福岡県にお住まいの保護者の皆様、中学生の皆さん、こんにちは。
近年、福岡県の公立高校入試は大きな変革の時期を迎えています。かつては「3月の一般入試一発勝負」というイメージが強かったのですが、現在は「いかに早く、戦略的に合格を掴むか」が合否を分ける鍵となっています。
今回は、最新の入試制度の仕組みから、今すぐ取り組むべき対策までを徹底解説します。
現在、福岡県の入試制度は大きく分けて「特色化選抜」「推薦入試」「一般入試」の3段階で行われます。まずは、1月・2月に実施される早期入試について理解しましょう。
近年、導入校が急増しているのがこの「特色化選抜」です。
学校ごとに独自の基準(スポーツ実績、生徒会活動、特定の教科の成績など)を設け、中学校長の推薦を必要とせず、生徒が自らの意思で直接出願できるのが最大の特徴です。作文や面接、実技試験などが中心で、学力試験(5教科)が課されないケースがほとんどです。
従来からある制度で、「中学校長の推薦」が必要になります。特色化選抜を導入していない高校や、一部の伝統校で実施されています。学力だけでなく、部活動や学外活動の実績、そして「その高校で学びたい」という強い意欲が重視されます。
もっとも大きな違いは「校内選考の有無」です。
推薦入試: 中学校内での厳しい選考をパスし、校長先生の「お墨付き」をもらう必要があります。
特色化選抜: 高校が示す「出願条件(内申点など)」を満たしていれば、校内選考を経ずに出願可能です。
ここで、注目すべきデータをご紹介します。令和元年から令和7年にかけて、福岡県の入試定員の配分は劇的に変化しています。
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年度 |
特色化選抜の状況 |
一般入試への影響 |
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令和元年 |
一部の高校・学科のみで実施 |
定員の大部分が一般入試 |
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令和4年 |
進学校(福岡中央、春日など)へ拡大 |
一般入試の枠が実質的に減少 |
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令和7年(最新) |
多くの普通科進学校で導入・定員拡大 |
一般入試の倍率が高まる傾向 |
特色化選抜の定員枠が広がり、相対的に一般入試の枠が削られています。 つまり、「一般入試で頑張ればいい」という考え方だけでは、合格の門戸が狭まっているのが現状です。
福岡県の入試において、避けて通れないのが「内申点(調査書点)」です。
一般入試では「当日点(300点満点)」と「内申点(45点満点)」の両方が評価されますが、実は特色化選抜や推薦入試の出願条件そのものが「内申点○点以上」と設定されていることがほとんどです。
内申点が足りなければ、1月・2月のチャンスを一度も使えずに、3月の一般入試という「狭き門」に挑むことになってしまいます。
福岡県の内申点は、中学3年生の成績が非常に重く評価されます。
「2学期の期末テストで頑張ればいい」と考える生徒も多いですが、それは大きな間違いです。
積み上げの法則: 1学期の内容が理解できていないと、2学期の応用範囲で点数を取ることは不可能です。
評価の確定: 多くの学校で、3年前半の成績は「特色化選抜」の出願を検討する際の大きな判断材料になります。
心の余裕: 1学期に高得点を取っておくことで、「自分はできる」という自信を持って受験期後半に臨めます。
もちろん、3月の一般入試が本番であることに変わりはありません。
5教科各60点、合計300点満点の記述式試験が行われます。福岡県の入試問題は「思考力」を問う問題が増えており、単なる暗記では通用しません。
内申点をしっかり確保した上で、当日点をもぎ取る実力を養う。この「二段構え」が合格への唯一のルートです。
入試制度が変わっても、変わらない鉄則があります。それは「早く動き出した者が勝つ」ということです。
「自分にはどの入試スタイルが合っているのか?」「志望校の特色化選抜の条件は?」
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「志望校合格」という最高の笑顔のために、私たちと一緒に第一歩を踏み出しましょう!
福岡北エリア東郷校教室長。福岡教育大学教育学部出身。勉強を楽しく!を目指しています。 楽しく勉強するためには、「できた!」の喜びが重要です。小さな「できた!」を積み重ねていくうちに、最初はとてもできないと思っていたことが達成できるようになります。昨日のできなかったを今日のできたに変える教育を目指して日々奮闘しています。