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近年、スマホやタブレットの普及で「うちの子、本を読まなくなった」という声をよく耳にします。
SNSや動画の世界は常に刺激的で、短時間で多くの情報が手に入るため、読書のように静かな活動が後回しになりがちです。
しかし、実はこの「読書離れ」の背景には、脳のホルモンの働きが深く関係しています。
そして、この“ホルモン”を味方につけることで、読書は学力や成績にも良い影響を与えるのです。
株式会社5コーポレーションの「成績帯別生活習慣調査(2025年9月)」によると、小学生・中学生では上位成績帯の生徒ほど読書時間が長い傾向が見られました。

スマホやゲームをしているとき、脳内では「ドーパミン」というホルモンが活発に分泌されています。
ドーパミンは“快楽ホルモン”とも呼ばれ、「もっと見たい」「もう少しだけやりたい」という気持ちを強く引き出します。
SNSの「いいね」や、ゲームのレベルアップなど、目に見える報酬があるときに分泌されやすく、
脳が“次の刺激”を求めるようになります。
一方、読書は目立った報酬がなく、すぐに結果が見えづらいため、
ドーパミン的には“刺激が少ない活動”に感じられてしまうのです。
読書には、ドーパミンとは異なるホルモン「セロトニン」が関係しています。
セロトニンは「心を落ち着かせるホルモン」で、集中して物語を読んでいるときや、穏やかな気持ちで過ごしているときに分泌されます。
物語に没頭し、登場人物の気持ちに寄り添う時間は、脳内にセロトニンを増やし、安定した集中力と心の落ち着きをもたらします。
これは、テスト勉強や長時間の学習に必要な“持続的な集中力”を育てる土台にもなります。
さらに、セロトニンの分泌が整うと、睡眠の質が向上し、翌日の学習効率も高まります。
読書は、まさに勉強に強い脳をつくるホルモン的トレーニングなのです。
「本を読む子は成績が良い」と聞いたことがある方も多いでしょう。
実際、全国学力調査やベネッセの教育調査でも、読書量と学力には明確な相関関係があることが示されています。
その理由は大きく3つあります。
文章を読み解く力はすべての教科の基礎です。問題文を正確に理解できる力が、成績に直結します。
登場人物の気持ちを想像したり、作者の意図を考えたりする経験が、論理的思考や記述力を鍛えます。
読書中のセロトニン分泌によって、長く集中し続ける力が自然に養われます。これはテスト勉強でも非常に有効です。
このように、読書は「知識を増やす」だけでなく、「考える力」「集中する力」「続ける力」を育てる活動でもあります。
まさに、“ホルモンと学力のダブル効果”と言えるでしょう。
子どもに読書をすすめるとき、無理に「読め」と言うよりも、“読める環境”をつくることが大切です。
・リビングに数冊、気軽に手に取れる本を置く
・親も一緒に読書時間をつくる
・読んだ感想を共有する
こうした習慣が、子どもに「読書=楽しい」と感じさせます。
また、感想を話し合うことで「共感ホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌され、親子の絆も深まります。
「どんな話だった?」「どんなところが印象に残った?」と聞くだけでも十分です。
親子の会話が増えることで、子どもの安心感が高まり、学習にも前向きな姿勢が生まれます。
短時間でも「やれた!」という達成感がドーパミンを刺激します。小さな成功体験を積み重ねることが大切です。
親がすすめるよりも、自分で選んだ本を読む方が意欲が高まります。漫画やライトノベルも立派な入口です。
読んだ本を紹介したり、家族で感想を話すことでオキシトシンが分泌され、「読書=楽しい経験」として記憶に残ります。
読書は「やらなければいけないこと」ではなく、「自分の世界を広げる時間」です。
ホルモンの働きを理解し、スマホの刺激(ドーパミン)と、読書の落ち着き(セロトニン)のバランスを取ること。
それが、子どもが自然に本と向き合える第一歩です。
読書を通して脳が整い、心が落ち着くと、学習への集中力や思考力も確実に伸びていきます。
本を読む時間は、成績を上げるための“遠回りのようで一番の近道”なのです。
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