2026年の広島県公立高校入試の合格発表が行われました。受験された中学3年生の皆さん、そして支えてこられた保護者の皆さま、本当にお疲れ様でした。
今年の入試は、例年通り基礎力も重要かつ、思考力を問う問題が多く出題されました。自己採点の結果や入試問題を振り返りながら、「思ったより難しかった」「問題文が長かった」と感じた受験生も多かったのではないでしょうか。
この記事では、
①2026年広島県公立高校入試の難易度
②各科目の出題傾向と分析
③来年度の受験生が今から行うべき対策
を、広島県の入試傾向を踏まえて解説します。
広島県で高校受験を控える中学生や保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

大問構成・小問構成・配点が昨年と変わった科目もありましたが、入試全体としての難易度は大きく変わらず、例年通りのレベルであったと考えられます。
広島県公立高校入試は、毎年大きな形式変更が少なく、過去問の形式に近い問題が出題される傾向があります。そのため、しっかりと過去問を解き、出題傾向を理解したうえで各科目の苦手単元を克服してきた受験生にとっては、比較的取り組みやすい試験だったのではないでしょうか。
一方で、広島県公立高校入試の特徴として挙げられるのが、問題文の文章量の多さです。単に知識を問う問題だけでなく、複数の資料や文章、グラフなどから必要な情報を読み取り、それらをもとに考察する問題が多く出題されます。
2026年の広島県公立高校入試においても、この傾向は変わらず、特に国語・社会では長い文章を読みながら設問に答える問題が多く、さらに数学では考え方を書く記述問題も出題されています。そのため、問題自体の難易度は高くなくても、正確に読み取る力や時間配分が得点を左右した受験生も多かったのではないでしょうか。
このように広島県公立高校入試では、「基礎知識の理解」に加えて「文章や資料を読み取る力」「自分の考えを整理して記述する力」が求められる試験となっています。日頃から教科書内容の理解を深めるだけでなく、文章を読みながら考える学習や記述問題の練習を積み重ねていくことが、今後の受験対策として重要になってくるでしょう。

| 大問番号 | 出題内容 |
| 1 | 漢字・語彙 |
| 2 | 小説文 |
| 3 | 論説文 |
| 4 | 古文 |
昨年度と形式が変わり、2026年の広島県公立高校入試では大問が4題構成となりました。ただし、小問数については23問(2025年も23問)と変化はなく、設問数自体は例年と同程度の分量でした。そのため、問題数の面では大きな違いはありませんが、問題の配置や出題順が変わったことに戸惑った受験生もいたのではないでしょうか。
特に今回の入試では、大問1で漢字や語彙の問題が出題された点が特徴的でした。これまでの広島県公立高校入試では、漢字や語彙の問題は小説文や論説文などの読解問題の中で出題されることが多く、読解の途中で解く形式が一般的でした。しかし、今年はそれらが独立した大問として最初に配置されたことで、「いつもと違う」と感じ、少し焦ってしまった受験生もいたかもしれません。ただし、出題形式が変わったとはいえ、問われている内容自体は基礎的な漢字や語彙の知識であり、日頃から教科書や問題集でしっかり学習していれば十分に対応できる問題だったと言えるでしょう。広島県公立高校入試では、こうした細かな形式変更が行われることもありますが、基本的な出題内容や求められる力は大きく変わることはありません。
例年通り、記述問題が多く、難易度自体は高かったといえるでしょう。
受験本番では、普段とは異なる問題の配置や出題形式に出会うこともあります。しかし、そのような場面でも慌てることなく、一つ一つの問題を落ち着いて解いていく「平常心」が非常に重要になります。実力を発揮するためには、普段から過去問演習などを通して入試形式に慣れておくことに加え、どのような問題が出題されても冷静に対応できる心構えを持つことが大切だと言えるでしょう。
小問数は8問、配点は各1点の計8点でした。「漢字の読み」から3問、「漢字の書き」から3問、「熟語の構成」から1問、「品詞」から1問出題されました。
