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2025.09.30

学部と学環の違いを知ろう ― 偏らない学びが未来を切り拓く

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学環とは?

大学を選ぶとき、多くの人が「学部・学科」という言葉を思い浮かべますよね。しかし、近年はそれに加えて「学環(がっかん)」という仕組みを導入する大学が全国で増えてきています。学環は、文系や理系といった従来の枠を越えて学ぶことができる新しい学びの場です。この記事では「学部と学環の違い」を具体例で解説しながら、なぜ偏らない学びが社会で役立つのかを紹介します。

 

学部と学環、どう違う?

学部は「縦に深掘りする学び」。たとえば経済学部なら経済学、理学部なら物理学や化学を専門的に学びます。一方で学環は「横に広げる学び」。経済学も学びつつデータサイエンスに触れたり、化学を学びながら社会とのつながりを研究したりと、複数の分野を組み合わせて学ぶのが特徴です。例えるなら、学部は「一本の専門街に深く入り込む旅」、学環は「いくつもの街をまたぎながら全体の地図を描く旅」と言えるでしょう。

 

偏った学びは社会に出てから不利?

現代の社会課題は、文系・理系どちらかの知識だけで解決できるほど単純ではありません。
理系だけ学んだ場合:最新の技術を開発しても、法律・経済・倫理を理解していなければ社会に実装できない。
文系だけ学んだ場合:政策や経営を語れても、AIや環境技術の基礎を知らなければ現場感覚に乏しくなる。
たとえば、再生可能エネルギーを広めるには「工学の知識(理系)」と「地域社会との調整や経済性(文系)」が両方必要です。どちらかに偏ってしまうと、実社会での総合力が不足してしまうのです。

 

「学環」を名乗る大学の具体例

ここからは、実際に「学環」という名を冠している大学の例を見ていきましょう。

佐賀大学 コスメティックサイエンス学環

化学や生物をベースに、美容・医学・経済を横断的に学びます。共通テストでは国数英理が必要、個別では化学を重視。就職先は化粧品メーカーや研究開発職が中心になる見込みです。取得可能資格は学芸員や関連学部の教員免許。

 

和歌山大学 社会インフォマティクス学環

経済学・観光学・工学を横断し、データサイエンスを社会に生かす学び。共通テストは幅広い科目が課され、個別では小論文や面接型も。将来はIT企業や官公庁、観光産業に強く、情報処理系資格の取得支援があります。

 

熊本大学 情報融合学環

2024年4月に設置された新しい学環で、文理融合型の教育を通じてデータサイエンスやICT活用能力を育成します。少人数制の授業やPBL演習を取り入れ、半導体やデジタル技術に関連する知識を深めることができます。卒業後は製造業、金融業、教育業など多様な分野で活躍が期待されます。

 

茨城大学 地域未来共創学環

地域課題を文理横断で解決することを目標に、フィールドワークを重視。入試は共通テスト+学部個別。就職は地元企業や自治体、教育分野に強い。取得資格は教員免許・学芸員。

 
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名前にはないけれど実質「学環」の大学

一方で「学環」という言葉を使っていないものの、学際的で実質は学環と同じ大学もあります。

 

・東京大学 教養学部
入学した学生がまず 1・2年生のあいだ必ず所属する学部 です。人文科学・社会科学・自然科学を横断するカリキュラムが用意されており、文系・理系を問わず幅広い基盤を築くことができます。ここで培った教養が、その後の専門学部での学びに直結するのです。卒業後の進路は多彩で、官公庁・マスコミ・大手企業など幅広い分野で活躍しています。また、教員免許や司書資格といった資格の取得も可能で、学際的な知識と実践的な力を兼ね備えた人材を育成しています。

 

・京都大学 総合人間学部
人文学・社会科学・自然科学をつなぐカリキュラム。卒業生は研究職や公務員、企画職へ進む人が多く、教員免許も取得できます。その他には、九州大学や大阪大学なども「学部横断プログラム」や「学際科目群」を設けており、制度上は学環と同様の役割を果たしています。

 

学環を選ぶメリットとは?

学環の魅力は「専門を組み合わせて新しい答えをつくれる力」が養えることです。社会が複雑化する今こそ、文理融合の視点を持った人材が求められています。一方で、デメリットは「専門性を一本で深めたい人には物足りない」可能性がある点。将来研究者になりたいなら学部での専門教育が王道ですが、幅広い視点を社会で活かしたいなら学環が有利です。

 

まとめ

「学環」はまだ全国的に数は少ないですが、確実に広がりつつある新しい学びの形です。文系と理系の壁を越えた教育は、社会に出てから大きな武器になります。大学選びの際には「学部」だけでなく「学環」という選択肢にもぜひ目を向けてみましょう。未来のキャリアに必要なのは、一つの専門だけでなく「つなぐ力」だからです。

 
ミツカル教育通信で取り上げていただきました!
インタビュー記事は、以下のURLから確認いただけます。
https://resemom.jp/kyoiku/interview/5-days-interview/
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この記事を書いた人

野芥教室教室長_波多江泰宏

こんにちは!5-Days 野芥教室の教室長、波多江です。このページをご覧いただき、ありがとうございます! これまで多くの生徒さんと関わる中で感じているのは、「勉強がちょっと苦手かも…」という子ほど、ふとした瞬間にぐんと伸びる力を持っているということです。だからこそ、まずは「できた!」という小さな成功体験を積み重ねること、そしてそれを毎日しっかり承認することがとても大切だと考えています。当教室では、ただ知識を教えるだけでなく、「自分で勉強する力」を育てることを大切にしています。学校のテスト対策はもちろん、将来にもつながる“本物の学力”を、私たちと一緒に身につけていきましょう!皆さんにとって安心して通える教室、そして前向きな気持ちになれる場所を目指して、スタッフ一同、日々取り組んでいます。 まずは体験授業や教室見学だけでも大歓迎です!お会いできるのを楽しみにしています!

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