毎日個別塾 5-Days<

お問合せ

無料体験

資料請求

0120-935-472

公式ブログBLOG

5-Days公式ブログ

2025.06.25

「犬公方」は本当に愚将だったのか? 徳川綱吉、逆転の歴史評価!

まずはご相談ください!

第一章 予想外の将軍、徳川綱吉の誕生

みなさんは「徳川綱吉(とくがわつなよし)」という将軍の名前を聞いたことがありますか?江戸時代の5代将軍として知られ、歴史の授業では「犬公方(いぬくぼう)」というあだ名でよく取り上げられます。犬を大切にしたという理由で、無能で愚かな将軍と考えられることも多いのですが、本当にそうなのでしょうか。

綱吉は1646年に生まれました。彼が将軍になるのは、兄たちが早くに亡くなったため、まさかの展開でした。当初は将軍になることは考えられていなかったため、学問に力を入れ、儒学や仏教の教えを深く学びました。これは後の政治にも大きく影響を与えます。

当時の日本は、自然災害や飢饉、そして社会の不安定さに悩まされていました。そんな状況で、綱吉は「武力で国を治める時代は終わった。これからは学問と道徳で国を平和に治めるべきだ」と考えました。この新しい政治の形こそ、彼が目指した「文治政治(ぶんちせいじ)」だったのです。さて、彼の政策はどのようなもので、歴史の評価はどのように変わってきたのでしょうか。

 

第二章 命を慈しむ「生類憐みの令」の真実

綱吉の政策の中で最も有名なのは「生類憐みの令(しょうるいあわれみのれい)」です。この法令はすべての生き物の命を大切にし、特に犬の保護に力を入れたことで知られています。これが「犬公方」というあだ名の由来となりました。

歴史の教科書では、この法令は「異様なもの」として奇妙に扱われることが多いのですが、実は深い意味がありました。綱吉は儒学や仏教の教えに従い、「すべての命は尊い」と考えていました。社会の弱い立場にあるものや生き物を守ることで、世の中の道徳心を高めようとしたのです。

例えば、赤ちゃんを捨てることを禁止したのも、弱者を保護しようという思想の表れでした。しかし、この法令は庶民の生活には重くのしかかり、反発も多かったのは事実です。犬をかわいがるための経費が増え、農民たちは負担に感じたこともありました。

けれども、「生類憐みの令」は単なる動物愛護ではなく、当時の社会に必要だった「命の尊さを通じた平和の理念」の一つだったのです。歴史をもう少し深く見ると、綱吉の政策は人々の心を整え、争いを減らすための新しい挑戦だったことがわかります。

 

第三章 知と徳で国を治める―湯島聖堂と文治政治

綱吉のもう一つの大きな功績は、学問や教育を重視したことです。彼は武力や権力だけでなく、「知」と「徳」によって国を治めることを目指しました。その象徴が江戸の「湯島聖堂(ゆしましょうどう)」です。

湯島聖堂は、徳川家康が開設した儒学の学問所ですが、綱吉の時代に幕府直轄の最高学府として整備されました。ここでは朱子学(しゅしがく)を中心に儒学が教えられ、武士や役人たちが礼節や倫理を学びました。湯島聖堂は単なる学校ではなく、「日本の道徳と政治の根幹を支える聖地」だったのです。

また、綱吉は「武家諸法度(ぶけしょはっと)」の改定にも関わりました。これは武士の生活や行動を規律する法律で、綱吉は武士に質素で礼儀正しい生活を求めました。単なる戦う者ではなく、学問と礼節を重んじる「理想の支配階級」として武士の役割を高めようとしたのです。

こうした学問と規律の強化は、江戸幕府の安定を支え、後の文化発展の基盤となりました。綱吉の「文治政治」は、力だけに頼らず、知と徳によって社会を整える新しいリーダー像を示しました。

 

第四章 経済政策の苦悩と時代の限界 ~飢饉・大火に立ち向かう~

徳川綱吉の時代は平和が続いた一方で、自然災害や社会の課題も多く存在しました。特に飢饉(ききん)や大火は、庶民の生活に深刻な影響を及ぼしました。綱吉はこうした危機にどう対応したのでしょうか。

当時、日本では度重なる天候不良や冷害により、米を中心とした農作物が不作となる飢饉が起こりました。農民たちは年貢(税金)を納めることが難しくなり、生活も非常に苦しくなりました。綱吉は飢饉に対し、救済策を講じました。例えば、年貢の減免や食料の配給を行うなど、被害を最小限に抑えようとしました。

また、飢饉が原因で起こる一揆(農民の反乱)を未然に防ぐため、幕府は情報収集を強化し、地方の状況を把握しようと努めました。こうした対策は完全ではなかったものの、時代の限界の中でできる限りの対応だったと言えます。

さらに、江戸や京都など大都市では度重なる大火が大きな問題でした。特に江戸では、木造家屋が密集していたため、一度火災が起きると甚大な被害となりました。綱吉は火事に備え、防火対策を強化しました。具体的には、防火用の溜池(ためいけ)を整備し、消防組織の体制を整えるなどの努力を重ねました。

 

また、町人や武士の間で火の元を厳重に管理する規則を作り、火災の再発防止を目指しました。これらの対策は後の江戸の防災体制の基盤となり、多くの命と財産を守ることにつながりました。