今年の広島県公立高校入試では、漢字や語彙などの国語知識問題が大問1として独立して出題されました。これまでの入試では、漢字や語句の問題は小説文や論説文の読解問題の中で出題されることが多かったため、最初に独立した大問として出題されたことに戸惑った受験生もいたかもしれません。
ただし、問われている内容自体は基本的な漢字の読み書きや語句の意味、文法的な知識など、中学校の国語で学習する基礎的な範囲でした。日頃から教科書やワークを通して漢字や語彙を確実に身につけている受験生であれば、比較的得点しやすい問題だったと言えるでしょう。
広島県の国語では、このような基礎知識問題が毎年出題されるため、受験対策としては、漢字の読み書きや語句の意味、文法などの基礎事項を確実に身につけておくことが重要です。
やや難しい漢字の問題としては以下の通りです。
●[漢字の読み] 海外進出を 企 てる。 ⇒ 《解答》くわだ
●[漢字の書き] ケワ しい山道を登る。 ⇒ 《解答》険
小問数は6問、配点は17点でした。大問2では、小説文を題材とした読解問題が出題されました。登場人物の会話や行動、心情の変化を読み取りながら、内容を正確に理解する力が求められる問題でした。
設問では、
●登場人物の心情を読み取る問題
●行動の理由を説明する問題
●本文中の表現の意味を考える問題
などが出題されており、文章の内容を根拠に答える読解力が必要でした。
また、例年通り「生徒の会話」などの追加文章を読んだうえでの、その内容に合うような文章の記述を求められる問題が出題されています。
広島県の小説問題では、登場人物の心情の変化を丁寧に追うことが重要です。会話文や行動の描写の中に、登場人物の気持ちを読み取るヒントが多く含まれているため、文章全体の流れを意識しながら読むことが大切です。
小問数は4問、配点は15点でした。大問3では、社会的なテーマを扱った論説文(評論文)が出題されました。筆者の主張や文章の構成を読み取りながら、内容を理解する問題となっていました。
設問では、
●筆者の主張を読み取る問題
●本文の内容を整理する問題
●本文の表現の意味を説明する問題
などが出題され、文章全体の構成を理解する力が問われていました。
また、例年通り「生徒の会話」や「意見文」を追加で読んだうえでの問題の形式となっていました。
論説文では、筆者の意見と具体例の関係を整理しながら読むことが重要です。また、「しかし」「つまり」「例えば」などの接続語に注目すると、文章の流れをつかみやすくなります。
小問数は5問、配点は10点でした。大問4では古文が出題されました。広島県公立高校入試では、古文と漢文が交互に出題されている傾向があり、昨年は古文が出題されたため、今年は漢文だと思った受験生は少し戸惑ったことでしょう。ただ、あくまで "傾向" なので、古文・漢文ともにしっかりと勉強していた生徒は十分解けたのではないでしょうか。
今回の古文でも、
●古文の内容理解
●登場人物の行動や心情
●現代語訳に関する問題
などが出題されていました。
古文の場合は「現代仮名遣いになおす問題」は毎回出題されており、今年も出題されました。
古文は難しく感じる受験生も多いですが、広島県の入試では基本的な語句や文脈を理解できれば解ける問題が多い傾向があります。
そのため、古文の学習では
●基本的な古語
●文章の大まかな内容把握
を中心に対策しておくとよいでしょう。

| 大問番号 | 出題内容 |
| 1 | 地理分野(世界地理・日本地理) |
| 2 | 歴史分野(略年表パターン) |
| 3 | 公民分野(政治と社会の仕組み) |
| 4 | 総合問題 |
昨年と同様に、2026年の広島県公立高校入試の社会は大問4題構成で出題されました。大問の数自体は昨年度と変わりませんでしたが、小問数については27問(2025年は23問)とやや増加しており、全体として解くべき問題量は昨年よりも多くなっていました。そのため、時間配分に苦労した受験生もいたのではないでしょうか。
