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「うちの子、テストの点はそこまで悪くないんだけど、伸び悩んでる気がする…」
「集中力が続かなくて、すぐに勉強をやめてしまう…」
日々、生徒や保護者の皆様と接していると、このようなお悩みをよく耳にします。そして共通して言えることがあります。それは、「成績が良い=将来も安泰」ではないということ。
逆に言えば、今すぐに高得点が取れなくても、「学習を継続する習慣」がある子どもは、確実に未来で伸びていくのです。
今回の記事では、「勉強の習慣化」という、目には見えづらいけれど、人生を左右するほど大きな力について掘り下げていきます。
「学力」は突き詰めれば、「知識×習慣」の掛け算で決まると私たちは考えています。知識量が多くても、それを支える習慣がなければ定着しません。逆に、習慣があれば、知識は自然と積み重なっていくのです。
習慣化にはこんなメリットが…
①勉強に対する心理的ハードルが下がる
②一夜漬けに頼らず、定期的に復習ができる
③勉強を“自分事”として捉えられるようになる
④小さな成功体験を積み重ねて自信が育つ
例えば、「毎日10分だけ英単語を読む」「ご飯の後に10分数学問題を解く」など、たったこれだけのことでも、1年間続ければ莫大な学習量になります。
継続の力は、短期の成果よりも圧倒的に長期で効いてきます。
なぜ今、「成績よりも習慣」とまで言うのか? それは、勉強の習慣は将来の人生を支える「学び続ける力」に直結するからです。
例えば大学生になれば、テスト対策のような“与えられる勉強”は激減し、自分で課題を設定し、資料を読み、計画を立てて取り組む“自律的な学び”が求められます。社会人になっても同じです。
●新しいスキルを学ぶ
●資格を取得する
●昇進や転職に備える
こうした場面で求められるのは、「わからないことに向き合い、学び続けられるかどうか」。
その土台こそが、「学生時代に築いた学習習慣」なのです。
勉強習慣がつかない背景には、「やる気がない」と決めつけられがちです。でも、実際は違います。
子どもが勉強を続けられない理由とは?
●目的が見えず、学習が“なんのためか”が分からない
●毎回、気分で勉強しており、習慣化の軸がない
●勉強の難易度が合っていないため、挫折しやすい
●家の環境が学習に集中しにくい
●結果ばかり求められて、プロセスを認められない
つまり、やる気がないのではなく、「習慣をつくる環境とサポート」が整っていないだけなのです。
それでは、どうすれば勉強を習慣として定着させることができるのでしょうか。ここでは、私たちが塾で指導する中で効果的だった方法を紹介します。
「夕飯の前」「お風呂の後」「寝る前10分」など、毎日同じ時間に勉強をすることで、脳が「この時間は勉強の時間だ」と認識するようになります。
「まずは1問だけ」「5分だけでもOK」と、“やりきれる範囲”から始めるのが大事です。完璧主義は三日坊主の敵です。
学習カレンダーやスタンプカードなどで、“続けたこと”を見える形にすると、達成感が生まれやすくなります。これは特に小中学生に有効です。
「100点えらいね」よりも、「毎日やっててすごいね」「昨日より早く取り組んだね」のように、プロセスに焦点を当てた声かけがモチベーションを保ちます。
ときには保護者の方が横で本を読んだり、家事をしながらでも「一緒に頑張ってる感」を出してあげると、子どもは安心して継続できます。
塾には、成績アップだけでなく「勉強を習慣づける場」としての役割もあります。
●毎週決まった時間に来て、学習に集中する
●先生とのやりとりがペースメーカーになる
●他の生徒と一緒に頑張ることで継続しやすい
●自分で計画を立て、実行する訓練ができる
また、家庭ではどうしても声かけがうまくいかないときもあります。そんな時こそ、第三者である塾が間に入ることで、親子関係を良好に保ったまま勉強習慣を築くことができます。
目の前のテスト結果だけで一喜一憂してしまうのは当然のこと。でも、人生という長い道のりを考えた時、本当に大切なのは「続けられる力」です。
勉強を当たり前の習慣にできた子は、自分の人生を自分で切り拓くことができます。それは、どんな成績よりも価値のある“財産”です。
「うちの子はコツコツ型かも」「まだ目立つ成績は出てないけど、ちゃんと取り組んでいる」
そう思ったら、どうか自信を持ってください。
今日も机に向かえたこと、それだけで素晴らしい一歩です。
5-Days横川教室の教室長。歴史の授業に自信があり、楽しくてわかりやすい解説が好評です。「生徒が誰かに勉強を教えられるほど得意になってほしい」を信念に、日々指導に熱を注いでいます。現在ダイエットにも挑戦中で、目標はあと5kg減!勉強も健康も、日々コツコツ積み重ねを大切にしています。