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「うちの子、スマホばかりで全然勉強しないんです…」
これは、保護者の方から日々多く寄せられるご相談のひとつです。
スマートフォンは今や日常生活に欠かせないツール。連絡手段としてだけでなく、動画やSNS、ゲーム、検索、学習アプリなど、多機能で便利な一方で、使い方次第では学力や生活習慣に大きな影響を与えることがあります。
今回は「スマホと学力の関係性」について、データや実例をもとにご紹介しながら、家庭でできる時間管理の工夫や、塾での取り組みもあわせてご紹介します。
文部科学省が令和元年度に行った「全国学力・学習状況調査」では、興味深い結果が出ています。
1日あたりのスマホ使用時間が長くなるほど、平均正答率が下がる傾向にある
例えば、「1日2時間以上スマホを使っている中学生」は、「1時間未満」の中学生と比較して、主要教科の正答率に平均5〜10%の差が出ています。また、スマホ使用時間が「3時間以上」になると、生活リズムの乱れや集中力の低下を訴える生徒も増加傾向にあります。
もちろん、単に「スマホ=悪」ではありません。問題は “時間と目的をコントロールできているか” という点にあります。
塾の現場でよく見られる、スマートフォン使用のNGパターンをご紹介します。
通知音やバイブが鳴るたびに手が止まり、「ちょっとだけ」とSNSを開いてしまう。これが繰り返されることで、深い集中状態(ゾーン)に入れず、学習効率が極端に落ちてしまいます。
布団に入ってからもスマホを見続け、気づけば深夜1時…という生徒も少なくありません。睡眠不足は翌日の授業の集中力に大きく影響し、慢性的な学習意欲低下にもつながります。
わからない問題に直面したとき、まずスマホに手を伸ばしてしまう。“逃げ場”としてスマホを使う癖がついてしまうと、自分で問題に向き合う力が育ちません。
一方で、成績が安定している生徒たちは、スマートフォンを完全に排除しているわけではありません。
彼らの共通点は、「使う時間・目的が明確」であることです。
例えば:
○使う時間を決めている(夜21時以降は見ないなど)
○勉強中は通知を切る/スマホを別の部屋に置く
○勉強用アプリと娯楽系アプリを分けて管理
○検索や学習動画のみに使うと決めている
このように、スマホとの「正しい距離感」が取れていることで、生活リズムや集中力を保ったまま学習できているのです。
中高生は自立を意識し始める年齢。頭ごなしに「使うな!」と言っても逆効果になりやすく、親子バトルの原因にもなります。家庭では以下のようなステップでの声かけ・ルール作りがおすすめです。
「何にどれくらい使っているか」「困っていることはあるか」を聞き出し、現状を“否定せず共有”するところからスタートしましょう。
たとえば「夜21時以降はリビングで充電」「勉強時間は通知を切る」など、守れる範囲から少しずつ決めていくことが大切です。
スマホを見ずに勉強に取り組めた日には、「ちゃんとできたね」と声をかけてあげましょう。大人でも誘惑に勝つのは難しいこと。その努力を認めることで、自己肯定感とやる気が育ちます。
実は、「家ではスマホばかり触っている子が、塾では集中できている」というケースはよくあります。なぜ塾ではできるのでしょうか?
塾という“外の環境”では、「ここは勉強をする場所」という意識が働きやすくなります。周囲の生徒も同じように取り組んでいるため、自然と集中モードに入りやすいのです。
「今日はスマホ見ないで集中できたね」「この時間だけは全力でやってみよう」など、ポジティブな声かけでやる気を引き出します。
塾によっては自習室でのスマホ使用を制限しているところもあり、勉強に没頭できる空間が整えられています。
スマートフォンとの付き合い方は、単にルールで縛るだけでは改善されません。「やる気が出る環境」「集中できる時間」「適度な距離感」を実感できることで、自然と変化が起こります。
まずは一度、体験授業を通じて、お子さまに“集中できる学びの空間”を感じてもらいませんか?
ご家庭では気づけなかったお子さまの新しい一面が見えてくるかもしれません。
○スマホ使用と学力には明確な相関関係がある
○成績上位者はスマホを上手に使いこなしている
○家庭では「禁止」よりも「対話とルール作り」が大切
○塾では集中できる“環境”が整っている
お子さまの学習習慣に不安がある方は、ぜひ一度、塾での体験授業を検討してみてください。
スマホに振り回されない学びの姿勢を、一緒に育てていきましょう。
5-days横川教室の教室長。歴史の授業に自信があり、楽しくてわかりやすい解説が好評です。「生徒が誰かに勉強を教えられるほど得意になってほしい」を信念に、日々指導に熱を注いでいます。現在ダイエットにも挑戦中で、目標はあと5kg減!勉強も健康も、日々コツコツ積み重ねを大切にしています。