また、今回の入試では記述問題が7問出題されており、資料や文章の内容をもとに自分の言葉で説明する問題も見られました。社会の入試では、用語を覚えているだけでなく、資料を読み取ったり内容を整理したりして記述する力が求められます。そのため、こうした記述問題に慣れていない受験生にとっては、やや難しく感じられた可能性があります。
さらに、選択問題も14問出題されていました。選択問題は一見すると解きやすく感じられることもありますが、選択肢の文章をしっかりと読み比べる必要があり、知識だけでなく理解力も求められる問題となっています。特に社会では、似た内容の選択肢が並ぶことも多く、細かな違いを正確に判断することが重要になります。
そのため、今年は難易度が高かったのではないかと考えられます。
このように今回の社会の試験では、問題数の増加や記述問題の出題によって、知識の定着に加えて資料を読み取り、内容を整理して答える力が求められる試験であったと言えるでしょう。そのため、基礎知識をしっかりと身につけたうえで、資料問題や記述問題の練習を積み重ねてきた受験生にとっては対応しやすい試験であったと考えられます。
小問数は7問、配点は12点でした。大問1では地理分野から出題され、世界地図やグラフ、資料などを読み取る問題が中心となっていました。世界地図上の地点をもとに、産業や都市の特徴を考える問題が出題されており、地図と資料を組み合わせて考える力が求められていました。
また、気温や降水量のグラフを読み取り、どの地域の気候を表しているかを判断する問題も見られました。このような問題では、単に知識を覚えているだけでなく、グラフや統計資料の特徴を正確に読み取る力が重要になります。
広島県公立高校入試の地理では、地図・統計・グラフなどの資料を使った問題が多く出題される傾向があります。そのため、地理の学習では地名や産業を覚えるだけでなく、資料を見ながら考える練習をしておくことが重要です。
小問数は7問、配点は13点でした。大問2では日本史を中心とした歴史分野が出題されました。年代順に並べる問題や、出来事の内容を理解して答える問題など、歴史の流れを理解しているかどうかを問う問題が多く見られました。
資料としては、歴史上の出来事をまとめた年表や文章資料などが提示され、それをもとに設問に答える形式となっていました。こうした問題では、単に用語を覚えているだけでなく、出来事の背景や時代の流れを理解していることが重要になります。
歴史分野の対策としては、出来事を単独で覚えるのではなく、「なぜ起こったのか」「その後どのような変化が起こったのか」といった流れを意識して学習することが大切です。
小問数は7問、配点は12点でした。大問3では公民分野が出題され、政治や社会の仕組みに関する問題が中心でした。憲法や選挙制度、社会保障など、現代社会に関する基本的な内容が問われています。
また、図やイラストを使った問題もあり、制度の仕組みを理解しているかどうかが問われていました。例えば、選挙制度や社会の仕組みを図で示し、それをもとに考える問題などが見られます。
今回は「クラウドファンディング」を答えさせる問題が出題され、驚いた受験生もいるのではないでしょうか。公民分野では、用語を覚えるだけでなく、制度の仕組みや役割を理解していることが重要です。ニュースなどで扱われる社会問題にも関心を持っておくと、理解が深まりやすくなります。
小問数は6問、配点は13点でした。大問4では、地理・歴史・公民の内容を組み合わせた総合的な問題が出題されました。資料やグラフ、地図などをもとに考える問題が多く、複数の情報を整理しながら答える必要がありました。
特に近年の入試では、統計資料やグラフを読み取りながら考える問題が増えており、今回の入試でもその傾向が見られました。資料の内容を正確に読み取り、そこからどのようなことが言えるのかを考える力が求められます。
広島県公立高校入試の社会では、このような資料読み取り型の問題が毎年出題されています。そのため、普段の学習でも教科書や資料集の図やグラフを意識しながら学習することが大切です。

| 大問番号 | 出題内容 |
| 1 | 小問集合Ⅰ |
| 2 | 小問集合Ⅱ |
| 3 | 文字式と規則性 |
| 4 | データの活用 |
