「最初から完璧に書こう」と考える生徒は少なくありません。
しかし、プロの作家でも一度で完成させることはほとんどありません。
まずは最後まで書き切ること。
その後で、
「同じ表現が続いていないか。」
「伝わりにくい文章はないか。」
「もっと具体的な出来事を書けないか。」
という視点で読み返すことが大切です。
また、保護者の方が添削するときも、「ここは違う」とすべて直すのではなく、
「ここはどういう意味?」
「その時はどんな気持ちだったの?」
と質問をしてあげると、お子様自身の言葉で書き直す力が育ちます。
文章を書く力は、一度身につけば高校受験はもちろん、高校・大学受験、小論文、さらには社会人になってからも役立つ力です。
夏休みの宿題だからこそ、「提出するため」ではなく、「考える力を育てる機会」として取り組んでほしいと思います。
作文や読書感想文は、毎年多くの中学生が苦手意識を持つ宿題です。
しかし、
・書く材料を整理すること
・自分の考えを書くこと
・一度で完成させようとしないこと
この3つを意識するだけでも、文章は驚くほど書きやすくなります。
8月に入って「まだ何も手を付けていない」という状態でも、決して遅くはありません。
正しい手順で進めれば、十分に間に合わせることができます。
当塾では、作文や読書感想文についても、一人ひとりの学年や課題に合わせてサポートしています。
「何を書けばいいか分からない」「文章がまとまらない」「書き始められない」といったお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
夏休みの宿題を終わらせるだけでなく、「書くことが少し楽しくなった」と感じてもらえるよう、一人ひとりに寄り添った指導を行っています。
残りの夏休みを有意義に過ごし、新学期を気持ちよく迎えましょう。
広島駅前校 仁保校 府中校 府中北校 段原校 翠町校 皆実町校 hitoto広島校 宇品校
5-Days仁保教室 教室長。得意科目は国語・英語。生徒・保護者の不安を解決できるよう日々精進しています。