こうして、飢饉や大火という大きな試練に対しても、綱吉はできる限りの策を講じ、幕府の安定を守ろうと尽力しました。しかし、自然災害の多さや経済の複雑さは、彼の力だけではどうにもならない部分も多く、これが彼の政治の評価に影を落とす原因にもなりました。

歴史を学ぶ私たちは、こうした難しい時代背景を理解することで、綱吉の挑戦と限界をより正しく見つめることができます。

 

第五章 平和が花開かせた元禄文化の輝き

徳川綱吉の治世、特に元禄年間(1688〜1704年)は、日本の歴史の中でも文化が大きく花開いた黄金期として知られています。この時代は、長い戦乱の時代が終わり、江戸幕府の支配が安定し、全国的に平和な社会が続いたことで、人々の生活にゆとりが生まれました。

こうした社会の安定は、経済の発展にもつながり、とくに都市部の町人(商人や職人などの庶民)が活発に活動できるようになりました。町人たちは、豊かな暮らしの中で文化や娯楽に興味を持ち、独自の文化を築いていきました。これが「町人文化」と呼ばれるものです。

町人文化の代表的な例には、松尾芭蕉の俳句があります。芭蕉は自然や日常の美しさを短い言葉で表現し、多くの人々に親しまれました。また、井原西鶴は町人の生活や感情を生き生きと描いた小説を多数書き、庶民の心に響く作品を生み出しました。近松門左衛門は人形浄瑠璃という新しい演劇形式を確立し、物語性の深い作品で多くの観客を魅了しました。

このように、多くの芸術や文学は、江戸という大都市の平和で豊かな生活があってこそ育まれたのです。戦国時代のような混乱が続いていたら、これほどの文化の発展は難しかったでしょう。

また、平和な社会は人々の価値観にも変化をもたらしました。武士の支配は続いていたものの、町人たちも経済力を背景に社会で重要な役割を果たし始め、「楽しみ」や「美」を追求する気風が強まりました。遊郭や茶屋、歌舞伎など、多様な娯楽産業もこの時代に急成長し、江戸文化の華やかさを象徴しています。

つまり、元禄文化は徳川綱吉の「文治政治」とそのもたらした平和の土台の上に咲いた、日本文化の黄金時代だったのです。この時代の文化は、現代の私たちの生活や考え方にも大きな影響を与えています。

 

第六章 愚将か先見の明か? 綱吉が問いかけるもの

これまで見てきたように、徳川綱吉は経済面での失敗もあった一方で、「命の尊さを訴えた将軍」「学問と文化を育てたリーダー」としての顔も持っています。

歴史は一つの視点だけでは判断できません。時代や価値観の変化によって評価も変わります。私たちが歴史から学ぶべきは、過去の出来事を通して自分の考えを深め、未来に活かすことです。

「犬公方」は本当に愚将だったのか? それとも、時代を先取りした賢者だったのか?その答えはひとつではありません。歴史の問いかけを受け止め、自分の意見を持つことこそ、学びの醍醐味(だいごみ)なのです。

 


毎日個別塾5-Daysでは、

無料体験や学習相談も随時受付中です。
「ちょっと話を聞いてみたい」という方も、お気軽にご相談ください!

無料体験授業のお問い合わせはこちらから

一緒に一歩ずつ前進していきましょう!

まずはご相談ください!

この記事を書いた人

野芥教室/波多江泰宏

こんにちは!5-Days 野芥教室の教室長、波多江です。このページをご覧いただき、ありがとうございます! これまで多くの生徒さんと関わる中で感じているのは、「勉強がちょっと苦手かも…」という子ほど、ふとした瞬間にぐんと伸びる力を持っているということです。だからこそ、まずは「できた!」という小さな成功体験を積み重ねること、そしてそれを毎日しっかり承認することがとても大切だと考えています。当教室では、ただ知識を教えるだけでなく、「自分で勉強する力」を育てることを大切にしています。学校のテスト対策はもちろん、将来にもつながる“本物の学力”を、私たちと一緒に身につけていきましょう!皆さんにとって安心して通える教室、そして前向きな気持ちになれる場所を目指して、スタッフ一同、日々取り組んでいます。 まずは体験授業や教室見学だけでも大歓迎です!お会いできるのを楽しみにしています!

キャンペーン情報

(全員対象)毎日コース最大20コマ無料!

体験終了後、面談をさせて頂き、お子様に合わせた今後の学習プランをご提案させていただきます。

定期試験対策・受験対策にも使えます!毎日の学習習慣の定着化、苦手克服などにぜひご活用ください。

入塾特典無料コマ一覧はこちらです。

  • ※入塾から2ヶ月以内に適用
  • ※入塾時お申し込みで3ヶ月以上の継続お申し込み家庭に限ります。
春期特訓

5-Daysの春期特訓で劇的変化を起こそう!!

お子様一人ひとりに合わせたカリキュラムで、この春の目標達成をサポートいたします!

毎日通える個別指導塾だからできる、短期間での劇的な変化を実感ください!

体験・学習相談などお気軽にお問い合わせください。

フリーコール 0120-935-472

受付時間 13:00~22:00(日祝除く)