理科の勉強で「電気」の分野は、目に見えないだけに難しく感じる人もいるかもしれませんね。でも、ご安心ください!電気の基礎中の基礎である「オームの法則」をマスターすれば、一気に理解が進みます。
この記事では、オームの法則を分かりやすく解説し、その覚え方から使い方、実際の計算例までをご紹介します。さあ、一緒に電気の扉を開きましょう!
オームの法則とは、電気回路における「電圧(V)」、「電流(I)」、「抵抗(R)」の3つの関係を示した重要な法則です。ドイツの物理学者ゲオルグ・ジーモン・オームによって発見されました。
簡単に言うと、「電流は電圧に比例し、抵抗に反比例する」という関係です。
電圧(V): 電流を流そうとする「圧力」や「勢い」のことで、単位はボルト(V)。水鉄砲で水を押し出す力に例えられます。
電流(I): 実際に流れる電気の「量」や「流れ」のことで、単位はアンペア(A)。水鉄砲から出てくる水の量に例えられます。
抵抗(R): 電流の流れを妨げる「邪魔」のことで、単位はオーム(Ω)。水が通る道の細さに例えられ、道が細いほど流れにくくなります。
この関係を式で表したものが、オームの法則の基本形です。
V = I × R
この式から、次のこともわかります。
抵抗(R)が一定のとき、電圧(V)を大きくすると、電流(I)も大きく(比例)なります。
電圧(V)が一定のとき、抵抗(R)を大きくすると、電流(I)は小さく(反比例)なります。
オームの法則は、知りたい値によって式を変形させる必要があります。いちいち変形させるのは面倒…というときに役立つのが、「V I Rの三角形」です!

三角形の一番上にV(電圧)、下にI(電流)とR(抵抗)を配置します。
知りたい文字を指で隠すと、残った文字の関係がそのまま公式になります。

この三角形さえ覚えておけば、どの値を求めるときも迷うことはありません!
オームの法則は、回路図に描かれている2つの値(V、I、Rのどれか)が分かれば、残りの1つの値を必ず計算できるという点で非常に便利です。
家電製品を例に考えてみましょう。
必要な抵抗(R)を求める: 特定の電圧(V)で、安全に流したい電流(I)が決まっている場合、必要な抵抗の大きさを設計するために使います。
流れる電流(I)を求める: 家庭用の電圧(V)と、使用する電化製品の抵抗(R)がわかっている場合、どれくらいの電流が流れるかを計算し、ブレーカーが落ちないかなどを確認できます。
電気の分野だけでなく、私たちの身の回りにある多くの電気製品の設計や安全管理に、この法則は欠かせないものとなっています。
それでは、オームの法則を使って、実際に問題を解いてみましょう。
問題: 抵抗が10Ω(オーム)の電熱線に、1.5A(アンペア)の電流を流すとき、必要な電圧Vは何Vですか?
解き方:
電圧Vを求めるので、公式は V = I × R を使います。
V = 1.5A × 10Ω
V = 15V
答え: 15V
問題: 30Vの電源に、50Ωの抵抗をつないだとき、流れる電流Iは何Aですか?
解き方:
電流Iを求めるので、公式は I = V/R を使います。
I = 30V/50Ω
I = 0.6A
答え: 0.6A
問題: 12Vの電圧をかけたら、0.3Aの電流が流れた。このときの抵抗Rは何Ωですか?
解き方:
抵抗Rを求めるので、公式は R = V/I を使います。
R = 12V/0.3A
R = 40Ω
答え: 40Ω
オームの法則は、電気の計算問題の基礎の基礎です。
V = I × R
この基本の式と、覚え方の「V I Rの三角形」をしっかり頭に入れておけば、複雑な電気回路の問題にも自信を持って立ち向かえます。
「電気は苦手だ…」と思っている方も、まずはこの法則と計算問題の練習から始めてみましょう!
ミツカル教育通信からインタビューを受けました!
インタビュー記事は、以下のURLから確認いただけます。
https://resemom.jp/kyoiku/interview/5-days-interview/
福岡北エリア東郷校教室長。福岡教育大学教育学部出身。勉強を楽しく!を目指しています。 楽しく勉強するためには、「できた!」の喜びが重要です。小さな「できた!」を積み重ねていくうちに、最初はとてもできないと思っていたことが達成できるようになります。昨日のできなかったを今日のできたに変える教育を目指して日々奮闘しています。