| 5 | 関数 y=ax² の利用(図形との融合問題) |
| 6 | 円周角の定理と合同な図形(証明) |
2026年の広島県公立高校入試の数学は、例年と同様に大問6題構成で出題されました。小問数は18問(昨年は22問)と減少しましたが、計算過程が複雑になった問題も増えたため例年通りといったところです。証明・説明問題も例年通り3問出題されました。
特に広島県の数学では、前半は計算・基礎問題、後半は思考力を問う応用問題という構成が毎年見られます。そのため、前半の問題で確実に得点を積み重ね、後半の応用問題に時間を残すことが重要になります。また、記述式の問題も出題されており、途中の考え方を書く問題では論理的に説明する力も求められています。
小問数は8問、各2点の合計16点で例年通りでした。大問1は計算や基本事項を中心とした小問集合として毎年出題されています。
出題内容は以下の通りです。
(1) 正負の数の計算 (2) 文字式の計算
(3) 平方根の計算 (4) 二次方程式の計算
(5) 1次関数 (6) 関数y=ax²
(7) 回転移動と対称移動 (8) 標本調査
どの問題も教科書レベルの基本問題が中心であり、基礎計算や基本知識が確実に身についているかどうかを確認する問題となっていました。ここでの得点が数学全体の点数に大きく影響するため、計算ミスを防ぎながら確実に解くことが重要です。
小問数は2問、配点は各3点の合計6点でした。例年、大問2では3問出題されていたことから1問減少しましたが、計算量が増え、解くのにかかる問題が出題されました。
(1)三平方の定理と空間図形の融合問題
毎年出題されている「三平方の定理」は今年は空間図形との応用問題で出題されました。空間図形⇒平面図形へ変換し、三平方の定理を正しく使えるかが求めあれる問題でした。
(2)関数と場合の数・確率の融合問題
問題のパターンとしてはサイコロの問題のため、表をかけば解けますが、問題条件の理解が難しい問題で、計算過程も多かったかと思います。かなり苦戦した受験生も多かったのではないでしょうか。
大問3以降は各単元の問題になります。2026年の大問3では奇数と偶数を使った性質の証明についての問題でした。小問数は2問、配点は7点です。
以下の知識・スキルが必要な問題となっていました。
●奇数と偶数を文字を使っておくことができる(奇数:2n+1など、偶数:2nなど)
●○の倍数の証明
●差が○、和が○などを文字を使って表すこと
問題文を正確に読み解き、必要な条件にそって文字をスムーズにおけるかどうかが重要な大問でした。
また、証明問題では完答できずとも、部分点を狙って分かるところまでは諦めずに書くことが重要です。
大問4は箱ひげ図や表を使った統計の問題が出題されました。小問数は2問、配点は7点でした。
(1)度数分布表から相対度数を求める問題でした。相対度数をスピーディーかつ正確に求めることができるかどうかが重要な問題でした。
(2)2つの箱ひげ図を比較し、問題文に示された傾向がある理由を説明する問題でした。箱ひげ図の読みとり方、どのように比較すればいいのかを受験生に問う問題で難易度は高かったのではないでしょうか。ただ、部分点を狙って少しでも解答できるかどうかが重要です。
大問5は平面図形と関数分野の融合した問題で、過去あまり出題されなかった形式だったため、困惑した受験生もいたのではないでしょうか。小問数は3問、配点が9点でした。
(1)実際に解いてみると分かりますが、図形の重なり部分がどのような図形になるのかを図示できるかがポイントでした。その際に使うのが「相似」の関係です。計算自体は難しくはないですが、関数分野に相似の関係を使うという問題で、いきなり苦戦した生徒も多かったのではないでしょうか。
(2)(3)重なった図形の底辺と高さを文字でおきつつ、ここにも相似の関係性があることを見抜けないと難しい問題でした。この大問はかなり苦戦した生徒も多かったかと思います。
このような、解いたことのないような問題でも解き切れるような "応用力" を普段から意識して問題を解くようにしていくことが重要です。
