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2025.07.23

将来の収入を左右する「非認知能力」──中学生の今だからこそできる家庭教育とは

まずはご相談ください!

はじめに

こんにちは。

 

今回は、「子どもの将来の収入を上げるために今できること」を、科学的根拠に基づいてお話しします。

 

中学生になると学力差が見え始め、「うちの子は大丈夫かしら…」と不安に思う保護者の方も少なくないでしょう。

 

ですが、安心してください。学力だけが子どもの将来を決めるわけではありません。

 

大切なのは「非認知能力」です。

 

非認知能力が、人生の土台をつくる

非認知能力とは、数値で測ることが難しい性格的・社会的スキルのことを指します。

具体的には、忍耐力、自制心、やり抜く力(グリット)、協調性、意欲、好奇心などです。

これらは単なる「性格」ではなく、訓練や教育によって高めることができる能力です。

しかも、非認知能力を高めることで、認知能力(=学力)も後から伸びてくることが分かっています。

一方で、学力を先に伸ばしても、非認知能力が育っていなければ、人生の満足度や収入、健康、対人関係などに良い影響は現れにくいというデータもあります。

つまり、今この時期に、非認知能力を伸ばすことこそが、将来の成功を引き寄せる最大のカギなのです。

 

非認知能力を育てるには?──音楽・美術・体験活動の価値

では、どうすれば非認知能力を高められるのでしょうか。

結論から言うと、学力中心の勉強だけでは不十分です。

 

以下のような活動が、子どもの内面を育て、非認知能力を高めることに効果的だと研究からわかっています。

①音楽や美術への取り組み

音楽活動を高校卒業まで続けた生徒は、成績が良いだけでなく、勤勉性が高く、外交的で、意欲的だという結果があります。
また、美術館で絵画を鑑賞する体験を持つ子どもは、他者への寛容性が高く、批判的思考力に優れているという報告もあります。

つまり、アートは心の筋トレとも言えるのです。美術や音楽に触れることで、子どもの感性や粘り強さ、他者への共感力が育まれます。

②スポーツ・リーダー経験

スポーツには、目標設定、努力、失敗からの立ち直り、自制心いった非認知能力を鍛える要素が詰まっています。
また、部活や委員会などでリーダー経験を積むことで、協調性や責任感が養われ、自己肯定感が育ちます。

 

やり抜く力(グリット)をどう伸ばすか?

中学生の段階で最も重要なのは、「やり抜く力(グリット)」を育てることです。

研究では、リットが高い子ほど、将来の年収、学歴、仕事の満足度、結婚生活の安定性などで高い成果をあげているとされています。

グリットを伸ばす教育的アプローチ(指導者・保護者共通)

 1.目標を設定することが重要であると教える
  →「何のために取り組むのか」を自分で考えさせる

 2.目標達成には努力が必要であることを伝える
  →才能より努力の価値を理解させる

 3.失敗や挫折を建設的に考える習慣をつける
  →ミスを責めず、次に活かす思考を促す

 4.人間の能力は生まれつきではなく努力で変えられると信じさせる
  →成長思考(グロースマインドセット)を育む

これは指導者だけでなく、保護者の言葉がけにも大きく影響します。

たとえば、テストで悪い点を取っても、「やっぱり○○は苦手なんだね」と言うのではなく、

「今回は上手くいかなかったけど、どうすれば次うまくいくかな?」と声をかけてみてください。

勉強を「苦じゃなくする」3つの秘訣

「うちの子は勉強が苦手で…」という声も多く聞きますが、勉強に対する苦手意識は、正しいアプローチで軽減できます。

①目標は“インプット”に設定する

研究によると、「勉強時間を毎日1時間確保する」などのインプット目標を設定した学生の方が、

「偏差値を5上げる」といったアウトプット目標を設定した学生よりも、実際に成績が上がる傾向があります。

ポイントは、子ども自身にとって「達成可能」な目標にするこです。

親が決めるのではなく、子どもが自分で決めることに意味があります。

②習慣化する

最初は嫌でも、毎日決まった時間に取り組むことで「やるのが当たり前」になっていきます。
ゲームをやる前に10分だけでも机に向かう、というように始めるハードルを下げる工夫が大切です。

③チームで取り組む

友人と一緒に勉強する、親と学習計画を共有するなど、

「一人じゃない」感覚をつくることがモチベーションの維持に効果的です。

 

「順位」よりも「成長」を伝える

成績表や順位は保護者にとって大きな関心事ですが、最も効果的なフィードバックは「前回よりどれだけ伸びたか」を伝えることです。

さらに、子ども本人よりも、保護者に向けて適切なサポート方法を示すことが学力向上に直結します。

また、学習指導においては、「習熟度に応じた個別最適な指導」が重要です。同じ教材を使っていても、

子どもによって理解のスピードもつまずくポイントも異なります。

家庭での声かけやサポートでも、その子に合ったレベルとテンポを意識してあげましょう。

 

デジタル機器も使い方次第

低学年ほど、デジタル機器の活用効果が高いことがわかっています。

ですが、中学生にとっても、「課外フィールドワーク」「探究的学習」でのICT活用は非常に効果的です。

単なる検索ではなく、自ら課題を設定し、調べ、発表するという一連のプロセスが、深い学びと自己効力感につながります。

 

まとめ:中学生の「今」だからこそできる家庭の関わり方

中学生の時期は、心も体も大きく変わる時期です。親の言葉が届きづらくなることもあるでしょう。

ですが、非認知能力の育成は、まさにこの時期が最も効果的なタイミングです。

学力だけではなく、「やり抜く力」「好奇心」「自制心」を育てる関わり方を意識することが、子どもの将来の収入や幸福度を左右します。

ぜひ今日からでも、「結果」よりも「プロセス」を褒める声かけを始めてみてください。

そして、お子さんの興味や得意なこと、好きなことを一緒に探し、それを伸ばしていくことが、最終的に学力にも、人生全体の豊かさにもつながっていくのです。

 

参考書籍:『科学的根拠で子育て

まずはご相談ください!

この記事を書いた人

小池聡

「できた!」の感動を、生徒と一緒に。 高校には進学せず、自分の力で大検(現在の高卒認定)を取得し、その後も独学で大学進学を目指しました。誰にも頼れず、自分で計画し、自分で進める日々。嬉しさも、悔しさも、すべてが自分次第。そんな経験を通して気づいたのは、「特別な才能よりも、日々の小さな積み重ねがいちばんの力になる」ということでした。 今はその学びを、5-Days東原校で生徒たちに伝えています。 私たちのモットーは 「わからない」を「わかる」に。 「わかる」ことで自分が「変わる」。 「どうせ自分には無理…」と下を向いていた子が、「やればできた!」と顔を上げる瞬間。そんな一人ひとりの変化が、何よりの喜びです。 勉強は、決してラクな道ではありません。でも、だからこそ一緒に乗り越える価値があります。ぜひ、あなたも「できた!」の感動を私たちと一緒に味わいましょう。

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