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2025.06.26

【中学/高校生向け】西行法師の生涯から学べるもの 〜自由に、自分らしく生きる勇気〜

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第1章 自らを信じ生きた西行法師

皆さんは、「西行法師(さいぎょうほうし)」という人物を知っていますか?

中学生・高校生の皆さんにとって、平安時代末期の僧侶というと、どこか遠い存在に感じるかもしれません。でも実は、西行の人生には、現代を生きる私たちが「自分らしく生きる」うえでの大切なヒントがたくさん詰まっています。

西行は、もともとは「佐藤義清(さとう のりきよ)」という名で、京都の名門に生まれました。将来を期待されたエリートでしたが、29歳の時に突然すべてを捨てて出家。自分の心に正直に生きる道を選び、旅をしながら自然と向き合う人生を歩みました。

この記事では、西行の生き方を通して、「本当の自由とは何か」「どうすれば自分らしく生きられるのか」を、一緒に考えてみたいと思います。西行の自由で柔軟な生き方は、今まさに将来に迷いを感じる皆さんにとって、大きな励ましとなるはずです。

 

第2章 エリートから一転、自分を取り戻す決断

西行は若くして、学問・武芸・和歌の才能に恵まれ、上皇に仕える「北面の武士」となりました。当時の貴族社会では、この地位はまさに夢のような成功といえるものでした。

しかし、西行はその華やかな生活の中で、「自分はこのままで本当にいいのか?」という迷いを感じるようになります。恋人を失った悲しみや、貴族社会の争いに疲れた心が、次第に彼を変えていきました。

そして29歳のとき、すべてを捨てて出家します。名誉も、家族も、財産も――。とても大きな決断でした。現代で言えば、東大や京大に合格した人が、突然すべてをやめて旅に出るようなものです。

けれども西行は、「自分の心に誠実でありたい」という思いを貫いたのです。この姿勢は、進路や将来に迷い、不安を抱える皆さんにとって、勇気をくれるはずです。他人の期待に応えることも大切ですが、自分の心の声に耳を傾けることも、もっと大切なのです。

 

第3章 桜に託した思い、今を生きる大切さ

西行が一生をかけて愛したもの――それは「桜」でした。

彼の代表的な歌に、次のようなものがあります。

願わくは 花のもとにて 春死なむ その如月の 望月のころ

意味は、「もし願いが叶うなら、春の満開の桜の下で死にたい。旧暦二月の満月の夜に――」。この歌には、桜のように美しく、儚く散っていく命を愛し、今この瞬間を大切に生きたいという思いが込められています。

西行は、吉野山などの桜の名所を訪れ、何度も何度も桜の歌を詠みました。満開の桜のもとで感じる「生きている」という実感。けれど同時に、その花がすぐに散っていくことから「命の儚さ」を学びました。

現代の私たちも、スマートフォンやテストに追われる日常の中で、ふと立ち止まる瞬間が必要です。西行の桜の歌は、「今この瞬間を、もっと大切にしてみよう」と教えてくれるのです。それは、未来の不安にとらわれすぎず、“今”を生きる中でしか見つけられない幸せがあるというメッセージでもあります。

 

第4章 権力者にも屈しない、自分の信念

西行は、平清盛や源頼朝といった、時代の頂点に立った人物たちとも関わりがありました。

たとえば平清盛は、武士として初めて太政大臣にまで出世した人。かつての仲間であった西行に敬意を示しましたが、西行はそれに媚びることなく、むしろ権力に対して距離を置きました。

源頼朝もまた、西行を深く尊敬していたとされています。西行は頼朝に対して、「人の上に立つ者こそ、心を磨くべきだ」と語ったと伝えられています。このように、西行はどんな立場の人にも、ぶれない自分の考えを持って接していたのです。

この姿勢から私たちが学べるのは、「地位や人気ではなく、自分の信念を持って生きること」の大切さです。中学・高校では、どうしても周りの評価やSNSの“いいね”が気になってしまうもの。でも、西行のように「何を信じて生きるか」が、最終的には自分の人生を形作るのです。

 

第5章 旅の中で見つけた“心の自由”

出家後の西行は、各地を旅しながら、自然と対話し、人々とふれあい、詩を詠み続けました。

彼は仏教の「無常」という教え、つまり「この世のすべては移り変わるもの」という考えを大切にしていました。でもそれは、ただ諦めるということではなく、「だからこそ、今この瞬間を誠実に生きよう」という前向きな姿勢だったのです。

 

世の中を 何にたとへん 山吹の 花こそ人の 命なりけれ

この歌では、命を山吹の花にたとえて、「美しいけれど、すぐに散ってしまうもの」と詠んでいます。まさに、「今を大切に」というメッセージです。

進路に悩んだり、勉強で落ち込んだり、人間関係でつらくなることもあるでしょう。でも、そういうときこそ、西行のように「旅に出るような心持ち」で、いったん立ち止まって深呼吸してみてください。自分の心と向き合う時間が、きっと新しい一歩のヒントになるはずです。

 

第6章 西行からのメッセージ 〜自分らしさを信じて〜

西行法師の生き方には、現代を生きる私たち中高生に向けた、たくさんのメッセージがあります。

誰かの期待に応えるのではなく、自分の本当の気持ちを大切にする

成功よりも、自分の心が納得する生き方を選ぶ

自然や日常の中にある、小さな美しさを感じる心を忘れない

周りに流されず、自分の“軸”を持つ

こうした西行の生き方は、私たちが学校や社会で感じる「プレッシャー」や「不安」から少し自由になるヒントをくれます。

桜が咲く春、風に舞う花びらを見上げながら、西行の歌を思い出してみてください。「願わくは 花のもとにて 春死なむ」。この一首に込められた思いは、今を精一杯、自分らしく生きようとする皆さんへの、静かだけれど力強いエールなのです。

どんなに時代が変わっても、「自分を信じて、自由に生きる」ことは、きっと人生を豊かにする鍵になります。西行のように、自分の心に正直な一歩を、勇気をもって踏み出してみましょう。

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この記事を書いた人

野芥教室 波多江泰宏教室長

こんにちは!5-Days 野芥教室の教室長、波多江です。このページをご覧いただき、ありがとうございます! これまで多くの生徒さんと関わる中で感じているのは、「勉強がちょっと苦手かも…」という子ほど、ふとした瞬間にぐんと伸びる力を持っているということです。だからこそ、まずは「できた!」という小さな成功体験を積み重ねること、そしてそれを毎日しっかり承認することがとても大切だと考えています。当教室では、ただ知識を教えるだけでなく、「自分で勉強する力」を育てることを大切にしています。学校のテスト対策はもちろん、将来にもつながる“本物の学力”を、私たちと一緒に身につけていきましょう!皆さんにとって安心して通える教室、そして前向きな気持ちになれる場所を目指して、スタッフ一同、日々取り組んでいます。 まずは体験授業や教室見学だけでも大歓迎です!お会いできるのを楽しみにしています!

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