大問6は証明問題で、円周角の定理などを使った合同な図形の証明問題でした。配点は5点でした。今年の図形の証明問題は比較的難易度は易しめで毎年出題される「円周角の定理」をしっかりとやり込んだ生徒にとっては解きやすい問題だったのではないでしょうか。
証明問題では、
●図形の性質(二等辺三角形や正三角形などの性質)
●相似や合同の条件
●円周角の性質
などを組み合わせて考えることが重要です。
広島県公立高校入試では、このような図形の証明問題が毎年出題される傾向があるため、基本的な証明問題の練習をしておくことが重要です。

| 大問番号 | 出題内容 |
| 1 | 小問集合 |
| 2 | 生物分野(細胞分裂と生物の成長) |
| 3 | 地学分野(地層や岩石) |
| 4 | 化学分野(化学変化と物質の質量の関係) |
| 5 | 物理分野(光の性質) |
昨年度、新たに大問1に生物・地学・物理・化学分野からそれぞれ2問ずつの計8問の小問集合が出題されました。2026年度入試においても、この大問構成は変化がありませんでした。小問数は24問(昨年は25問)と少し減少しましたが、難易度自体は例年よりやや易化したかと思われます。
例年通り、生物・地学・物理・化学分野からそれぞれ1題ずつの大問となり、概ね傾向通りの出題単元となりました。また、広島県公立高校入試では、今年においても計算問題や知識問題だけでなく、実験結果や資料をもとに考察する問題や記述問題も多く見られ、思考力・表現力が問われる入試となっています。
小問数は8問で配点は各2点の計16点で昨年度と同じでした。大問1では、各分野からそれぞれ2問ずつ出題されています。記号問題もあれば、語句問題、計算問題、作図問題などと、回答パターンも様々でした。昨年度との違いとしては、1問の中で3箇所の回答が必要で完答で得点というパターンが2問ありました。
出題単元は以下の通りです。
(1)重力の分力(物理 / 作図問題)
(2)電力量(物理 / 計算問題)
(3)密度(化学 / 計算問題 ※回答は記号)
(4)原子(化学 / 語句問題)
(5)花の各部位(生物 / 記号問題)
(6)消化酵素の働き(生物 / 記号問題)
(7)地球の年周運動(地学 / 記号問題)
(8)季節風の仕組み(地学 / 記号問題+語句問題)
どの問題も、教科書レベルの基本事項を正確に理解しているかが問われています。計算問題も含まれていましたが、いずれも基本的な公式を理解していれば対応できる内容でした。ここは全問正解しておきたい大問です。
大問2では、生物分野から植物のつくりや細胞に関する問題が出題されました。小問数は4問、配点は8点でした。
顕微鏡観察や根の成長に関する実験をもとに、
●細胞の特徴
●成長の仕組み
●観察結果の考察
などを答える問題となっていました。
広島県公立高校入試では、単なる知識だけでなく、実験結果からどのようなことが分かるのかを考える力が求められています。記述問題も含まれており、内容を自分の言葉で説明する力が必要でした。
大問3では、地層や岩石などに関する地学分野の問題が出題されました。小問数は4問、配点は9点でした。
地層の重なりや各岩石の性質を資料をもとに回答する形式で、
●地層の重なりから、堆積した時の環境の判断
●各化石のの性質
などを考える問題となっていました。
地学分野では、図や模式図をもとに考える問題が多く、図を正確に読み取る力と、図や実験結果から考察する力が重要になります。
大問4では、化学変化に関する問題が出題されました。小問数は4問、配点は9点でした。
炭酸水素ナトリウムとクエン酸の反応をテーマに、
●気体の発生とその調べ方
●化学反応の仕組み
●質量の変化
などを考える問題が出題されています。
また、実験結果のグラフをもとに考察する問題もあり、実験の流れを理解したうえで結果を分析する力が求められました。内容自体はそこまで難しい問題ではありませんでしたが、語句暗記だけでは突破できないようになっているのが広島県公立高校入試の特徴です。「実験の各操作を行う理由」や「実験結果からの考察」がきちんとできるのかを受験生に問う問題で出題されています。
大問5では、光と凸レンズに関する問題が出題されました。小問数は4問、配点は8点でした。
2026年度の問題では、
●像の大きさ
●スクリーンとの距離
●鏡があるときの光の進み方
などをもとに、凸レンズや鏡でできる像の性質を考える問題となっていました。
「凸レンズの焦点距離の求め方」や「凸レンズの光の進み方」「鏡と像の見え方」など、教科書内容の問題ではありますが、正確に理解できているかを問う問題が多かったかと思います。

| 大問番号 | 出題内容 |
| 1 | リスニング |
| 2 | 対話文読解 |
| 3 | 長文読解 |
| 4 | 条件英作文 |
2026年の広島県公立高校入試の英語は、例年通り大問4題構成で出題されました。小問数は22問と昨年度と同じでした。、内容は、「リスニング」「対話文読解」「長文読解」「条件英作文」の4題構成で、これも例年通りでした。
広島県公立高校入試では、単語や文法の知識を問う問題だけでなく、対話文であればグラフの内容の把握、長文読解であれば本文内容の要約や言い換え問題が出題されるのが特徴です。今回の入試でも、その形式通りで、内容を理解しながら考える問題が中心となっていました。
全体の難易度としては、基本的な語彙や文法を理解していれば対応できる問題が多く、例年通り標準レベルであったと考えられます。ただし、長文読解の分量や英作文の内容によっては、時間配分に苦労した受験生もいたのではないでしょうか。
特に近年の広島県公立高校入試では、
●長文読解の比重が大きい
●英作文での表現力が重視される
といった傾向が強まっています。そのため、単なる知識の暗記だけでなく、英文を正確に読み取り、自分の考えを英語で表現する力が求められる試験となっています。
大問1ではリスニング問題が出題され、例年通り、問題Aはイラスト選択や内容理解の選択問題、問題Bが対話を続けるための英文記述、問題Cが放送内容に関する自由英文記述となっていました。小問数は6問、配点は13点です。
問題Aには、
●会話の内容に合うイラストを選ぶ問題
●スケジュールや場所などの情報を聞き取る問題
など、日常的な場面を想定した内容が出題されています。
問題Bや問題Cでも、扱われている語彙や表現は中学校で学習する基本的な内容が中心であり、難しい単語が多く使われているわけではありません。集中して聞き取る力と、聞いた内容を素早く理解する力が重要になります。
また、リスニング問題では「聞き取れるかどうか」だけでなく、「聞き取った情報をもとに正しい選択ができるか」という理解力も求められます。そのため、普段から音声を聞きながら内容をイメージする練習をしておくことが大切です。
大問2では、会話形式の英文をもとにした読解問題が出題されました。小問数は8問ですべて記号問題、配点は12点と例年通りでした。
今回は緑茶をテーマにした会話が扱われており、身近な話題を通して英語でのやり取りを理解する問題となっていました。
設問では、
●会話の流れを理解する問題
●空所補充問題
●内容一致問題
などが出題されており、会話全体の流れを正確に把握する力が求められました。
また、グラフ(緑茶の輸出量)をもとにした問題も含まれており、英文だけでなく、資料と組み合わせて考える力も必要とされています。こうした問題では、数値の変化や傾向を正しく読み取り、それを英文の内容と結びつけて考えることが重要です。
会話文問題では、一文一文を訳すのではなく、「誰が何について話しているのか」「話の目的は何か」を意識して読むことがポイントになります。
また、広島県公立高校入試では対話文の内容についての要約英文や対話文が追加し、本文内容との比較を行う問題が出題されるのが特徴です。今年度も出題されましたが、英文自体が長く、かなり時間を使ってしまったという受験生もいたのではないでしょうか。時間内に正確に読み解く練習を積んでおくことが重要です。
大問3では、まとまった長さの英文を読み取る長文読解問題が出題されました。小問数は8問、配点は17点でした。本文内容は学校生活や課外活動・部活動などの経験や成長に関する体験談であり、比較的理解しやすいテーマではありましたが、文章量が多く、しっかりと内容を整理しながら読む必要があります。
設問では、
●内容理解問題
●英文の並び替え
●理由を説明する問題
などが出題され、単に読むだけでなく、文章の流れや筆者の考えを把握する力が求められました。
特に長文読解では、
●段落ごとの要点をつかむ
●重要な情報を見抜く
●設問に必要な部分を探す
といった力が重要になります。
広島県の英語では長文の比重が大きいため、日頃から英文を読む習慣をつけているかどうかが得点に大きく影響します。
また、大問2と同様に本文内容についての追加英文があり、本文内容との比較を行う問題が出題されています。本文内容での言い換えを正確にできるかどうかが重要な問題で、かなり難易度は高いですが、上位校を目指す生徒にとっては必ず得点したい問題です。
大問4では英作文が出題されました。配点は8点です。ここ直近3年ではテーマが示され、それについての意見を条件に合わせて、まとまりのある英文で書く問題となっています。2026年度の出題されたテーマは、「日常生活でごみを減らすためにできること」について、自分の考えと理由を英語で書く問題でした。
条件として、
①自分のアイデアを1つ書くこと
②理由をこれまでの経験を含めて書くこと
③30語以上55語以内で書く
が指定されており、単なる短文ではなく、ある程度まとまった英文を書く必要があります。
採点基準を見ると、
●内容が適切であるか
●文の流れが自然であるか
●語数を満たしているか
といった点が評価のポイントとなっており、文法の正確さだけでなく、伝わる英文になっているかが重視されています。
英作文は受験生の間で差がつきやすい分野であり、普段から自分の考えを英語で書く練習をしているかどうかが重要になります。

2026年の広島県公立高校入試を分析すると、すべての教科に共通しているのは、「基礎力+思考力+記述力」が求められている点です。単なる暗記だけでは対応できず、「理解して使う力」が重要な入試となっています。
ここでは、来年度受験を迎える中学3年生に向けて、今から実践すべき具体的な対策を紹介します。
広島県公立高校入試では、どの教科も教科書レベルの内容が土台となっています。
実際に今回の入試でも、
数学 → 小問集合は教科書レベル
理科 → 基本知識+実験理解
社会 → 用語+資料の組み合わせ
といった形で、基礎ができているかどうかで大きな差がつく構成でした。
そのため、最優先でやるべきことは『学校ワークを「完璧にできる状態」にすること』です。
具体的には
●1回解いて終わりにしない
●間違えた問題を3回解き直す
●「なぜそうなるか」を説明できる状態にする
ここまでできれば、入試の土台は完成します。
広島県公立高校入試で多くの受験生が苦戦した原因は「問題文が長い」ことです。
これは国語だけでなく、
英語 → 長文読解・対話文
社会 → 資料+文章
理科 → 実験+文章
数学 → 条件理解
すべてに共通しています。
つまり必要なのは『速く正確に読む力』です。
対策としては
●英語:毎日長文を1題読む
●国語:要約練習をする
●社会・理科:資料+文章をセットで読む
これを習慣化することで、入試本番の「時間不足」を防ぐことができます。
広島県の入試は、「記述問題が非常に多い」という特徴があります。2026年も、ほぼ全教科で記述力が問われました。
対策としては『「答えを書く」ではなく「理由を書く」練習』が重要です。
具体的には
●「なぜそうなるのか」を毎回言語化
●模範解答を写すだけでなく構造を理解
●自分の言葉で書く練習をする
これを徹底することで、上位校合格に直結します。
2026年の入試では、
●数学:関数×図形の融合問題
●社会:クラウドファンディング
●理科:実験考察
●英語:資料×読解
など、「見たことはないが、考えれば解ける問題」や「解きなれていない形式」が多く出題されました。
これは『思考力問題(=応用力)』です。
対策としては
●「解き方を覚える勉強」から卒業する
●「なぜその解法になるのか」を考える
●少し難しい問題にも挑戦する
この意識が非常に重要です。
英語は特に差がつきやすい教科です。
広島県公立高校入試の特徴は
●長文の分量が多く、配点も高い
●英作文の配点が高い
という点です。
対策としては
《長文》
●毎日1題読む(時間を測る)
●段落ごとに要点をまとめる
《英作文》
●「型」を覚える(I think ~ because ~ など)
●30語以上書く練習をする
●自分の意見を書く習慣をつける
これを続けることで、安定して得点できるようになります。
数学は配点の取り方が非常に重要です。
広島県公立高校入試の特徴は
●前半=簡単(確実に取る)
●後半=難しい(部分点狙い)
です。
対策としては
●小問集合は満点を狙う
●証明・応用は途中まで書く練習
●「諦めない」習慣をつける
これだけで得点が大きく変わります。
今回の広島県公立高校入試を見て、多くの保護者の方が次のように感じられたのではないでしょうか。
「うちの子、ちゃんと入試問題に対応できるのだろうか…」
「勉強はしているけど、点数につながっていない気がする」
「何から受験対策を始めればいいのか分からない」
「このままで志望校に合格できるのか不安…」
実際に2026年の入試では、
● 文章量が多い問題
● 記述・説明問題の増加
● 初見の思考力問題
が多く、「ただ勉強しているだけ」では対応が難しい入試となっていました。
多くのご家庭で見られるのが、「勉強時間は増えているのに、成績が上がらない」というケースです。
その原因は、
●勉強のやり方が合っていない
●分からないまま進んでいる
●復習ができていない
●家庭学習が管理できていない
といった「質」の問題にあることがほとんどです。
特に広島県公立高校入試では、『理解して使える力(=本当の学力)』が求められるため、やり方が合っていないと結果に結びつきません。
受験生の多くが陥ってしまう、典型的な失敗パターンをご紹介します。
① ワークを「1回やって終わり」
→ 解き直しをしていない
→ 間違いがそのまま残る
結果:同じミスを繰り返す
② 「暗記中心の勉強」になっている
→ 理由や仕組みを理解していない
結果:思考力問題・記述問題で失点
③ 長文を読む練習をしていない
→ 英語・国語・社会で時間不足
結果:解ける問題も落とす
④ 英作文・記述を避けている
→ 書く力がついていない
結果:配点の大きい問題で差がつく
⑤ 家庭学習が「やりっぱなし」
→ 何をどれだけやったか把握できていない
結果:勉強の質が上がらない
広島県公立高校入試で結果を出すために必要なのは、ただ勉強時間を増やすことではなく、「正しいやり方で継続すること」です。
そのためには
●何をやるか(内容)
●どうやるか(方法)
●どれくらいやるか(量)
この3つを適切に管理する必要があります。
毎日個別塾5-Daysでは、
●一人ひとりに合わせた学習計画
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●定期テストから入試まで一貫指導
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を行っています。
さらに、教育DX「ヤルキプラス®」を活用し、家庭学習の時間・内容・習慣まで見える化することで、「やっているつもり」を「結果」に変えていきます。
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小さな改善が、大きな結果につながります。
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広島県福山市内の5教室と岡山県倉敷市内の2教室を統括、福山春日校教室長。 生まれは広島県福山市でその後は福岡や福井と、「福」がつく地域の学習塾で勤務したのち、福山の教育を盛り上げるため戻ってきました。 個別指導塾での指導歴は長く、生徒の目標に合わせた指導方針作成や進路相談、少しでも勉強が「楽しい」「分かる!」「おもしろい!」と感じてもらえるような学習指導・相談を心がけております。 数学や理科などの理系科目の指導も得意です! また、「通ってみたい!」「気になる!」と思ってもらえるような、5-Days全教室のWeb広告や広報物の作成なども担当しています。